原題:Sauvage innocence

若き映画監督フランソワと女優を志すリュシー 冬のパリの街角で二人は出逢い、恋に落ちた… ひとつの芸術<映画>を追い求めた恋人たちの 激しくも切ない、愛の物語—

2001年ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞

2001年12月21日フランス初公開

2001年/フランス/モノクロ/シネマスコープ/117分/Dolby SR 配給:ギャガ・コミュニケーションズ、ビターズエンド

2003年07月04日よりビデオレンタル開始 2003年07月04日よりDVDリリース 2002年12月21日よりシネセゾン渋谷にてレイトショー

公開初日 2002/12/21

配給会社名 0025/0071

公開日メモ 冬のパリの街角。若き映画監督フランソワと、女優を志しリュシーは出逢い、その瞬間から恋に落ちた。一本の映画を撮るために、お互いを強く必要とする二人は、純粋であるがゆえに深く傷つきあい.やがて苦悩への道を歩み始める・・・。

解説


ひとつの芸術を追い求めた恋人たちの
激しくも切ない愛の物語—

 冬のパリの街角。若き映画監督フランソワと女優を志すリュシーは出逢い、恋に落ちた。深く愛し合い、あまりにも純粋だからこそ傷つきながらも、二人はともに生き、そして映画にすべてを賭けた—。
 フランソワに今、フランスで大注目の作家メディ・ベラ・カセム、リュシーに新星ジュリア・フォールを迎えたみずみずしくも豊潤なモノクロームの世界。
 ヌーヴェル・ヴァーグの“アン・ファン・テリブル—恐るべき子供—”と呼ばれ、ゴダールからカラックスまで、世界中の映画監督から圧倒的な支持を得るフィリップ・ガレル監督の私小説ともいえる本作は、60年代末、運命的な出逢いを果たしたヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫ニコとの愛の日々が浮き彫りにされている。同じ世界観の下で生み出された二人の芸術、そして愛…。ガレル渾身の構想は、ついに20年の時を経て、完成した。
 研ぎ澄まされた冷たい白と、深く濃く温かみのある黒の甘美なモノクロームの世界に、恋人たちの激しくも切ない愛の物語が浮かび上がる。

ストーリー

冷たい風が 肌を刺す冬のパリの街角。若き映画監督フランソワは、女優を志すリュシーと出逢い、恋に落ちた。カフェに落ち着き、テーブル越しに見つめあう二人…。出逢いを重ね、二人は急速にお互いを求め合い、愛を深める。そしてフランソワは新作のヒロインにリュシーを抜擢。アムステルダムで撮影が始まる。しかし、一見順調に進んでいるかのように見えた撮影の影で、フランソワは製作資金提供の条件に悩み、リュシーは、奔放で破壊的な性格のヒロイン、マリ=テレーズをうまく演じられずに戸惑い始めていた…。

スタッフ

監督:フィリップ・ガレル
脚本:フィリップ・ガレル、アルレット・ラングマン、マルク・ショロデンコ
音楽:ジャン=クロード・ヴァニエ
撮影監督:ラウル・クタール
カメラ:ジャン=セザール・シアボ
編集:フランソワーズ・コラン
録音:アレクサンドル・アブラール
衣装:ジュスティーヌ・ピエース
製作:キース・カッサンダー

キャスト

フランソワ:メディ・ベラ・カセム
リュシー:ジュリア・フォール
シャス:ミッシェル・シュボール
オーギュスタン:ジェローム・ユーゲ
ジャジャ:ズュザァンナ・ヴァルコニィ
フランソワの父:モーリス・ガレル

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