原題:Erleuchtung garantiert

新生ジャーマン・コメディの草分け的存在 D・デリエ待望の新作の舞台は、ニッポン!

2000年1月20日ドイツ初公開

1999年/ドイツ/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/108分/ドルビーデジタル/ 提供:セディックインターナショナル 配給:キネマ旬報社

2003年05月22日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年10月5日より新宿武蔵野館にてモーニング&レイトショー公開

公開初日 2002/10/05

配給会社名 0200

公開日メモ 新生ジャーマン・コメディの草分け的存在,D・デリエ待望の新作の舞台は、ニッポン!

解説


新生ジャーマン・コメデイの草分け的存在D・デリニの新作の舞台は、ニツポン!

「ラン・ローラ・ラン」の大ヒットの後、「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア」「GIRLS★GIRLS」「ギガンティック」など、アクション系や青春ものの快作を連発するドイツ映画界。だけどドイツのコメディ映画って観たことある?「メン」「愛され作戦」「アム・アイ・ビューティフル?」で知られる女流監督ドーリス・デリェが、デジタルカメラで軽やかに撮りあげたのが本作「MON-ZEN」。なんと舞台は日本。そしてテーマは禅。

ストーリー

サトリに至る道のりは、長く険しい

 主人公は中年で、頭もさびしく腹も突き出たドイツ人兄弟。一生懸命働いて家族を養って、社会的に地位も築いて一息ついたと思った途端に、ぽっかり空いた胸の穴。子だくさんの兄ウーヴェは子育てを妻任せにしてきたツケがたたって、妻子に家出されたキッチン・セールスマン。弟のグスタフは、人生半ぱを過ぎても兄へのコンプレックスに悩まされる風水カウンセラー。妻子に逃げられ気が動転したウーヴェがグスタフの家に転がり込んだのがそもそもの発端。おりしも、グスタフは長年の夢だった禅寺への旅の準備をしていたのだ。
 人生っていったいナニ?幸福ってナニ?生きる意味って、ナニ? ?マークが点滅してミドルエイジ・クライシスにずっぽりはまったウーヴェは、弟の日本行きに無理やり同行。人生を求道しょうと思ったら東洋的でイケてる禅が一番だ。かくしてふたりは禅の国・ニッポンに入国。しかしいきなりへま連発で、夜遊びに繰り出したのが運の尽き。雑踏の中道に迷い、キャッシュカードはディスペンサーに飲み込まれ、所持金はバーで搾り取られ、いつの間にやら無一文の外人ホームレスに。日本在住のドイツ人女性と知り合い、怪しげなドイツパブでアルバイトを始めるが…。俺たちは東京でバイトをしている場合じゃない。早く“MON-ZEN”まで行かなくては。でもこの兄弟、こんな屍たれぶりで果たしで悟りの道に至れるのか…?

スタッフ

監督・脚本:ドーリス・デリエ
エグゼクティヴ・プロデューサー:ベルント・アイヒンガー
(「ネバーエンディング・ストーリー」「薔薇の名前」)
製作指揮:ルイ・ザウル
製作:フランス・X:ゲルンストゥル
脚本協力:ルート・シュタードラー
撮影:ハンス・カール・フー
録音:クリス・プライス
編集:イネス・レニエ、アルネ・シンウェル
音楽:ゾルヴァイク・ボーレス
効果:マックス・ラムラー=ロガル
VE:ヴェルナー・ペルトル
ラインプロデューサー:カール・ノイベルト
製作主任(日本):ハイジ・クノープロッホ
製作主任(ドイツ):カロリーナ・ユングープロイス
撮影助手:アントニー・レフ・シューン
メイク:エヴリン・デーリング
小道具:べーレ・シュナイダー
録音:マックス・ラムラー=ロガル

キャスト

ウーヴェ:ウーヴェ・オクセンクネヒト
グスタフ:グスタフ=ぺー夕ー・ヴェーラー
ペトラ:ペトラ・ツイーザー
ウルリーケ:ウルリーケ・クリーナー
アニカ:アニカ・ドブラ
ハイナー:ハイナー・ラウテンバッハ
夫婦:フランツ・X・ゲルンストゥル
   ギーゼラ・ゲルンストウル
ジミー:ジミー・ブルー・オクセンクネヒト
ウイルソン:ウィルソン・ゴンサレス・オクセンクネヒト
レオポルト:レポポルト・ツィーザー
エミリア:エミリア・ツィーザー
ウルリーケの恋人:ピエール・サヌシ・ブリス
相撲取り:イマゼキ

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