ぼく6才! スウェーデン代表!あだ名はフィンペン!

1974年/スウェーデン/カラー/シネスコ/90分/ 提供:イエスビジョン、パル企画、日本スカイウェイ 配給:日本スカイウェイ

2003年05月23日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年8月3日より銀座シネパトス、池袋シネマロサにてロードショー公開

公開初日 2002/08/03

配給会社名 0107

公開日メモ ぼく6才!スウェーデン代表!あだ名はフィンペン!

解説



●6才のストライカーがサッカー・スウェ一デン代表に選はれた!ロシアを破ってワールドカップヘ!ドリブル、股抜き、スルーパス、奇想天外スーパーゴール!
 フィンベンというあだ名の少年にスウェーデンサッカー界は振り回され、ついには代表選手に選ばれワールドカップに出場するという奇想天外なストーリーに当時のスウェーデン代表エリクソン監督をはじめ、代表選手のほとんどが出演!当時のスタープレーヤーが総動員されたロシアのレーニンスタジアム(旧称)での旧ソビエト戦をはじめ、数々の試合場面の迫力はこたえられない魅力である。日本サッカー協会推薦映画!

●ロッタちゃんの製作陣が生んだヨーロッパ全土に旋風を巻きおこしたスウェ一デンの国民的映画!ワールドカップへ導く天才サッカーキッズがやって来る!
6歳の天才サッカー少年が現れ、プロのチームに招かれて大人顔負けの大活躍。ついにはスウェーデン代表に招集され、背番号8の不動のエースストライカーとしてワールドカップ出場をかける代表のスーパーヒーローに!一方、勉強する時間は当然なくなり、学校でもみんなに置いてきぼり。サインをせがまれても自分の名前一つ満足に書けずに焦りだす・・。
主演のサッカー小僧には、ヨーハン・ベルイマンが扮し、その可愛らしさが公開当時ヨーロッパや日本でも大受け、スウェーデンでは国民的な映画となった。その可愛らしさもさることながら、そのサッカーの技術
たるや6才の少年とは思えないものを持っている。ヴィーデルベルイ監督(「刑事マルティンベック」)もヨーハン少年がいなかったらこの映画は出来なかったとも云っている程である。
『ロッタちゃんはじめてのおつかい』や『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』の製作ワルデマル・ベルゲンダールが送りだした、北欧から届いたチビッコ・ムービー決定版1今度は奇想天外!1大人顔負けのスーパーヒーロー天才サッカー小僧登場!!!

ストーリー



ストックホルム郊外の団地の広場で、灯が消えるのも気がつかずに、子供たちがサッカーに夢中になっていた。その中の一人、金髪でまだあどけないおませな6才の少年ヨーハンは、サッカーに関して天才的な才能持っていた。ヨーハンは、いつもサッカーのことが頭から離れず、学校の勉強にも熱が入らず、食事の事も忘れ、近所の友達と1日中サッカーの練習に夢中になっている毎日だった。両親と姉は、サッカーばかりに夢中になり勉強がおろそかになっていることに不安を覚えていた。また、ヨーハンの担任である女の先生も心配している一人だった。
 ある日、団地の広場でマカンというプロサッカー選手が、ヨーハンの見事なシャッフルに驚き、自信をなくしてまった。マカンは試合に出場しても自信がなく、ミスばかりを繰り返していた。そんな、マカンはノイローゼにかかり、チームから引退する羽目になってしまう。やめる時、マカンは監督のアイビーとマネージャーに自分よりもっと上手で凄い選手がいることを話した。早速、監督のアイビーはマネジャーに捜すように命じた。何日かたってマネージャーはやっとの事で捜しあてたが、ヨーハンを見て仰天してしまった。マネージャーは監督にヨ一ハンという選手が、まだあどけない子供である事を話した。監脅は思案した結果、一応試合に出場させてテストすることにした。そして、いよいよヨーハンが出場する初めての試合が開始されようとしている。ヨーハンのハーマービー・チームの選手たち、相手チームのローランドの選手たちは、小さな子供ヨーハンがどれだけ活躍する事ができるか、半信半疑で見守っていた。試合が進むにつれて、誰もが予想しえなかった事が起った。実に速いスピードで大人たちの意表をつきボールをゴールに入れた。ヨーハンの選手たちも、相手チームの選手も、ただ唖然としてしまった。
 翌日、ヨ−ハンの家族にスウェーデン代表監督のアイビーから電話が入り、是非うちのチームに入ってほしいと言ってきた。ヨーハンは家族に相談しチームに入る事を承知した。ラサング・スタジアムで、ワールド・カップ出場を賭たハンガリー戦にヨーハンは、スタビーという名前で出場することになった。6才の少年が、大人のチームに混ざって出場することが話題を呼び、スタジアムはヨーハンを一目見ようとする観衆でうずまっていた。試合が開始され、ハンガリーがいきなり2点を先取した。しかし、スタビーは初めての大試合の割にはあがることがなかった。苦戦するスウェーデン・チーム、しかしようやく1点を返した。調子の出て来たヨ−ハンもフェイントで1点を入れ同点にした。興書する観衆、両親もヨ−ハンに声援を送っていた。残り時間は3分を切っていた。スタビーがハンガリーの目をくぐり、レフトに回りゴールを決め逆転した。
翌日の朝刊、テレビ、ラジオは6才の少年スタビーが大人を相手にして大活躍したことを大々的に報道した。一望有名スターになったヨーハンは、学校でも団地内でも人気者になった。だが、その反面、学校の勉強はどんどん遅れていった。
 第2戦は、オーストリア・チーム侵勢の打ちに試合は進んでいた。ペナルティ・エリアからオーストリアは1点を追加して2点とした。スウェーデンもスタビーによって1点を返す。試合時間も残り少なくなった時、またまたスタビーが見事なヘディングを決めて逆転をした。試合でのヨ一八ンとは反対にたび重なる試合の疲れで学校へ行っても居眠りばかりしているありさまだった。スターになったヨ一八ンは、だんだん子供らしさを失っていく自分に気づいていた。
第3戦のポルトガル戦も、スタビーの大活躍で勝利を得る。試合が終わった後、子供のファンに囲まれ、サインをせがまれるが、ヨ−ハンはサッカーに夢中になっていたために字を書くことが出来ず、バスの中に逃げ込むように消えた。
そんなことは知らない子供たちはヨーハンに向かって<威張屋>と呼んで罵倒した。ヨーハンはそのことが気にかかり、しょんぼりしてしまう。ヨ−ハンは決心して学校でチームから引退するとマスコミに発表した。引退する理由を聞かれ<ただ字を書きたいため>と答えた。翌日のテレビ、新面はヨーハンが突然引退することを報道した。テレビでチームの監督アイビーがインタビューにスタビーがいなくなればモスクワとの対戦は負けて、ワールド・カップ出場は不可能になるだろうと応えていた。ヨーハンはそれを見て、モスクワの試合に出てそれかぎりで引退することにきめた。モスクワとの対戦は、スタビーの大活躍でスウェーデンは3対2で勝ちワールド・カップに出場する権利を獲得した。ヨーハンは、サッカーの事を、きっぱりあきらめて、普通の子供と同じように勉強に打ち込むことになった。

スタッフ

監督・脚本・編集:ボー・ヴィーデルベルイ
製作:ワルデマル・ベルゲンダール
撮影:ヨン・オルソン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

キャスト

ヨハン・ベルイマン
モニカ・ゼッテルンド
インゲル・ベルイマン

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