原題:TAIL STING

サソリ超巨大化! 人間惨殺3万フィート。 ロサンジェルス行き旅客機は完全密室となった。 乗員乗客に襲いかかる20匹の巨大モンスター。 毒針が突き抜ける!はさみが切り裂く!着陸まで果たして何人が生き残るか! エア+モンスター!最強のパニック合体超娯楽作品登場!

2002年/アメリカ/93min 発売・販売:アルバトロス(DVDレンタル商品/ビデオ税抜:16,000) DVDセル版販売:パンド

2002年10月4日DVD発売&レンタル開始 2002年10月4日ビデオ発売&レンタル開始

(C)Stinger Ltd 2001

解説


旅客機に積まれた20匹の実験サソリが突如として巨大化!乗員乗客に次々と襲いかかるモンスター!高度3万フィート、時速1,000キロで飛ぷ飛行機は地獄の密室空間と化した!果たして何人生き残れるのか!究極のパニック作品、それがこの『エア・スコーピオン』だ!
パニック作品は強力な人気を確実に見込めるジャンル。中でも乗り物、モンスター、災害などは依然高い人気をる。それでも通常はテーマが一つだが、本作はなんと乗り物の中でも最も人気の高い飛行機ものに、モンスターを加えた驚くべきパニック作品である。製作者は初めから『エアポート』シリーズと、『エイリアン』シリーズを足して作り上げたかったと語っている。管制塔との連絡も取れない旅客機。その乗員乗客の団結、そしてドアが開いてしまったことで吹き飛ぶ人、モノ、あわや墜落かという、ドラマチックなエアパニックシーン、そして怪物がいつ襲って<るかわからないスリル、そして容赦なく殺される残虐なモンスターパニックシーン、両方満載の超エンターテインメント作品だ! 【チェック・ポイント!】  蜘蛛同様、そのモンスターらしさを感じさせる独特なフォルム自体かっこよくて、現物単体としてもその毒により禍々しい印象を与える蠍君だが、その割にはサソリ・モンスター作品ってそんなに多くはないよね。『キング・コング』(33)のストップ・モーションを担当したW・H・オブライエンによる古代巨大蠍が復活し大暴れの『黒い蠍』(57)を別格にすると、核戦争後の砂漠でハリボテ人喰い蠍がぬるく襲いかかる『世界が燃えつきる日』(77)くらいだろうか。それに比べりゃ、『ミクロ・キッズ』(89)の逆転世界に登場する、何故か裏庭に棲んでいた実は実物大の蠍君なんかの方が、はるかに刺激的なところを見せてくれたよね。そう、あの多間接で独特のフォルムって、ストップ・モーションやCGとかじゃないとリアルには表現し難いものは確かにあって、むしろ『アライバル』(96)の刺客エイリアン(笑)をはじめ、暗殺の道具とかとして実物使用で済ませちゃってることが多いのが現状みたい。  そんなサソリモンスター映画に一石を投じるべく…などと製作者が思ったか否かは定かではないが、パニック映画の定番航空機ものの要素をミックスし、密閉空間でのモンスターとの絶望的なバトルを描いたのが本作だ…なんて力んでみましたがモンスター描写には、これまでの成功2作で採られたストップ・モーションも、“ヌー・イメージの時代”の定番CGIも使用してません。大丈夫か?う〜ん、ティム・バートンがその生涯を映画化した映画監督を彷彿させる感じですね。あの楔のような巨大な尻尾が宙を舞うギミック感覚は、ちょっとわくわくしたですが、ほとんど動いてくれない巨大サソリ君のハリボテは、トア・ジョンソンが自分から抱きついた…もとへ死闘を繰り広げた蛸君レベルでしょうか。SFXとしてクレジットされてるブルース・L・ミッチェルは、KNBのスタッフで『ゴースト・オブ・マーズ』(01)にも参加してるようですが、サソリ君の体表と火星のゴースト軍団のメタルな衣装は気持ち共通項でしょうかね(く、苦しい−笑−)。ジェット旅客機でありながら、最初っからあんまし乗客が乗ってるように感じられない機内(ローカルな国際線だから?)の様子も、エキストラ、セットそれぞれエド・ウッド的。そう観念して見れば、大丈夫…かもね。 (殿井君人)

ストーリー



オーストラリア発ロサンジェルス行き旅客機。乗客の中には生物学者のジェニファーとスコットがいた。彼らが持ち込んだのは遺伝子操作されたサソリである。実験はほぼ成功、細胞は強力に活性化され、それは医薬品に生かされる予定だった。この成果を独占しようとしたスコットは、貨物室のサソリの密閉容器を密かに移し変えた。だが機体が揺れた直後、容器は床で全て割れてしまう。その時サソリは予想もしなかった変化を始めた!気圧の変化がそうさせるのか、突如として巨大化!電気系統を破壊し、飛行機は異常を伝える!機長のジャックは副機長に調査を依頼した。だが行ったきり戻ってこない。彼は巨大サソリに腹を突き刺されて殺されていたのだ!そしてトイレでは男女が犠牲となった。スチュワーデスも切り裂かれた。ジェニファーは積んだサソリが20匹にも及ぶことをジャックに伝える。通信系統も作動しなくなった今、管制塔との連絡も取れない旅客機は高度3万フィートを飛ぶ完全密室となった。巨大サソリの群れが次々と襲いかかる!生き残りをかけた壮絶な闘いが始まった!

スタッフ

製作:ヴィッキー・バイク、モリス・ラスキン、ポール・ウィン
監督:ポール・ウィン
脚本:ピーター・ソビー、ティモシー・グリフィン
撮影:エンジェル・コーメンネアーズ

キャスト

クリスチャン・スコット
ローラ・パトニー
リック・ケリー
ガルシャン・グローヴァー
ガイ・ブラッカ

LINK

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http://www.albatros-film.com/
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