原題:$TEAL Riders

大ヒット作『TAXi』のジェラール・ピレス監督最新作! Xスポーツを駆使して大金を盗み出せ! スピード感溢れるスタイリッシュなクライム&アクション・ムービー!

2002年5月8日フランス初公開

2002年/フランス/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル、dts/84分 配給:ギャガ・コミュニケーションズ

2004年06月25日よりDVD発売開始 2003年12月6日よりニュー東宝シネマほか全国東宝洋画系にて正月ロードショー

公開初日 2003/12/06

配給会社名 0025

公開日メモ 大ヒット作『TAXi』のジェラール・ピレス監督最新作!Xスポーツを駆使して大金を盗み出せ!スピード感溢れるスタイリッシュなクライム&アクション・ムービー!

解説


スリムとオーティスとフランクとアレックス、4人は超一流の銀行強盗集団だ。緻密な計画性とズバ抜けた運動能力、冷静沈着な判断力とチームワークを誇る。ちんけな盗みなんかやらない。あくまで大物だけを狙い、確実に成果を挙げるのが彼らの流儀だ。でもただ大金が欲しくてキケンな綱渡りを続けるわけじゃない。ほしいのは”刺激”。インラインスケートにBMXにスカイダイビング、X-スポーツを駆使して難攻不落の銀行を次々落とす。クールにスピーディに、練り上げられた計画どうりにコトが運んだときの達成感。執拗な追跡を振り切った時の快感。それが最大のヨロコビなのだ。しかしそんな彼らが襲った現金輸送車に、あるシンジケート絡みの大金が紛れ込んでいた…。

リュック・べッソン製作の『TAXi』でハジけた演出をみせたジェラール・ピレス、待望の最新作が完成した。もちろん今度もアクションだ!舞台はマルセイユから。アメリカの大都市へ。お得意のカーアクションはさらに加速、X-スポーツのスピード感を加えて疾走する。

そう、この映画でスピード感をあおるのはX-スポーツだ。ジェネレーションXの子供たち。ジェネレーションYを熱くするのは、スケートボード、インラインスケート、フリースタイルバイク、サーフィン、BMX、スノーボード。それはコンピューターゲームに夢中だったY世代の心を捉える。やがてスポーツのムーブメントを超え、その影響力は音楽、ファッション、行動様式にまで及び、Y世代のカルチャーとして定着する。そこから生まれたヒーローは、トップアスリートとロックスターを足したような存在なのだ。彼らの目的はただ勝つことじゃない。記録や勝敗でなく、いかに自在で過激な技術を見せるか。クールで自由でファッショナブル、そこがポイントだ。

スリムたちがまさにそんな世代を反映するStealers(=強盗団)なのだ。コンピューターを使ってシュミレーションを重ね、さまざまなパターンを予想して対策をたてる。黒ずくめのファッション、そしてサングラス。インラインスケートやBMXなど、Xスポーツを駆使して追跡をかわす。それはまるでゲームだ。リーダー、スリムを演じるのは巣ティーブン・ドーフ。『バック・ビート』でのナイーブな青年役や『ブレイド』で見せたぎりぎりの狂気、どんな役にもある危うさを加える色気が彼の魅力だ。スリムの仲間にはクレ・ベネット、スティーブン・マッカシーとイキのいい若手が集まった。スリムとワケありで唯一の女性メンバー、アレックスにはカレン・クリシェが扮している。そんなStealersを追うのは、ブロンド美人の刑事カレン・スベンソン。ナタ-シャ・ヘンストリッジ演じるこの刑事は自分が追うStealersのリーダーとは知らず、スリムと恋に落ちてしまう。この恋もまたスリリングだ。さらにカレンの上司でStealersに異様な執着を見せるジェイク・マグルーダー警部補に、『ダンジョン&ドラゴン』のブルース・ペインが扮する。もう一人、Stealersを追うのが巨大リーゼントのズラをつけた男・サタイヤン。『ランボー 怒りの脱出』のすティーブン・バーコフが暴走気味に演じるこの男、スリムが盗んだ大金と関係があるらしい。警察とズラ男、両者から追われるStealers。そのチェイスは過激にスピードアップ、果たして彼らは逃げきれるのだろうか?大金の行方は?

スタッフも選び抜かれた凄腕ばかり、『TAXi』でジェラール・ピレス監督と組んだ精鋭が再結集した。ブッ飛びカー・アクションを実現させたのは、“O07シリーズ”や『トランスポーター』を手がけたスタント・コーディネーターのミシェル・ジュリエンヌ。6トン・トラックの片輪走行を成功させたドライバーのジルベール・バタイユ。猛烈スタントを畳み掛けるスピードそのままに編集したのは、ヴェロニク・ラング。そして本物のスタント・アクションをパワーアップさせる特殊効果をイブ・ランボーズがそれぞれ担当した。さらにオフビートな脚本でマーク・エズラが、撮影でヤン・クーネンの新作が待機中のテツオ・ナガタが参加。チューンナップはカンペキだ。

ストーリー



リーダーはスリム(スティーブン・ドーフ)。そしてオーティス(クレ・ベネット)とフランク(スティーブン・マッカーシー)と、紅一点のアレックス(カレン・クリシェ)。4人は超一流の銀行強盗集団(=Stealers)だ。
知性と計画性と運動能力、冷静な判断力とチームワークで、大きなヤマを成功させてきた。完璧な犯罪をやり遂げたときの”してやったり感”。彼らがほしいのは刺激だ。そして今日も、完璧な計画がスタートする。

DAY.1
白昼堂々銀行に乗り込んだスリムとオーティスとアレックス。すばやく大金をせしめ、インラインスケートでGO。華麗なテクニックで街中を走りぬけ、フランクのサポートで難なく警察の追っ手を振り切る。途中、引越し中のブロンド美人を利用してパトカーをまくスリム。彼らを追うジェイク・マグルーダー警部補(ブルース・ペイン)はリベンジを誓う。そんなマグルーダーの元に赴任したのがカレン・スベンソン刑事(ナターシャ・ヘンストリッジ)。彼女はスリムが逃走中に出会った、あのブロンド美人だった。

DAY.2
新たな強盗計画のためにトレーニングを積むStealers。準備に余念はない。

DAY.3
そして計画実行の日。現金輸送車をハイジャック。マグルーダーはヘリとパトカーを総動員して執拗に追跡する。
追い詰められたStealersは車ごと海ヘダイブ!

DAY.4
無事に逃げ切ったスリムは、大金のなかに2000万ドル分の無記名債券を見つける。ブローカーを見つけて換金できればサイコーだ。しかしこの無記名債券はシンジケートがらみのヤバイ金。リーゼントのズラをつけた男・サタイヤン(スティーブン・バーコフ)が、その奪還の依頼を受けて動き出す。一方、Stealersは何者かに捕らえられてしまう。おまけに「廃棄処分となる高額紙幣を奪え」と脅迫される。スリムたちに選択の余地はなかった。

DAY.5
そして運命の日。計画通りに現金輸送車を襲うが、予想外の事態がつぎつぎ発生する。しかもスリムはカレンと再会し、彼女が刑事とは知らずに恋に落ちていたのだ。

Stealersをさらなる強盗に駆り立てる謎の脅迫者と、2000万ドルの無記名債券奪還を狙うリーゼント男の追跡。
逃げ切れるのか、Stealers!最後に笑うのはだれか?

スタッフ

監督:ジェラール・ピレス
脚本:マーク・エズラ
美術監督:ギイ・ラロンド
編集:ヴェロニク・ラング
音楽:アンディ・グレイ
撮影監督:テツオ・ナガタ
エグゼクティブ・プロデューサー:ジョナサン・バンガー、ジョン・フレムス
プロデューサー:エリック・オルトマイヤー、ニコラス・オルトマイヤー、クロード・レジェ、ジェイソン・ビエット、マイケル・リオネッロ・コーワン
スタント構成:ジェラール・ピレス
スタントコーディネーター:ミシェル・ジュリエンヌ
特殊効果:イブ・ランボーズ

キャスト

スリム:スティーヴン・ドーフ
カレン・スベンソン刑事:ナターシャ・ヘンストリッジ
ジェイク・マグルーダー警部補:ブルース・ぺイン
サタイヤン:スティーブン・バーコフ
オーティス:クレ・ベネット
アレックス:カレン・クリシェ
フランク・ジェリー:スティーブン・マッカーシー

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