原題:LIBERTY STANDS STILL

正義とは何だ。

2002年/カナダ・ドイツ/96分/ビスタサイズ/ドルビーSR/ 配給:メディア・スーツ・アースライズ

2005年03月18日より2005年5月20日までの限定DVDリリース 2003年03月07日よりDVD発売&レンタル開始 2002年8月31日より東映パラス3にて緊急ロードショー公開

公開初日 2002/08/31

配給会社名 0066/0098

公開日メモ 今アメリカで大人気の『ブレイド2』のウェズリ—・スナイプスが今度はスナイパーとしてスクリーンにやって来る。

解説


『ブレイド』『ブレイド2』の連続ヒットで今やハリウッドで最もHOTなアクション・スターとして名声を欲しいままにしているウェズリー・スナイブス。その最新主演作『スナイパー』が遂に完成した。今回、スナイプスが挑むのは学校の敷地内で起きた発砲事件によって最愛の愛娘を殺さされた元ClA諜報部員”ジョー”。その激しい怒りは犯人個人を超越し、娘の殺害に使われた銃の製造元であるアメリカ最大の銃器メーカー、マクロード壮へ。
その社長夫人でもある副社長のリバティを人質に空前の復讐劇を開始する。愛人との密会へ急ぐ彼女を高性能ライフルで狙い、爆弾を仕掛けたホットドッグスタンドに釘付けにするジョー。
ロスのシティパークを舞台に、ジョーの緻密な計画が着実に進行してゆくなか、リバティの窮地を知った夫が信じられない行動に出る。アメリカ政府を根底から覆す証拠を握る妻に何と暗殺部隊を差し向けたのだ。
“目的達成”のため、殺るべき標的の命を守る羽目になるジョー。ビルの一室から暗殺者たちを次々と射殺してゆく彼の前にやがてSWATの精鋭スナイパーたちが立ちはだかる。狙撃者、暗殺部隊、そしてSWATーープロVSプロの想像を絶する戦いの火蓋が切って落とされた・・・。
『ブレイド』2作で魅せた官能的なまでに美しいハイパー・アクションのさらなる進化形ーー最新作『スナイパー』でウェズリー・スナイブスは、常識を覆す新境地で映画ファンを驚樗させる。出演シーンの95%をビルの一室に限定するという意表を衝いた設定。そこで炸裂する最愛の娘の命を奪った銃器、そしてそれを野放しにしてる「憲法修正第二条」への、ほとばしる怒り。これまで誰も体験したことのない“アクションの新定義”をウェズリー・スナイブスがスクリーンに叩きつける!ロスのシティパークを舞台に繰り広げられるスナイパーVSスナイパーの壮絶なブロフェッショナル対決!
 物語の進行にあわせてリアルタイムで展開する秒読みのサスペンス!スタイリッシニなオープニングから衝撃のラストまで一瞬たりとも息を抜けない超絶のスナイパー・アクションがここに誕生した。
共演は『メン・イン・ブラック』『ドグマ』のりンダ・フィオレンティーノ、『サウンド・オブ・サイレンス』『エグゼケティブ・デシジョン』のオリバー・プラット、監督・脚本、CF、ミュージックビデオ界で数々の賞を受賞し、『ニキータ』、『ハイランダー』のTVシリーズを手がけている女流監督カリ・スコッグランド。本作の製作会社ライオンズ・ゲートは過去に『白い刻印』、『アメリカン・サイコ』、『ゴッド・アンド・モンスター』、『バッファロー’66』といった問題作を放ってきたが本作では世界を震撼させたコロンバイン高校での銃撃事件がドラマ展開上の重要な意味を持ち、アクション映画を超越した深いテーマ性を確立させている点も見逃せない。

ストーリー


アメリカ最大の銃器メーカー、マクロード社の副社長として絶大な富と権力を握るリバティ・ウォラス(リンダ・フィオレンティーノ)は社長である夫のビクター(オリバー・ブラッド)との結婚生活に疲れ果てていた。今の彼女にとって唯一の心の支えは愛人の舞台俳優、ラッセル(マーティン・カミンズ)との秘められた情事だけだ。その日、彼女は夫に内緒でロサンゼルス・ダウンタウンの劇場で行われるラッセル主演の最終公演を見に行くところだった。まさか、その日が彼女の人生、”最後の日”になるかもしれないなどとは思わずに。
 情事に欠かせない麻薬を仕入れに劇場の向かいにある広場のホットドッグスタンドへと向かうリバティの携帯電話が鳴る。そして、彼女の胸には赤いレーザー光線が・・・。それはライフルがそこを狙っていることを示す死の印。ジョーと名乗る電話の主(ウェズリー・スナイプス)は電話が切れたとたん、大爆発が起きるようにセットしてあると告げる。携帯電話のバッテリーは残り80分足らず。ジョーの命令で屋台と自らの足首を手錠でつなぐリバティはその場から逃れられない。一方、彼女が訪れるはずだった劇場の控え室では愛人のラッセルがジョーによっていすに縛られ、身動きできない状態にされていた。劇場は開演を待ちわびる観客でもうすぐ幕があがろうとしている。
公園を臨むビルの一室からライフルでリバティを狙うジョー。CIA諜報員だった彼は幼い娘が学校で起きた発砲事件で殺されたことから銃器メーカーへの復讐を決意。銃の所持に関する「憲法修正第二条」を実行させ、リバティに不法な武器取引に関与している政府高官の名前を暴露するように求める。彼女を狙っているライフルはマクロード社から流れてきたものだ。さらにジョーはリバティの夫ビクターに電話をつなぎ、彼女が置かれている状況を告げた。
 当初はジョーの脅迫がハッタリではないかと疑っていたリバティだったが異変に気づいた警官とTVリポーターが相次いでジョーに撃たれ、彼が本気であることを思い知らされる。次々と展開する悪夢に直面し、ようやく自分が犯してきた過ちに気づき始めるリバティ。だが、政府との闇取引に関与してきた彼女に対し、夫ビクターはひそかに暗殺部隊を送り込む。携帯電話のバッテリー切れの瞬間が刻一刻と迫る中、アメリカ政府を転覆させるスキャンダルを握る女リバティをめぐってジョー、SWATの熾烈な戦いが始まった・・・。

スタッフ

監督:カリ・スコッグランド
脚本:ショーン・フッド
撮影:デニス・マロニー
美術:ジョアン・ハバート
編集:ジム・マンロー
衣裳:リサ・クロスト

キャスト

ジョー:ウェズリー・スナイプス
リバティ:リンダ・フィオレンティーノ
ビクター:オリバー・プラット
ラッセル:マーティン・カミンズ

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