原題:A WALK TO REMEMBER

残された時間、この一瞬を永遠に感じたい。 全米が涙した大ベストセラー小説の映画化! 「オータム・イン・ニューヨーク」「スウィート・ノベンバー」に続く、 忘れられないラブストーリーの誕生。

アメリカ公開2002年1月23日

2002年/アメリカ/102分/カラー/シネマスコープ/ドルビーSR・ドルビーデジタル・dts・SDDS 配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックスピクチャーズ共同配給

2003年06月27日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年06月27日よりDVD発売開始 2003年1月11日よりみゆき座ほか全国東宝洋画系にて全国ロードショー

公開初日 2003/01/11

配給会社名 0025/0145

公開日メモ 世界中の心が泣いた「メッセージ・イン・ア・ボトル」の原作者ニコラス・スパークス最高傑作待望の映画化!!

解説



2000年『オータム・イン・ニューヨーク』、2001年『スウィート・ノベンバー』、そして2003年、永遠に心に残る新たなラブ・ストーリー『ウォーク・トゥ・リメンバー』が誕生する。
学校の人気者だが、仲間たちと馬鹿騒ぎをして問題ばかり引き起こし、不器用な生き方しか出来ないランドン・カーター。牧師の娘で信仰に何よりも重きを置く地味な女の子ジェイミー・サリバン。生き方や考え方、すべてが対照的で何の接点もなかった二人がある出来事をきっかけに引き寄せられ、急速に親しくなる。両親の離婚で愛や人生に対して懐疑的だったランドンはジェイミーの心の美しさに触れ、これまでとは違う生き方に目覚めて成長していく。だが、友情が恋に変わり、そして真実の愛が始まったとき、二人に残された時間はわずかだった。ジェイミーは不治の病─白血病に冒されていたのだ…。「奇跡は起こらないのか」。心が震えるほどの幸せの中、彼が知った悲しい事実。苦しみ抜いた末、二人はそれでも一緒にいることを選んだ。それは、たとえ共に過ごせる時が一瞬だとしても、人生を変えるほどの愛にめぐり逢えたのだと思えたから。そしてランドンはジェイミーに言う─「結婚しよう」。彼女の願いを叶えるため、そしてランドンにとって人生でただひとつの愛を証明するために…。
原作は、99年ケヴィン・コスナーの主演で世界中の女性の心を掴み、原作も映画も大ヒットを記録した「メッセージ・イン・ア・ボトル」の著者ニコラス・スパークスの小説「奇跡を信じて」。彼の長編第三作となる大ベストセラーを、ジェニファー・ロペス主演のロマンティック・コメディ『ウェディング・プランナー』(01年)で映画デビューを飾った新鋭監督アダム・シャンクマンがきめの細かい演出で映画化。
ノースカロライナ州の静かな港町ビューフォートを舞台に、生涯でたった一度経験する真実の愛というテーマを全面に打ち出して、感動のストーリーを作りあげた。
運命を受け入れ、限られた人生を懸命に生きるジェイミーを演じるのは、歌に、映画に、MTVのパーソナリティにと、多方面で活躍中のマルチ・アーティスト、マンディ・ムーア。ヒットチャートの常連で“ポスト・ブリトニー・スピアーズ”と言われる18歳。本作のために地毛の金髪をブラウンに染め、全身でジェイミーになりきって熱演。美しい歌声も披露している。病気と闘うジェイミーを支え、愛を貫くランドン役には、TVシリーズ“Once and Again”のレギュラーや映画“Get Over It”(01年)で活躍が目覚しいシェーン・ウェストが扮し、感情の揺れ動く難しい役を好演。日本でも人気が急上昇するのは間違いない若手実力派だ。この二人の瑞々しく繊細な演技が感動を盛り上げ、すべての観客を涙で包みこむ。
ジェイミーとランドンの純愛を見守るジェイミーの父サリバン牧師とランドンの母シンシア役には、2人の名優を起用し贅沢な配役となった。最初ランドンを嫌い、ジェイミーから遠ざけようとする厳格なサリバン牧師には、『エリン・ブロコビッチ』(00年)『パッチ・アダムス』(98年)などの個性派俳優ピーター・コヨーテ。自らも離婚で傷つき、一人息子ランドンへの接し方に戸惑いを感じている心優しい母シンシア役には『リアル・ブロンド』(97年)、『マグノリアの花たち』(89年)のダリル・ハンナ。
若手二人の脇をがっちり固め、サポートしている。
「優しさに満ちた愛を感じ、涙が止まらなかった」と米マスコミも感動の賛辞を惜しみなく送ったこの作品。こんなにも見終わった後に涙が止まらないのは、単にヒロインが死にゆく運命にある“悲恋物語”だからでは決してない。尊いほどの優しさと純粋さに溢れた“真実の愛の物語”であるからだ。だからこそ「死」を扱いながらも、見終わった後その美しさに心が洗われ、生きる希望と勇気さえ沸いてくる。“純粋”とか“永遠の愛”とか、普段ならば恥ずかしくて口に出せない言葉さえ、心の底から“信じたい”と思えてくる。これこそジェイミーがいつもランドンに伝えようとしていた“信じることの大切さ”なのであろう。そして二人の物語を通し、その想いは観客の心に痛いほど伝わってくるのだ。

「怖いのは死ぬことじゃない。あなたを失うこと。」

ストーリー




限りある命と知りながら、一緒に生きることを選んだ。
たとえ一瞬でも、この愛は永遠だから。
ノースカロライナの小さな港町ビューフォート。ランドン・カーター(シェーン・ウェスト)は両親の離婚以来、母(ダリル・ハンナ)と自分を捨てた父が許せずに反発的になっていた。学校では派手な仲間たちに囲まれてはいたが、将来に何の希望も持てない毎日を送っていた。彼とは反対に、純粋で優しく、そして自分に強い信念を持って生きるジェイミー・サリバン(マンディ・ムーア)は、自分に命を与えてくれた代わりに死んでいった亡き母を慕いながら、牧師である厳格な父(ピーター・コヨーテ)と暮らしていた。演劇部に所属し慈善活動に励む優等生の彼女は、学校では浮いた存在だったが、自分を貫く強い姿勢を持っていた。
そんな別の世界に生きてきた二人が、あることをきっかけに近づくようになる。ランドンが事故を起こし、その罰として、演劇部の次の公演に参加し、さらには慈善活動で特殊クラスの生徒の個人指導をするよう校長から命じられたのだ。この二つの課外活動で一緒に行動する時間は増えたものの、考え方があまりにも違うランドンとジェイミーはお互いを避けあっていた。しかし仕方なく始めたこの課外活動で、ランドンは生まれて初めて何かに真剣に取り組むことを知った。彼の中で確実に何かが変わり始め、ジェイミーもそれに気づき始めた。
あるとき、ジェイミーはそんなランドンに尋ねた。“将来の夢はあるの?”—“いや。
ただこの町を出たいだけ”そう答える彼にジェイミーは言う。“大切なのはこの町を出ることじゃない。この町を出てから何をするかだわ。そしてあなたには無限の可能性がある”。ランドンはこんなにも強い信念を持った女性に会ったことがなかった。“どうしてそんなに強く何かを信じることができる?”と尋ねるランドンに、“目には映らなくても、風のように感じることができる。自然の美しさや、愛と同じ。感じることができるの”。そう言うジェイミーの瞳は本当に輝いて見えた。そしてランドンは、ジェイミーに恋をしている自分に気づく。そしてジェイミーも自分に好意を持っていると。
ランドンは自分の想いをジェイミーに伝えた。“もっと一緒に君といたい”。しかし彼女の返事は期待していたものではなかった。“私を好きにならないで”。─そう言いながらも惹かれ合う二人。戸惑いながらも恋に落ちていったのだ。
しかしこれが互いの人生を変えるほどの愛だと気づいたとき、ジェイミーには本当に愛する人に伝えなければならない最も残酷な事実があった。彼女は白血病に冒されていたのだ…。
長くは生きられない。だからこそ彼女は強い信念を持ち、今まで一人で生きてきたのだ。
そしてランドンを苦しめたくないと思ったジェイミーは、自ら彼の元を去った。しかし愛する人の命がもうすぐ消える運命だと知り、絶望の淵に立たされたランドンは、それでも彼女のそばにいたいと願った。もうすぐ永遠に引き裂かれる運命が待っていようとも、たとえ一緒に過ごせる時が一瞬だとしても、永遠に感じられる確かな愛が、そこにあると信じて…。

スタッフ

監督:アダム・シャンクマン
原作:ニコラス・スパークス
製作:デニーズ・ディノーヴィ
撮影:ジュリオ・マカット
編集:エマ・E・ヒコックス
衣装・美術監督:ダグ・ホール
音楽:マーヴィン・ウォーレン

キャスト

ジェイミー・サリバン:マンディ・ムーア
ランドン・カーター:シェーン・ウェスト
シンシア・カーター:ダリル・ハンナ
サリバン牧師:ピーター・コヨーテ

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