原題:Club Butterfly

韓国にも実在するスワッピング・パーティを覗いてみませんか 韓国映画のタブーを破り初めて秘密の扉を開いた衝撃の問題作!

1999年韓国映画振興委員会シナリオ公募コンテスト・グランプリ受賞

2001年/韓国/ビスタサイズ/99min/R-18/ 配給:「クラブバタフライ」上映委員会

2004年11月25日よりDVD発売開始 2003年05月24日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年9月7日より銀座シネパトスにてロードショー

公開初日 2002/09/07

配給会社名 0311

公開日メモ 今、韓国からこのテーマに真正面から斬り込んだ映画がやってきた。知られざる淫靡な世界を臨場感たっぷりに描き、韓国の『アイズ・ワイド・シャット』とマスコミが騒然。

解説



初めてスワッピングの扉を開けた、衝撃の問題作!

スワッピング。
この意味を本当に知っている人はどれくらいいるのだろうか…?セックスの快楽を求めて数組のカップルがパートナーを交換すること?乱交パーティのようなもの?1980年代前半、アメリカ、ヨーロッパでは一夫一婦制が崩壊するといわれたほど、スワッピングが頻繁に行われていた。しかし、エイズが登場し、自由になりっっあった性のモラルは一気に保守的になり、夫婦単位の性生活に戻ったという歴史的な経緯があった。ところが21世紀、いままたスワッピングが注目を集めてきている。

いま自分の隣で、他の男性に抱かれて喘ぎ声を漏らす妻がいる。そして自分の肉体を、妻や恋人以外の女性が受け入れている…。この熱い胸の高鳴りはジェラシーだろうか、それとも、新たな世界を知った喜びだろうか?

様々なスタイルで開催されるというスワッピング・パーティ。日本でも歴史は古く、現在、愛好者は20代から熟年層にいたるまで、徐々にその人数を増やしているという。興味はあるがパートナーに言い出せない。いま一歩実際には踏み出せないといった夫婦、カップルを含めると、潜在人口は10万人単位で数えられるといわれている。スワッピングってどういうものなの?どんな風にするの?その後、二人はどうなるの…?そんな疑問を解き明かすように、今、韓国からこの衝撃的なテーマに真正面から斬り込んだ映画がやってきた。それが、この『クラブ・バタフライ』だ。
夫婦の関係をもう一度取り戻すために、新しい世界の扉を開いてゆく若い夫婦を中心に、これまで真実の光を当てられたことのない淫摩な世界を臨場感たっぷりに描いてゆく。現代的でスキャンダラス、禁断のテーマに挑んで韓国の『アイズ・ワイド・シャット』と、マスコミが騒然となった噂の超話題作。主演は韓国ファッション界のトップモデル、アニータ。パリ・コレでも活躍する現役のトップモデルが、全裸になって激しいセックス・シーンをくりひろげ、本国でセンセーショナルな話題を呼んだ。また、彼女にスワッピングをすすめる友人夫婦の妻に、97年度ミス・コリア出身のキム・ヒョニ。彼女もまた、肉感的な白い裸体を披露し、強烈シーンを展開する。音楽はモスフィルム・シンフォニー・オーケストラ。美しい映像にのせて、激しく、妖しく、時には優しく、主人公夫婦の心情を醸し出してゆく。脚本は1999年・韓国映画振興委員会シナリオ公募コンテストの大賞受賞作。
なお、本国ではあまりに激しいシーンはカットされているが、日本公開は、ノーカット・オリジナル版で上映される。

韓国社会のタブーを描いた脚本コンスト・グランプリ受賞作!

1999年度、韓国映画振興委員会主催による脚本コンテストのグランプリ受賞作。スワッピングをテーマに、夫婦の問題を描いており、多くの取材と調査に基づいた脚本の力強さは秀逸だ。脚本としての完成度の高さはもちろん、韓国社会の絶対的なタブーに真正面から、敢然と取り組んだことで大きな話題を呼んだ。主演のアニータは「韓国でこういうパーティが実際に行われているのに驚きました。私はもちろん、参加したことはありませんが…。でも、この脚本を読んで、夫婦の間の心の機微を理解することができるようになりました」と語っている。

マスコミも騒然となったハード・コア作品!?

監督は徹底したリアリズムを追求しようとしたが、そのために、出演者はSEXシーンで、実際にセックスをしながら撮影をしている」という噂がたった。監督と俳優達はディスカッションを重ね、ナチュラルな感じを出すためにリハーサルに膨大な時間を費やし、SEXシーンの撮影にもかなりの時間をかけたのだ。テーマもセンセーショナルなだけに、製作当初から様々な憶測も飛び交い、このような噂がまことしやかに蟻かれたというわけだ。

韓国映画で初めて!
モスフィルム・シンフォニー・オーケストラが音楽を担当!

男女の心の微妙な変化と刺激的なセックス…。主人公の気持ちを激しく、時には優しく表現し、この作品を盛り上げている音楽を担当したのは、世界的なアコーディオン奏者のH・ピアッツォーラとモスフィルム・シンフォニー・オーケストラ。モスクワのスタジオでレコーディングされたが、韓国映画界始まって以来の快挙として話題を呼んだ。モスフィルムはこれまで世界各国の映画音楽を担当し、その素晴らしい演奏は広く知られており、監督がどうしてもモスフィルムの音楽担当を熱望したのも納得できよう。

ストーリー



ヒョク(キム・ヨンホ)とキョン(アニータ)は、幼稚園に通う息子を抱える30代の共働き夫婦。経済的には不自由のない暮らしながらも、仕事と育児に追われ、刺激のない夫婦生活は倦怠期を迎えていた。
イベント会社のキャリアウーマンとして第一線で活躍する妻に比べ、仕事も失態続きのヒョクは、夜の生活も不発続き。久しぶりに妻とのセックスを楽しもうとするものの、キョンは「疲れているの」とそれを拒む。気分転換に行った旅行先では、バスタブの中で身体を熱く絡み合わせ濃厚な前戯を繰り広げるが、肝心なところでヒョクが萎えてしまった。
そんなギクシャクした関係が続いていたある日、キョンがスケジュール帳を忘れたために、ヒョクは彼女が仕切るヌードモデル・スケッチのイベント会場へそれを届けに行った。そこでヒョクは急に下半身に熱いものを感じ、キョンを狭い道具部屋へ連れ込む。無理矢理彼女を机の上に押し倒すと、衣服をはぎ取りながら、激しく突き上げた。やがてキョンは自ら馬乗りになって腰をくねらせて悶え、お互いに達して果てる!こんな状況でないとお互いに感じることができないのか…。それは新たな悩みだった。

そんなヒョクのもとに届く1通の電子メール。

“クラブ・バタフライ”へ、ようこそ…

それは、スワッピング・サイトの案内メールだった。ヒョクは、会社の同僚のウ(ユン・ドンハン)に「夫婦の性の危機」に関する悩みを打ち明けた。ウ夫婦は理想的な夫婦に見えた。いつまでも仲が良く、性生活も順調。妻のスク(キム・ヒョニ)は、ゴージャスなランジェリーを揃え、夜の生活の新たな刺激作りにも余念がない。実は彼らは“クラブ・バタフライ”で、スワッピングを楽しんでいるのだった。ホテルでパートナーを交換して互いにたっぷりと楽しんだ後で、今度はその有様を夫婦で語りながら、それが刺激となり、濃厚なセックスに燃える。艶やかな肌を汗で美しく輝かせるスクを、ウは長い時間を掛けて愛撫するのだった。
スワッピングには興味も関心もなかったヒョクだが、夫婦生活を続けていくためには、やってみるのもいいかも知れない。もし自分が、スワッピングのことを言い出したら、妻はどう思うのだろうか…。何と切り出せばいいのだろうか…。はたしてうまく行くのだろうか…。不安と期待、様々な思いを胸に、ヒョクは、キョンと共に未知のドアを叩こうとする…

スタッフ

監督:キム・ジェス
演奏:モスフィルム・シンフォニー・オーケストラ

キャスト

キム・ヨンホ
アニータ
ユン・ドンファン
キム・ヒョニ
ペ・スビン

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