原題:Swimfan

全世界、話題騒然のエロティック・サイコ・サスペンス、日本上陸!

2002年8月16日全米初公開

2002年/アメリカ/カラー/スコープサイズ/ドルビーSR・SRD/5巻/85分/翻訳:太田直子/ 配給:20世紀フォックス

2008年01月18日よりDVDリリース 2003年06月06日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年3月22日より銀座シネパトスにてエロティック・ロードショー公開

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公開初日 2003/03/22

配給会社名 0057

解説


男はすべてを持っていた。美しい彼女、気の置けない友人たち、そして約束された将来。だが、魅惑的な女性の出現で、たった一度の“過ち”を犯してしまう。それが運命を変えてしまう大事になるとは知らずに…。

2002年9月6日に全米で公開されるや、ロバー・デ・二一口の『容疑者』など大作映画を抑え、全米興行収入第1位をゲット。周囲の予想を大きく上回るこの快挙に、「”Swimfan” makes big splash!」、まさしく周囲をアッと奮わせたのが、このエロティック・サイコ・サスペンス『プール』だ。

一大ブームを巻き起こしたマイケル・ダグラス主演の『危険な情事』(87)を彷彿とさせる、一度の情事が、女性を女豹へと変貌させてしまった設定。『ワイルド・シングス』(98)に匹敵するような、観客をも引き込んでいく、細部にはりめぐらされたスリリングな罠の数々。そして、『スクリーム』(96)、『ラストサマー』(97)、など数多くのアイドル・スターを生み出した学園ホラー映画の流れを汲む、若手注目スターの競演。
この3つの要素に加え、「過ちを犯した男が悪いのか?」「男の欲望を愛と信じた女が悪いのか?」という、永遠に論議の対象となるであろう男と女の深いテーマ性も呼び水となり、各国のインターネットで続々ファン・サイトが立ち上げられている。

彼女がいながらセクシーな美女に誘惑されてしまう主演のベンを演じるのは、映画『ロミオ+ジュリエット』(96)でレオナルド・ディカプリオ演じるロミオの従僕を演じたジェシー・ブラッドフォード。主演を務めたSFファンタジー『Clockstoppers』(02)もスマッシュ・ヒットを飛ばし、母性本能くすぐる笑顔で日本でもブレイクすること間違いナシの赤丸急上昇中俳優だ。そのベンと一夜を共にしたことから、ストーカー行為に走ってしまうマディソン役に、『トラフィック』(OO)で演じたジャンキー娘役も記憶に新しいエリカ・クリステンセン。そして、ベンの恋人エミリ一役には、人気テレビドラマ『ロウェル★星の恋人たち』のリズ役でお馴染み、シリ・アップルビーが演じている。
監督は、映画『M:1-2』(OO)など俳優としても活躍している、『サイアム・サンセット』(99)のジョン・ポルソン。ラッセル・クロウやナオミ・ワッツの活躍で、俄然、熱い注目を集めている豪州映画界出身だ。

撮影は、『スター・ウォーズエピソード/ファントム・メナス』(99)などでセカンド・ユニットの撮影監督を担当したギレス・ナットゲンズ。編集は、『イギリスから来た男』(99)、『Full Frontal』(02)などスティーブン・ソダーパーグ作品を手掛けているサラ・フラック。衣装をミラ・ナイール監督『モンスーン・ウェディング』(01)のアルジュン・バシンが務めている。なおマイケル・ダグラス率いる「ファーザー・フィルムズ」が制作に名を連ねているのも話題の一つ。

ストーリー



N.Y.郊外の高校に通うベン(ジェシー・ブラッドフォード)には、明るい未来が開けていた。彼は水泳部のスター選手。次の大会で記録を出せば、スタンフォード大にスカウトされることがほほ確実だ。ベンを長年、支え続けていた恋人のエイミー(シリ・アップルビー)も、はやる気持ちを抑えられず、高校卒業後は同じ東海岸の大学に進学すると宣言。「ずっと一緒にいよう」と誓い合った。

そんな順風満帆に見えたベンの生活に、さざ波を立てた侵入者がいた。南部からやってきた転校生マディソン(エリカ・クリステンセン)だ。両親が欧州に行くことになった彼女は、この街に住む従兄弟の家に滞在することになったという。大人の色香を漂わすマディソンに、学校中の男子が釘付け。ベンも理性に反して、視線はおのずとマディソンを追っていた。帰宅途中、よそ見運転で危うくマディソンを轢いてしまいそうになったベンは、お詫びに彼女を家まで送り届けることに。その時、助手席にマディソンがノートを忘れていってしまった。
その夜、ノートを届けに行ったベンは、マディソンを夕食に誘った。テーブルに向き合った2人は、自然と身の上話を語り合う。「昔はワルで、ドラッグも窃盗も犯し、半年間少年院にいた」と過去を明かすベン。イやな事を忘れようと少年院内のプールで泳いだ日々が、今の自分に繋がっているのだという。

一方、マディソンもチェロリストになるために今まで練習に励んできたものの、思うように成果が上がらない。そんな音楽一色の生活から逃れたくてN.Y.にやって来たという。

互いの心の中にある闇の部分を明かし合い、親密なムードになってきた2人は、こっそり誰もいない夜のプールに忍び込んだ。

「嘘でもいいから『愛してる』と言って!」マディソンの甘い誘惑に導かれるがまま、唇を重ねたベン。エイミーへの罪悪感に苦悶しながらも、ついに一線を越えてしまう。その夜の出来覇は一回限りの秘め事のはずだった。だが次の日からマディソンは、積極的にベンに近づいていく。自分のヌード写真をメールで送りつけ、挙げ句の果てには自宅にまで押し掛けて愛をささやく。
「だって『愛してる」って言ったじゃない!
マディソンの妄想は次第にエスカレート。ベンの最大のファンとなった彼女は、魔の手を水泳部のライバル選手やエイミーなど、“邪魔者”に向けていくようになった…。

スタッフ

監督:ジョン・ボルソン
脚本:チャ−ルズ・ポール
   フィリップ・シュナイダー
製作:ジョン・ペノッティ
   アリソン・ライオン・セーガン
   ジョー・カラッチオ−ロ Jr
撮影:ギレス・ナットゲンズ
美術:カリーナ・イヴァノフ
編集:サラ・フラック
衣装:アルジュン・バシン
音楽:ルイス・フェブレ

キャスト

ベン:ジェシー・ブラッドフォード
マディソン:エリカ・クリステンセン
エイミ一:シリ・アップルビー
力一ラ:ケイト・バートン
シムキンズ・コーチ:ダン・ヘダヤ

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