原題:Cradle 2 the Grave

2003年2月28日全米初公開

2003年/アメリカ/ 配給:ワーナーブラザース

2007年09月07日よりDVDリリース 2004年12月03日よりDVD発売開始 2003年09月05日よりビデオレンタル開始 2003年09月05日よりDVDリリース 2003年3月29日より渋谷東急他、全国松竹・東急系にて公開

(c) 2003 Warner Bros. All Rights Reserved

公開初日 2003/03/29

配給会社名 0085

解説



これまでに手がけた映画の興行収入、計3兆円。
あの『マトリックス』を始め、数々のエンターテイメント大作を送り出した ハリウッドのカリスマ・プロデューサーのジョエル・シルバーが、アジアが生んだ世界最高峰のアクション・スター、ジェット・リーと組んで贈る、観る者が魂ごと持っていかれるような、ド派手で鮮烈、しかもリアルでタフなアクション大作。 ———それが、『ブラック・ダイヤモンド』だ。

『ロミオ・マスト・ダイ』、『DENGEKI』に続いて、ジョエル・シルバーがプロデュースするヒップ・ホップ・カンフー三部作の最終章であるこの作品で、ジェット・リーの向こうを張るもう一人の主役は、ヒップホップ界の黒いカリスマ、DMX。俳優としても強烈な印象を残す彼は、『ロミオ・マスト・ダイ』でジェット・リーと、『DENGEKI』でスティーブン・セガールと共演。これが3作目のジョエル・シルバー作品への出演となる。

わずか11歳で中国武術大会で総合優勝を果たし、その後、その強さと美しさで数々の伝説を作ってきたジェット・リーは、言わずと知れた武術の天才。『ロミオ・マスト・ダイ』に続いて、リュック・ベッソンが監督を務めた米仏合作『キス・オブ・ザ・ドラゴン』でも主役を張っている。 また、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、日本ではこの夏公開される、チャン・イーモウ監督、トニー・レオン、チャン・ツイィー共演の大作『英雄/HERO』にも主演し、今夏へ向けての更なるブレイクは確実といえる。

ハリウッド・スターとなった今も、真の格闘家であり続けているジェット・リーと、全米の若者たちを熱狂させているクールでタフなアーティスト、DMX。この2人がコラボレートした本作は、世界中で今、ジョエル・シルバーしか作れないスケール感と斬新さに満ちた一大エンターテイメント映画だ。まず、冒頭のシーンから度肝を抜く。ジェット・リーがサンタモニカの高層ビルから落下し、両腕だけでスパイダーマンのように壁を這い落ちるシーンは、まるで「逆ロッククライミング」。ジェット・リーにしかできない離れ業アクションだ。冒頭の10分間だけで、いきなり映画1本分に値するような映像体験を観客にぶつけてくる———それが、ジョエル・シルバーの常套手段。『マトリックス』のヒロイン、キャリー=アン・モスのアクションシーン、『ソードフィッシュ』でのマシンガン撮影による市街地大爆破シーン、『ゴーストシップ』のワイヤー大量虐殺シーン……。ジョエル・シルバーの「オープニングシーン・コレクション」に、またひとつ、伝説に残るシーンが加わった。

更に、ジェット・リーが金網デスマッチを繰り広げるシーンでは、実在の全米ナンバーワン格闘技集団、アルティメイト・ファイティング・チャンピオンズのチャンピオンたちが出演。彼と死闘を繰り広げる。サウンド・トラックもまた凄い。全米ナンバーワンのヒップホップ・レーベル“デフ・ジャム”からリリースされるサントラ盤はDMXを中心とする超豪華なラインナップで、人気・実力ともに世界一のラッパー、エミネムとのコラボレーション曲も収録されている。

ストーリー



トニー・フェイト(DMX)は、知恵と力を兼ね備えた、強盗グループのカリスマ・リーダー。ロスにある宝石商の金庫破りを図っている時、その計画を密かに追跡している人物、ダンカン・スー(ジェット・リー)に警告される。『金庫の中の何を盗んでもいいが、「ブラック・ダイヤモンド」だけは置いていけ』が、フェイトと仲間は警告を無視し、宝石を持てるだけ持ち、なんとか現場から逃げ切る。
フェイトは兵器売買人のアーチィー(トム・アーノルド)に「ブラック・ダイヤモンド」が何であるか、どういう価値があるものなのか、調査するよう依頼し、それらの石をアーチィーに託す。ところが、「ブラック・ダイヤモンド」を狙っているのは、スーだけではなかった。犯罪組織のボス、リン(マーク・ダカスコス)もそれを狙う一人だった。残忍なリンは、フェイトの愛娘を誘拐し、「ブラック・ダイヤモンド」を渡さないと愛娘の命はないと言う。娘を人質に取られたことで動揺するフェイト。が、ダイヤを渡したところで、娘の命もフフェイトの命も危ないと忠告するスー。スーは台湾政府秘密警察の一員であった。スーとリンは元同僚で、リンはその石を手に入れるために、メンバーを裏切り、殺したというほど冷酷な男である。スーも当然狙われた一人であった。共通の敵リンから大切なものを取り戻すために、手を組むことを提案するスー。自分とは全てが違うスーに対し、気が進まないフェイトだが、スーの協力なくしては、娘を取り戻すことはできないと決断。大事な娘を取り戻すため、ダイヤを取り戻すため、まるで違う二人の交渉が成立する。早速ダイヤを引き取りに、アーチィーを訪ねるフェイトとスー。が、何も事情を知らないアーチィーは、その石をロス最大のギャング組織に脅され、明け渡してしまったと言う。「ブラック・ダイヤモンド」を巡って、三つ巴の戦いが始まる。フェイトは娘を取り戻せるのか?スーは仲間の敵を討てるのか?「ブラック・ダイヤモンド」、その正体は???

スタッフ

共同製作:スーザン・レビン、メリナ・ケボキアン
編集:デレク・G・ブレッキン
撮影:ダリン・オカダ, A.S.C.
音楽:ジョン・フリゼル、デイモン・“グリース”・ブラックマン
原案:ジョン・オーブライアン
脚本:ジョン・オーブライアン、チャニング・ギブソン
製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ、レイ・D・コープランド
製作:ジョエル・シルバー
監督:アンジェイ・バートコウィアク

キャスト

ジェット・リー
DMX
アンソニー・アンダーソン
ケリー・フー
トム・アーノルド
マーク・ダカスコス
ゲイブリエル・ユニオン

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