原題:aragami

堤幸彦 VS 北村龍平 野波麻帆 VS 小池栄子 大沢たかお VS 加藤雅也 映画界が恐れる新感覚映像作家2人のコラボレーションが遂に実現! 恐いものを知り尽くした堤幸彦と 恐いもの知らずの北村龍平が繰り広げる常識破壊の映像“対決”。 映画界を震憾させる監督、男優、女優による三つ巴の闘いが今始まる!

東京国際ファンタスティック映画祭2002正式出品作品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/

2002年/日本/69分/ 製作:アミューズ、オメガピクチャーズ/『DUEL』パートナーズ 配給:ザナドゥー

2004年01月23日よりDVDリリース 2004年01月23日よりビデオリリース 2003年10月4日(土)〜11月14日(金)までテアトル池袋にてロードショー公開

(C)「DUEL」パートナーズ

公開初日 2003/10/04

公開終了日 2003/11/14

配給会社名 0103

解説


新鋭・北村龍平の挑戦状
“侍”大沢たかお VS “荒神”加藤雅也

鬼才・堤幸彦に挑んだ北村龍平は、本作で『あずみ』へもつながる時代劇という新境地を開拓した。「時代劇を撮りたかったんですよ。僕の前作『VERSUS−ヴァーサス−』を持って世界の映画祭をまわっていて「『子連れ狼』以来、こんなチャンバラ初めて観た」と言われてすごいショックを受けたんですよ。“チャンバラ”というものが今までなかったんだと思って。だったら時代劇のアクションをやりたいとずっと思っていたんです。得意分野と言えば得意分野なんで、それをもうちょっと突き詰めてみたいなと思ってストーリーを考えたんです」。時代劇といっても、北村が作り出すのはもちろん普通の時代劇ではない。時代考証にとらわれず、インドやチベットの要素もふんだんに取り入れた美術や衣装を用意し、常識を打ち破る映像で魅せる密室時代劇を作り上げた。今回、初めて本格的な時代劇アクションに挑戦した大沢たかおが、ハリウッドでアクション映画の真髄を学んだ加藤雅也に真っ向から勝負する形で、美しい男優の夢の共演が実現。それぞれ役者として独自の生き方を続ける2人が、自らアイデアを出し合ってお互いの個性を激突させている。

★2人の実力派監督が激突!(ROUND1)

抜群の映像センスで超個性的な作品を作り続け、映画・TV界を縦横無尽に活躍する、今最も忙しい監督・堤幸彦。
そしてオーストラリア仕込みの破天荒な作風と斬新な映像で今までの日本映画にないアクションを追及し続け、昨年『VERSUS』で日本映画界に新風を吹き込んだ新鋭・北村龍平。
今回、この2人が同じテーマのもと、同じ製作条件で映画を競作することになりました。堤監督が突きつけた“限定された空間での2人の対決”というそのテーマを北村監督が受けて立つことになったのです。このベテランと新鋭の感覚派映像作家がお互いを切瑳琢磨して制作する夢の競演企画“DUEL”
『2LDK』(監督:堤幸彦) VS 『荒神』(監督:北村龍平)の映像激突に、ご期待下さい。

★映画業界注目の女優・男優対決!(ROUND2)

2人の監督は、本気で勝負します。そんな監督たちの熱いエネルギーを受け、この2人の作品で対決を希望するチャレンジャーな俳優が集結。豪華かつ異色のキャスティングが実現しました。
『2LDK』(監督:堤幸彦)は、デビュー作『愛を乞うひと』で18歳にしていきなり日本アカデミー賞はじめ各賞を総なめにした若手演技派女優・野波麻帆とバラエティ、ドラマ、舞台そして映画でマルチに活躍する今一番旬なタレント・小池栄子が出演。野波は、去年『案山子』で初主演し、『プラトニック・セックス』では、シングルマザー役に挑み、演技派としての評価を益々高めました。そして、小池も、今年は映画『サムライガールズ21』で初主演をこなし、TVドラマ・映画にも頻繁に出演、女優としても大活躍しています。この2人、なんと同年齢で、同じ身長、同じ出身地…そんな彼女たちが、事務所の先輩・後輩という役で、ライバル剥き出しの真に迫った“対決”を体当たりで演じます。虚と実が交錯する心理サスペンス・アクション(そしてホラー?)で、2人共々新境地を開拓するに違いないでしょう。
『荒神』(監督:北村龍平)の方は、今回新たな試みとして本格的な時代劇アクション映画に出演する大沢たかおがハリウッドでアクション映画の真髄を学んだ加藤雅也に真っ向から勝負する形で、夢の共演が実現しました。加藤はデビュー作『マリリンに逢いたい』で日本アカデミー新人俳優賞を受賞、一躍脚光を浴び、『226』『君は僕をスキになる』など大作・話題作に出演。その後はアメリカ映画に精力的に出演し、最近では『BROTHER』『荒ぶる魂たち』などで、国際派スターとしての貫禄を見せています。そんな彼がアクション映画俳優の先駆者として、大沢の挑戦を受けて立ちます。それぞれの道で、役者として独自の生き方を続ける2人が、今、自らアイデアを出し合い『荒神』の中でお互いの個性をぶつけようとしています。

★新しい興行形態への挑戦!!(ROUND3)

昨今、観客は一時間ドラマやバラエティーなどのTVや、自分の意思で途中休憩出来るビデオ中心の短い視聴生活のサイクルに慣れすぎています。そんな今のマーケットに対応するために、今回、この中編2作品の公開は2本立て興行とし、1本だけでも観られる入場料設定をしたいと考えております。このようなエンターテインメントな中編映画2本立て興行で、飽きやすい今の若者を惹き付け、且つ、ちょっとした空き時間を狙った浮動層の客を呼び込み、気軽に劇場で見ることができるような状況を作る、そんな新しい興行形態の可能性にチャレンジするつもりです。

【DUEL】《純決の10か条》THE VOW OF DUEL

1.60分(プラスマイナス10分)・2本勝負、R-18は避ける
2.ワンセット、そこから外へ出てはいけない
3.主演2人の対決を基本とする
4.片方が男優、片方が女優対決とする
5.必ず共通の小道具を画面に登場させるなどの「謎」を持つ
6.予算は同額とする
7.ビジネス面で負けたほうは罰がある、ただL、賞に関しては除外
8.テレビ放送の視聴率が高いほうに褒美があろ
9.作品それぞれにおいて黒字になるとボーナスを支給することがある
10.2本立てが1本立てになっても苦情を言わない

以上

『荒神』

日本のアクション映画の常識を打ち破る新鋭・北村龍平が
新たに挑む時代劇アクション!
大沢たかおの“わび”と加藤雅也の“さび”が激突!
初共演の人気男優2人が壮絶ソード・バトルを繰り広げる!

ストーリー



それは遠い昔の日本。鬼が出るという噂の山奥の古寺に、戦いで瀕死の重傷を負った侍(大沢たかお)が逃げ込んで来た。侍を助けたのは、一人の男(加藤雅也)。やがて傷も癒え、酒を酌み交わす二人。だが男は突然、自分は人間ではなく戦いの神”荒神”だと名乗り、自分を殺してくれと侍に依頼する。侍が生きて寺から出る方法はただ一つ。荒神と戦い、殺すこと。ついに空前の刀剣バトルが開始される。勝つのは荒神か?侍か?壮絶な死闘の果てに、侍は予期し得なかった運命の瞬間を迎える。

スタッフ

プロデュース:河井信哉
企画:堤幸彦
プロデューサー:石田雄治、梅川治男
監督:北村龍平
脚本:高津隆一、北村龍平
原案:増本庄一郎、桐山勲
音楽:森野宣彦、矢野大介
撮影:古谷巧
美術:林田裕至、安宅紀史
照明:野村泰寛
録音:岩倉雅之
編集:掛須秀一
主題歌:Paul Gilbert「Maybe,I'll die tomorrow」
制作プロダクション:ナパームフィルムズ
制作協カ:ステユーディオ スリー

キャスト

侍:大沢たかお
荒神:加藤雅也
魚谷佳苗
榊英雄
坂口拓

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