原題:Just Visiting

2001年4月6日全米初公開

2001年/フランス・アメリカ/カラー/88分/DTS / Dolby Digital / SDDS 配給:ソニー・ピクチャーズエンターテインメント

2003年03月26日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年03月26日よりDVD発売&レンタル開始 2002年11月30日よりシネマメディアージュ、ほかにてロードショー公開

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公開初日 2002/11/30

配給会社名 0042

公開日メモ ジャン・レノ扮する中世の騎士が婚約者を救うために時間を遡ろうとするが、間抜けな魔術師によって現代へタイム・スリップ! 中世のエリートは、現代では変わり者・・・・時空間を超えて、勇気のアドベンチャーが始まる!

解説



『ニューヨークの恋人』ではヒュー・ジャックマン演じる中世の貴公子が、現代のNYにタイムトリップして花嫁を見つけ、『タイムマシン』は恋人を奪ったあの瞬間を取り戻すため、ガイ・ピアース演じる科学者が過去へ飛んだ。そしてフランスを代表する俳優、我らがジャン・レノは、運命の悪戯で、12世紀の英国から、なぜか現代のシカゴの街へひとっ飛び。まさかそこで、自身の末裔に想いを寄せようとは!?。
『グランブルー』『レオン』などの渋い演技で人気のジャン・レノが、久々にラブ・ストーリーの世界に帰ってきた。鎧を付けたヒーローが、時空間を飛び越えて愛と感動を巻き起こす。それが『マイ・ラブリー・フィアンセ』だ。
なんせ900年(!)というジェネレーション・ギャップを抱えて巡り会ってしまったこの2人。自動車や電化製品など、初めて遭遇した文明の利器に驚嘆と並々ならぬ興味を示し、時としてとんでもない失態をやらかしてしまうティボルトは、最初こそ、ジュリアにとっても頭の痛〜い存在。しかし、柔なヤツが増えた現代の男たちが無くしてしまった、血族を守る勇気と気品に溢れ、代償を求めない無垢の愛情を注ぐティボールトの姿は、ジュリアならずとも、きっと女性たちのハートを奪ってしまうに違いない。
このティボールト伯爵の婚約者ロザリンドと、タイムトリップした現代で思わぬ出会いをする末喬ジュリアの2役という大役を演じるのは、NBCの人気ドラマ『Jesse』で話題のクリスティーナ・アップルゲイト。また、ティボールトと一緒に時の迷路に迷い込んでしまった従者アンドレに現在の世の中には「自由と平等」が尊重されていることを教えるアンジェリーク役に、『アメリカン・パイ』で注目のタラ・リードカ、演じている。そしてアンドレを演じるのは、“仏のロビン・ウイリアムズ”こと、人気俳優クリスチャン・クラヴィエ。レノとクラヴィエは、本作品のオリジナルである、仏の大ヒットコメディ『おかしなおかしな訪問者』(93)でも共演。実に過去、4作品で共演した絶妙なコンビネーションぶりが、本作品をさらに盛り上げている。
撮影は中世時代を英国に現存する古城と、現代を象徴する超近代的な街、米国・シカゴで実施。特に映画のクライマックス、ティボールト伯爵とジュリアが馬に跨り、シカゴのメインストリートはもちろん、名物のメトロの中まで乗り込んでしまう大胆なシーンは、愛あれば怖いものナシの2人だからこそ成せる技!監督は、『おかしなおかしな訪問者』に続いて、クラヴィエと本作品の共同脚本も手掛けているジャン・マリー・ゴーベール。

ストーリー



12世紀の英国。マルフェット城では今まさに、仏貴族のティポールト・マルフェット伯爵(ジャン・レノ)と英国王の娘ロザリンド(クリスティーナ・アップルゲイト)の婚礼が執り行われていた。しかし、ティポールトと仲違いしているウォリック伯爵(ロバート・グレンスター)の陰謀で、ティポールトは魔女が作った呪い薬入りのワインを飲んでしまう。その薬は、口にした瞬間、周囲の人物が獣のように見えるという恐ろしい幻覚症状を起こすというもの。狂気に陥ったティポールトは、誤ってロザリンドを刺し殺してしまった。
即刻死刑の判決を受け、投獄されてしまったティボールト。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、従者のアンドレ(クリスチャン・クラヴィエ)と魔術師(マルコム・マクダウェル)だった。過去を取り戻したいというティボールトの願いを叶えるため、魔術師はタイムトリップできる魔法の薬を作った。時間は、あの因縁の婚礼の日に合わせたつもりだったのだが…。
ティボールトとアンドレが目を覚ましたのは、なんと現代のシカゴの美術館。うっかり者の魔術師が薬の調合を間違え、時の迷路に迷い込んでしまったのだ。しかし、そこで目にしたのは、あの愛するロザリンドと瓜二つの女性、ジュリア・マルフェット(アップルゲイトの二役)。それはまさに、ティボールトとロザリンドの30世代未来の末喬だった。
事の次第をジュリアに説明するも、とても信じることは出来ない。だがジュリアも、ティボールトを他人とは思えなかった。ティボールトは、数年前に事故で亡くなったはずの従兄弟にソックリ。従兄弟だと信じたいジュリアは、鎧を付け、おかしな従者を引き連れたティボールトを、自宅へと連れて帰ることにした。
そんな中、ティボールトの出現を煙たがる男がいた。ジュリアの婚約者で、実業家のハンター(マシュー・ロス)だ。彼がもし従兄弟ならば、秘書で恋人のアンバー(ブリジット・ウィルソン・サンブラス)と企んでいる遺産略奪計画の邪魔者となる。だが、ジュリアはハンターの悪事をちっとも気付いていない様子。血族の一大事を知ったティボールトは、ジュリアに警告を促し、マルフェット一族に流れる「勇気こそ我が信条」をジュリアに伝える。そんな、ティボールトにハンターにはない男らしさと誠実さを感じたジュリア。しかし、ティポールトが過去に戻らなければならない時間は、刻々と迫っていた——。

スタッフ

監督:ジャン・マリー・ゴベール
脚本:シャンーマリーポワレ、クリスチャン・クラヴィエ
製作:パトリス・ルドゥー、リカルド・メストレス
製作総指揮:リチャード・ハシモト
撮影監督:ユーリ・スタイガー
作曲:ジョン・パウエル
美術:タグ・クラナー
衣装デザイン:ペニー・ローズ

キャスト

テイポールト:ジャン・レノ
アンドレ:クリスチャン・クラヴィエ
シュリア/ロザリンド:サリンド:クリスティーナ・アップルゲイト
ハンター:マシュー・ロス
アンジェリーク:タラ・リード
アンバー:ブリジット・ウィルソン・サンプラス
魔術師:マルコム・マクダウェル

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