原題:THE CORE

地球が燃え尽きるまであと1年  人類が立ち向かう最後の敵は地球自身 地球内部“コア”にあった!

2003年3月28日全米初公開

2003年/アメリカ映画/134分/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:林完治 ギャガ・ヒューマックス共同配給

2003年11月21日よりDVD発売開始 2003年11月21日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年6月7日より日劇1他 全国東宝洋画系ロードショー

公開初日 2003/06/07

配給会社名 0025/0145

公開日メモ 地球が燃え尽きるまであと1年、人類が立ち向かう最後の敵は地球自身地球内部“コア”にあった!

解説




人類最大の危機
21世紀、予測しうる最大の災害、それは地球自身だった——。

人智を超えた現象を、圧倒的な映像とスケー ルで描く、2003年最大のスペクタクル巨編

ペースメーカーを付けた人々の一斉の突然死、方向感覚を失った鳩の無数の死骸、制御不能に陥るスペースシャトル。世界各地で起きる不可解な異常現象。その原因は地球の核(コア)の停止にあった。この緑の星が軋みをあげ、我々を宇宙放射線から守っていたコアの回転を停止させた今、
地球上のあらゆる生命が1年以内に焼き尽くされてしまう。残された唯一の方法は地下1800マイルへと潜ること。果たして人類は、地球が我々につきつけた滅亡のシナリオを書き換えることができる
のか?今、全ての生命の生存を賭けて、選ばれし6人が、地球の摂理に無謀ともいえる戦い
を挑んでいく……。
壮大なスケール、VFXを最大限に駆使した圧倒的なビジュアルインパクト。『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』に続く地球最大の危機を描いた本作『ザ・コア』は、未だ解明されきっていない地球の中心核(コア)の機能とそれが生み出す災害を、科学的観点を踏まえ完全映像化した、2003年最大のパニック・ディザスター・ムービーである。
この作品が描き出すのは決して絵空事ではない。5000度の流体で構成された地球の外核(アウターコア)は、25万年に一度その流れの向きを変え磁場を逆転させる。しかし近年、地球の磁場が減少しつつあることを地球物理学者たちは認識しており、こうしたことが現実に起きる可能性があることを実際に指摘しているのである。「現実」と「推定」という両方の科学にインスパイアされた本作は、宇宙が最後の未研究分野だと考えていた我々の常識を、覆し凌駕する、オリジナル・ストーリーなのだ。
監督は『エントラップメント』から『ジャック・サマースビー』まで幅広いジャンルにその才能を発揮するジョン・アミエル。科学的事実とフィクションをたくみに融合し、秒刻みのサスペンスを織り込みながら、
緊迫感溢れるストーリーを展開している。リアリティを重んじる作品の性格上、キャストにはアンサンブルで演技のできる選りすぐりの俳優たちが集められた。
最初に地球の異変に気づく地球物理学者ジョシュ・キーズ博士に『エリン・ブロコビッチ』や『抱擁』などで熱い注目を浴びるアーロン・エッカート、スペースシャトルの飛行士で地中探査艇の唯一の女性乗組員レベッカ・チャイルズには『ボーイズ・ドント・クライ』でアカデミー主演女優賞に輝いたヒラリー・スワンク。探査艇の船長アイバーソンには『13デイズ』でケネディ大統領を演じたブルース・グリーンウッド。核兵器の専門家サージ・レベック博士には『ニキータ』の個性派フランス人俳優チェッキー・カリョ。地中探査艇を開発する科学者エド・ブラズルトン博士には『サイダーハウス・ルール』のデルロイ・リンドー、地球物理学の権威コンラッド・ジムスキー博士には『ロード・トゥ・パーディション』のスタンリー・トゥッチ、他にも、今ハリウッドで最も嘱望されている若手俳優のDJ・クオールズなど、まさに充実した顔ぶれが揃った。そしてスタッフにも超一流の才能が結集。タイトな映像をもたらした撮影は『トータル・フィアーズ』のジョン・リンドレー、プロダクション・デザインには『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のフィリップ・ハリソン。編集は『エントラップメント』のテリー・ローリングス、そして音楽は『シッピング・ニュース』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたクリストファー・ヤングが担当している。
また視覚効果は『ブレードランナー』や『未知との遭遇』などに参加したベテラン、グレゴリー・L・マクマリーが担当し、驚きのシーンを生み出すために、CISハリウッド、シネサイト、クレオ、コンピューター・カフェ、3Dサイトなど有数の工房を世界から召集。誰も見たことのない地中の世界を見事に表現している。

ストーリー




地球の核停止。人類は1年以内に滅亡する・・・
ペースメーカーをつけた人の突然死、 トラファルガー広場に散乱する鳩の無数の死骸。
そして、制御不能に陥るスペースシャトル。 全ては、些細な予兆から始まった…。

<予 兆>
アメリカ、マサチューセッツ州ボストン。
 大事な商談に臨んでいた男が、突然、顔をゆがめて倒れこんだ。午前10時30分—。死んだのは、彼だけではなかった。10ブロックの範囲以内で、32名もの人々が、同時刻に一斉の突然死を遂げていたのだ。彼らに唯一共通していたのは、心臓につけていたペースメーカー。
 翌日。イギリス、首都ロンドン。観光客の多いトラファルガー広場で、突然、大量の鳩が方向感覚を失い暴れはじめた。ビルにぶちあたるもの、ショーウインドウや車のフロントガラスに突っ込むもの、急降下しそのまま墜落死するもの。瞬く間に路上は、無数の鳩の死骸で覆い尽くされる。大パニックとなった現場の状況を伝えるBBC。同じような事件が、ちょうど1ヶ月前、日本とオーストラリアでも起きていた。
 2日後。帰還直前のスペースシャトル〈エンデバー〉が大気圏突入に備えて準備を始めたその刹那、シャトルが軌道を外れ制御不能に陥る。ダウンタウンの高層ビルをすり抜け、ロス市内を目指して降下し続けるシャトルは、なんとか不時着し、間一髪大災害をまぬがれる。

<原 因>
シカゴ大学で地球物理学の教鞭をとるジョシュ・キーズ(アーロン・エッカート)は、これらの不可解な異常現象を分析するうちに、地球内部の核(コア)の回転が何らかの理由により停止し、磁気に異常が発生していることを突き止める。それは、25万年に一度、地球に訪れる未曾有の変化。5000度の地球の外核(アウターコア)がその向きを急に変え、磁場が逆転し、それによって地球を覆う電磁界が消滅してしまうのだ。磁場のなくなった地球は太陽光線の直射に晒され、全てが焼き尽くされてしまう。しかも、1年以内に—。

<賭 け>
ジョシュの提示した調査結果を読んだ地球物理学の大家、コンラッド・ジムスキー博士(スタンリー・トゥッチ)は、ペンタゴンのパーセル将軍(リチャード・ジェンキンス)へ関係者の緊急招集を呼びかける。そこでジョシュは自分の調査が導き出す驚くべき結論を報告する。
 「人類は滅亡する。残された時間はたった1年。逃れるための唯一の方法は、人類がかつて辿り着いたことのない、地球の中心部、地下1800マイルへ潜ること。1000メガトン級の核爆弾を仕掛け、その爆発の波動により、再びコアを回転させるために…。」
 そしてユタ州に6人のエキスパートが集められた。ジョシュ、ジムスキーら地球物理学者とジョシュの古くからの友人で、高エネルギー武器を専門とするサージ・レベック(チェッキー・カリョ)、地中探査艇バージルの開発担当にエドワード・ブラズルトン博士(デルロイ・リンドー)、そして操縦士に任命された、アイバーソン船長(ブルース・グリンウッド)とレベッカ・チャイルズ少佐(ヒラリー・スワンク)。
2人はあの制御不能に陥ったシャトルに搭乗していたパイロットだった。バージルの完成が近づいた頃、満を辞して7人目の人物が呼び寄せられる。天才ハッカー、ラットことセオドア・D・フィンチ(DJ・クオールズ)。計画を秘密裏に進め、且つ、地上での情報漏洩を防ぐための最後の砦である。
 そして、出発の日がやってきた。
 母なる地球が、そこに生きる者たちに課した最大の試練。
 果たして人類はこの絶滅のシナリオを書き換えることができるのか?
 すべての未来は、今、6人のテラノーツ(地中潜行士)に託された…!!

スタッフ

監督:ジョン・アミエル
プロデューサー/共同脚本:クーパー・レイン
共同脚本:ジョン・ロジャース
プロデューサー:デヴィッド・フォスター
プロデューサー:ショーン・ベイリー
撮影監督:ジョン・リンドレー
美術:フィリップ・ハリソン
編集:テリー・ローリングス
衣装:ダン・レスター
VFXスーパーバイザー:グレゴリー・L・マクマリー
作曲:クリストファー・ヤング
共同プロデューサー:デヴィッド・ハウスホルター

キャスト

ジョシュ・キーズ博士:アーロン・エッカート
レベッカ“ベック”チャイルズ少佐:ヒラリー・スワンク
ブラズルトン博士:デルロイ・リンドー
コンラッド・ジムスキー博士:スタンリー・トゥッチ
ラット(セオドア・D・フィンチ):DJ・クオールズ
アイバーソン中佐:ブルース・グリーンウッド
トーマス・パーセル将軍:リチャード・ジェンキンス
サージ・レベック博士:チェッキー・カリョ
スティックリー:アルフレ・ウッダード

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