原題:Dot the I

すべてはキスから始まった 2人の男、1人の女。・・・もうひとつの視線 狂い続ける愛の結末

2003年/イギリス・スペイン/カラー/92分/ 配給:エスピーオー

2005年04月08日よりDVDリリース 2004年7月31日、シネセゾン渋谷他にて全国ロードショー

公開初日 2004/07/31

配給会社名 0116

解説


すべてはキスから始まった。結婚の決まった女性が独身最後の夜を騒ぎ明かす「ヘン・ナイト・パーティー」。その場にいる一番セクシーな男とキスをすることがパ一ティーのルール。周りにはやしたてられるまま、軽い気持ちてキスした相手が自分の運命を変える男と感じてしまったら?そして二人の男の問で揺れ動く彼女を、もう一つの視線が追いかける。誰かに操られているのか?
それともこれは本当の運命の恋?先の読めないストーリー展開、ヒントが次の疑問を生みだす巧みなプロットでサンタンス映画祭で絶賛された異色のラブストーリーの登場。

結婚直前のヒロインを惑わす魅力的な主人公を演じるのは、カエル・カルシア・ヘルナル(『アモーレス・ベロス』『天国の口、終りの楽園』)「この役は誰にも渡したくなかった」という言葉に嘘はない。純粋でいて野性的な眼差しと、心のどこかに陰を感じさせる孤独な青年キットはまさにはまり役!今年のカンヌ国際映画祭では、若き日のチェ・ゲバラを演じた『モーターサイクル・ダイアリーズ』(今秋公開)、女装を披露したというベドロ・アルモトバル監督作『バッド・エデュケーション』2本が上映され、その演妓力の幅を見せつけた。今後はハリウッド進出と、優れた演技力ですベての国境を越えてしまう今一番目が離せない俳優である。

<dot the i>
慣用句“dot the i’s and cross the t’s”からの引用で、細かいところまで注意を払う、細部にまで十分気を配る、詳細に記す、明確に説明すること。
iとtは似ているから混同することのないように正確にiには点を打ち、tには横線を引かなければならない。
タイトルであるこの言葉が、映画の重要なキーワードとなる。

ストーリー


ストーカーと化した恋人から逃れてきたロンドンで、カルメンはバーナビ—に出会う。郊外の邸宅でひとり優雅に暮らし、彼女の全てを受け入れてくれる優しい男。やがてふたりは恋に落ち、一緒に暮らし始め、バーナビ—はカルメンにプロポーズする。だが、彼女はなぜか幸せな気分に浸れない。ある夜、ヘン・ナイト・パーティーで、カルメンは情熱的な目にとらわれるようにキスの相手にキットを選ぶ。婚約者がいながらも、運命を感じてしまったカルメン。しかし、キットと出会ってから彼女は自分を見つめるもうひとつの視線を感じ始めた・・・。

スタッフ

監督・脚本:マシュー・バークヒル
撮影:アフォンソ・ベアト

キャスト

ガエル・ガルシア・ベルナル
ナタリア・ヴェルベケ
ジェームズ・ダーシー

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