原題:TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES

2003年7月2日全米初公開

2003年/アメリカ映画/カラー/スコープ・サイズ/SRD、DTS、SDDS/ 上映時間:1時間50分/字幕翻訳:菊地浩司/東宝東和提供 ノベライズ:角川文庫・刊/サントラCD:パイオニアLDC、ランブリング・レコーズ 配給:東宝東和

2003年12月19日よりビデオリリース 2003年12月19日よりDVD発売開始 2003年7月12日(土)、全国超拡大ロードショー!

TM © 2003 IMF Internationale Medien und Film GmbH & Co. 3 Produktions KG

公開初日 2003/07/12

配給会社名 0002

解説



超弩級の衝撃!驚愕!興奮!
2003年夏を制すハイパー・エンターテインメント!

 ミリタリー・コンピュータのスカイネットが支配する未来社会で、レジスタンスのリーダーとなる宿命を負ったジョン・コナー。少年時代、未来から送り込まれた殺戮マシーンT-1000に命を狙われた彼は、母親のサラと共に、スカイネット建設計画を潰す戦いに身を投じる。そんな親子を守るために現われた旧型ターミネーターのT-800。人間の心を知り、ジョンと固い友情で結ばれた彼の尊い犠牲によって、世界は来るべき「審判の日」から救われたかに思えた。だがそれは、人類の存続を賭けた戦いのほんの始まりに過ぎなかった……。
 1991年6月の全米公開と同時にオープニングの新記録を樹立し、全世界で5億6千万ドルの興収をあげるメガ・ヒットを記録した『ターミネーター2』。あれから12年、誰もが待ち望んでいたシリーズの最新作が、2003年夏、ついに公開の時を迎える。
 時代は、サラとジョンのコナー母子が世界を救った時から10年後。T-800とつらい別れを経験したあの日に、自身の使命を果たし終えたジョンは、新たな人生の目的を模索するように放浪生活を送っていた。すでに予告された「審判の日」は過ぎ、マシーンと人間の戦争などは永遠に起こらないように思えた。しかし実際、未来のスカイネットは存在し、いまだにジョンの命を狙い続けていたのだ。今回過去に送り込まれたのは、T-1000を遙かに上回る性能を持つ究極のターミネーター、T-X。プラズマ砲をはじめとする様々な武器を備え、他のマシーンをコントロールするパワーを持つ「それ」は、変幻自在な液体金属のボディをグラマラスな女性に変化させ、「リスト」にある人間たちを次々と抹殺していく。最重要ターゲットは、もちろんジョン。そして、彼と不思議な因縁で結ばれた空軍司令官の娘ケイトも、その命を狙われる。運命の出会いを果たしたふたりは、新たに設定された「審判の日」が刻々と迫るなか、自分たちの未来を自身の手に取り戻すための戦いを繰り広げることになる。そんなふたりの前に再び現われたターミネーター。果たして彼は、誰が、どんな目的で送り込んだものなのか? なぜ、スカイネットは滅亡しなかったのか? そして、ジョンの母サラの運命は!?
 前2作に張り巡らされた膨大な伏線をたどりつつ、さらなる驚きを提供しながら進行するストーリーは、ラブストーリーの魅力もはらんでドラマティックに展開。シリーズ全体が、コナー一族の宿命との戦いを描いた一大叙事詩と感じられる壮大なスケールを備えている。そのサーガをエキサイティングに彩るのが、緊迫感に溢れたアクション・シーンの数々だ。LAの街路を舞台にした怒濤のカーチェイス、人間に対して刃を向け始めたマシーンの暴動、ターミネーター同士がぶつかりあう一騎打ちの死闘。フィジカルなアクションの醍醐味とSFXの魔術が見事に溶け合ったシーンの連続は、前作にも増してパワフル。とくに、女性の姿をした究極のターミネーター、T-Xの史上最強の敵役ぶりには、撮影前から話題が集中。また、ターミネーターの原型となるT-1ターミネーターの登場など、シリーズのファンを驚喜させる仕掛けもたっぷり用意されている。
 1作目では悪、2作目では善のキャラクターとして過去にやって来たターミネーターを演じるのは、言わずと知れたアーノルド・シュワルツェネッガー。ハリウッド広しといえど、この役を演じられるのは彼しかいない。その当たり役に12年ぶりにカムバックすることになった彼は、6ヵ月間の厳しいトレーニングを積んで肉体を鍛え上げ、オールヌードの場面にも吹き替えなしで挑んでいる。そんなシュワルツェネッガーと絡み合うスターには、フレッシュな顔ぶれが揃った。自身の未来を知ってしまった者の困惑と悲しみを抱えながら、再び世界を救う使命に乗り出すジョン・コナーには、『イン・ザ・ベッドルーム』の演技をマスコミから激賞されたニック・スタール。彼と不思議な運命の糸で結ばれたヒロインのケイトには、『若草物語』『ロミオ&ジュリエット』などで日本でも根強い人気を誇るクレア・デーンズ。そして、女性の武器を最大限に使いながらジョンを執拗に追跡するT-Xには、スーパーモデル出身の新星クリスタナ・ローケンが扮し、強烈な個性を振りまいている。
 監督は、アカデミー賞2部門の候補になった『U-571』を手がけたジョナサン・モストウ。『ブレーキ・ダウン』『U-571』の2作でスリル演出の腕前を認められた彼は、今回もその持ち味を遺憾なく発揮。超大作のタイトルに臆することなく、シャープで切れ味の良いストーリー・テラーぶりで見る者をグイグイと引き込んでいく。
 その他のスタッフも一流揃いだ。脚本に名を連ねるのは、『ゲーム』のジョン・ブランカートとマイケル・フェリスのコンビ。撮影監督は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でオスカー候補となり、『スパイダーマン』のめくるめく映像を作り上げたドン・バージェス。プロダクション・デザインは、『ソードフィッシュ』『60セカンズ』のジェフ・マン。衣装は、『U-571』でモストウ監督とコンビを組んでいるエイプリル・フェリー。編集は、『トータル・フィアーズ』のニール・トラビス。また、オリジナルのターミネーターをデザインしたスタン・ウィンストンが、今回もアニマトロニックとメイクアップ・エフェクトのスーパーバイザーとして参加。VFXを担当するILMと共に、映画ファンの想像を超える未知のビジュアルを作り出している。
 20世紀のハリウッド映画史に伝説として刻まれ、いま再び21世紀の映画史に新たな足跡を刻みつけることになった『ターミネーター』シリーズ。あの興奮と感動に、ついに出会える日がやって来た!

ストーリー



二人の出会いは恐るべき未来のためだったのか!?
今、強く結ばれた絆が運命に立ち向かう!

『ターミネーター2』から12年、新たなる物語が今、始まる!

 核兵器管理システムのスカイネットが自らの意志を持ち、人類を「敵」と認識、一瞬のうちに30億もの生命が失われた1997年8月29日——。マシーンと人類のあいだに戦争が始まったその日を、のちに生き残った人々は「審判の日」と呼んだ。
 だが、歴史は塗り替えられた。未来を自分の力で変えられるはずだと信じたサラ・コナーと、生まれる前から人類の抵抗軍のリーダーとなる宿命を負った息子のジョンによって——。1994年、コナー母子はスカイネットの建設を進めていたサイバーダイン社に侵入し、総ての研究データを破壊したのだ。それは、ジョンにとって、自分と母を守るために未来から送り込まれて来たターミネーターとの、辛い別れを意味する出来事でもあった。
 あれから10年。スカイネット計画を潰したあの日に自身の使命を果たし終えたジョン(ニック・スタール)は、新たな人生の目的を模索するように放浪生活を送っていた。もはや「審判の日」は過ぎ去り、彼が抵抗軍のリーダーとなる日は永遠にめぐって来ないように見えた。しかしその思いとは裏腹に、心のどこかで不安をぬぐいきれないジョン。そして、彼の悪い予感は、ある日現実のものとなる。
 かつて3体のターミネーターが送られた2029年よりも、さらに時代を経た未来から送られてきたT-X(クリスタナ・ローケン)。プラズマ砲と多くの内蔵武器を備えた「それ」は、他のマシーンをコントロールする力まで備えた究極のターミネーターだった。いま、LAの街に現われたT-Xは、「リスト」にある人々を次々と抹殺。ある重要ターゲットの命を奪おうと、市内の動物病院に駒を進める。そこにいたのは、ケガの治療薬を求めて病院に忍び込んだジョン。そして、泥棒の彼を警察に突き出そうとしている獣医助手のケイト・ブリュースター(クレア・デーンズ)だった。意外にも、T-Xの標的はケイトのほうだった。突然の暗殺者の出現に、パニックして表に飛び出すケイト。一方、彼女の手で犬用の檻に閉じこめられてしまったジョンは、病院内の騒然とした気配にただならぬものを感じる。と、そのとき、1台のピックアップ・トラックが出現。ケイトに迫るT-Xをはねとばし、車ごとブロックの壁に激突させた。続いてトラックから降り立った運転手は、恐怖にふるえるケイトを彼女の車に押し込めると、病院内にジョンの姿を探しに行く。
 すでに彼の姿を見る前から、ジョンにはわかっていた。一度は母の命を狙い、一度は自分と母を守ってくれたあのターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、帰ってきたことを——。だが、今度の彼は誰の味方なのだろう? 実際にターミネーターが目の前に現われたとき、父親と再会したような懐かしさを覚えながらも、ジョンは聞かずにいられなかった。「俺を殺しに来たのか?」と。「違う」と答えたターミネーターだったが、やがてその口から衝撃の事実が伝えられる。
「ジョン・コナー、“審判の日”は避けられない。先延ばしされただけだ。お前は死ぬ運命にある。俺はお前の命令に従うようには設定されていない。……俺が、お前を殺す」
 さらに、米空軍で極秘任務に就くケイトの父(デビッド・アンドリュース)までがT-Xの暗殺ターゲットになっていると知り、ジョンとケイトは愕然とする。果たしてターミネーターは、誰が、どんな目的で送りこんだのか? なぜT-Xはケイトの命を執拗に狙うのか? そして、同じ過去の記憶を共有するジョンとケイトは、どんな運命の絆で結ばれているのか?
 新たに設定された「審判の日」が刻々と迫り来るなか、予定された未来を、自分の人生を、いま再び自分の手に取り戻すための戦いが、幕を開ける!

スタッフ

監督:ジョナサン・モストウ
脚本:ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス
ストーリー:ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス、テディ・サラフィアン
製作:マリオ・F・カサール、アンドリュー・G・バイナ、ジョエル・B・マイケルズ、ハル・リーバーマン、コリン・ウィルソン
製作総指揮:モリッツ・ボーマン、ガイ・イースト、ナイジェル・シンクレア、ゲイル・アン・ハード
撮影監督:ドン・バージェスASC
プロダクション・デザイナー:ジェフ・マン
衣裳デザイン:エイプリル・フェリー
編集:ニール・トラビスACE、ニコラス・デ・トス
音楽:マルコ・ベルトラミ
エンディング・テーマ:ブルーマン・グループ「ザ・カレント」(フィーチャリング:ギャビン・ロスデイル)
ターミネーター・メイクアップ&アニマトロニクス効果:スタン・ウィンストン
VFX:インダストリアル・ライト&マジック[ILM]
デジタル・アニメーション監修:ダン・テイラー
VFX監修:パブロ・ヘルマン
SFXコーディネーター:アレン・ホール
第2班監督/スタント・コーディネーター:サイモン・クレーン

キャスト

ターミネーター:アーノルド・シュワルツェネッガー
ジョン・コナー:ニック・スタール       
ケイト・ブリュースター:クレア・デーンズ
T-X:クリスタナ・ローケン 
ロバート・ブリュースター:デビッド・アンドリュース
スコット・ピーターソン:マーク・ファミグリエッティ
シルバーマン博士:アール・ボーエン

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