原題:Triple X

コードネームは“xXx” ——新種のシークレット・エージェント—— 時代は変わった、いままでのヒーローでは世界を救えない!!

2002年8月9日全米初公開

2002年/アメリカ/ 配給:東宝東和

2015年07月08日よりDVDリリース 2005年12月16日よりDVDリリース 2005年02月16日よりDVDリリース 2003年03月19日よりDVD発売&レンタル開始 2002年10月26日より日劇3ほかにてロードショー公開

(C) 2002 Revolution Studios Disutiribution Company LLC,ALL RIGHTS RESERVED

公開初日 2002/10/26

配給会社名 0002

公開日メモ コードネームは“xXx”——新種のシークレット・エージェント——時代は変わった、いままでのヒーローでは世界を救えない!!

解説



2002年8月、アメリカは新しいヒーローの出現に沸きかえった。1年前の事件以後、アクションの方向性を模索していたアメリカ映画界が、満を持して送り出した究極のヒーロー、ザンダー・ケイジ。“xXx”=“過激の3乗”をコードネームにしたスーパー・シークレット・エージェントの登場である。
Xスポーツ野郎たちの伝説であり、法律などお構いなしのストリートガイがNSA(アメリカ国家安全保障局)から“破壊のライセンス”を与えられる——。筋肉隆々、これまでのスパイ映画の常識をことごとくくつがえし問答無用の活躍を繰り広げる。これぞ21世紀のヒロイズム、スパイ新世代と呼ぶにふさわしい輝きである。
アメリカでは3374のスクリーンを独占し、公開3日間で『007』シリーズを凌ぐ4450万ドル(約55億円)の興収を記録。“xXx”現象とでもいいたくなるほどの熱狂ぶりに、早くも続編の製作が決定している。
なにより、ハリウッドは待望のアクションスターのニューブリード誕生に興奮を隠せない。フェロモン全開、精悍さに溢れたタフな容貌にユーモアを滲ませる、その名はヴィン・ディーゼル。『ピッチ・ブラック』や『ワイルド・スピード』で、スターダムにのし上がた彼が肉体に磨きをかけて、瞬きの猶予を与えないアクションにチャレンジしてみせる。地上200メートルの橋からのスポーツカー・ダイブ、空前絶後のバイク・スタント、スノーボードをつけての空中ダイビング、高速潜水艦への飛び移り、雪崩のなかでのスノーボーディングまで、危険度トリプル級、ジャッキー・チェンも真っ青のスタントを披露する。まさに惚れ惚れするようなヒーローぶりなのだ。
しかもディーゼルを囲む共演者も粒ぞろい。“xXx”をスカウトするNSAエージェントには、『シャフト』をはじめアクションスターの顔ももつ演技派サミュエル・L・ジャクソン。記念すべき“xXx”ガールには『王妃マルゴ』や、父ダリオ・アルジェントの『トラウマ/鮮血の叫び』などで異彩を放ったイタリアの個性派アーシア・アルジェント。これに『ロード・オブ・ザ・リング』のマートン・コーカス、『ブラックホーク・ダウン』のマイケル・ルーフ、『すべてをあなたに』のトム・エヴェレット、『ヒート』のダニー・トレホ、加えてトニー・ホーク、マット・ホフマンなど、格闘技のスターたちも大挙、出演している。
脚本は『Aire head』『The Stoned Age』のリッチ・ウィルクス。古典的なスパイ映画のファンの彼は現代にアピールするスパイ像を練り上げ、『デイライト』や『ワイルド・スピード』のヒットメーカー、ロブ・コーエンこ作品を托した。タイトで疾走感にみちた語り口で知られるコーエンは、ユーモアとポップカルチャー満載、息つく暇を与えないノンストップ・スパイアクションに仕上げている。スタッフも1級のスタッフが選りすぐられている。撮影は、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『ワンス・アンド・フォーエバー』のディーン・セムラー。美術監督は『スーウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』『スーウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のギャビン・ボクエット。また、衣装デザインを担当したのは『ワイルド・スピード』のサーニャ・ミルコビック・ヘイズ。また特筆すべきスタント・コーディネーターは、『ハート・オブ・ウーマン』のランス・ギルバートと『U-571』のジェームズ・アーネットが担当している。ふたりは陸上、海、空中、雪中などの場面を問わず、格闘技の見せ場を最大限に利用したアクション・シーンを生み出している。視覚効果スーパーバイザーは、『奇蹟の輝き』でアカデミー賞を受賞したジョエル・ハイネック。特殊効果監督は『アルマゲドン』のジョン・フレイジャー。音楽は『デイライト』のランディ・エデルマンがスコアを書き、イギリスのテクノ・マスター“オービタル”、ドイツの人気メタル・バンド“ラム・シュタイン”など旬なアーティストが参加している。またヒップ・ホップの歌姫“イヴ”が特別出演しているのも見逃せない。製作はコーエンの盟友にして『ラストサマー』などのヒット作を誇るニール・H・モリッツ。製作総指揮に『ワンス・アンド・フォーエバー』のアーン・L・シュミット、トッド・ガーナー、『Diablo』のジョージ・ザックに、ヴィン・ディーゼル自身も名を連ねている。ハリウッドの次代を拓くノンストップ・スパイアクション大作。理屈抜きに面白い、21世紀のエンターテインメントがここに新たな1頁を記した。

ストーリー



エクストリーム・スポーツ(X−スポーツ)のカリスマ、ザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)はスリルが生き甲斐の男。トレードマークは首の後ろに彫った“xXx”の刺青。法律なんか眼中にない。BMX、スノーボード、スカイダイビングを駆ってひたすら危険なゲームに生命を賭ける。目もくらむ橋の上から車で落下、パラシュートを背負って脱出するなんて朝飯前。自らの映像を納めたビデオをインターネットで販売して、若者達に熱狂的な人気を得ていた。
そんな彼に目をつけたのは、NSA(国家安全保障局)のベテラン・エージェント、アウグスト・ギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)だった。NSAはかってソ連が開発した危険な生化学兵器の盗難事件に絡んでいるとされるテログループ〈アナーキー99〉を捜査していたが、本拠のあるプラハに送り込んだ3人のエージェントはことごとく抹殺されていた。組織に潜り込み、真の目的を探るためにも囮捜査が必要だった。
ギポンズは“毒には毒を…”の発想で意表を突いた、策を打ち出す。命知らずの犯罪者に苛酷なテストを施し、パスした者に免罪と引き換えに任務を与えようというものだった。このとんでもない候捕者リストにザンダーも載せられていた。
拉鼓され、強引にテストに参加させられたサンダーは、運動能力に加え冷静な判断力と度胸の良さで他を圧倒していく。その卓抜した胆力を目の当りにしたギボンズは、あらゆる策を弄して、無理矢理、彼をシークレット・エージェントに任命する。コードネームは“xXx”。ザンダーは〈アナーキー99〉の潜入捜査のため、渋々チェコヘと向かうことになる。
ストリートで生き抜く知恵を身につけているサンダーは、ブラハの裏社会にするすると入り込み、抜群の洞察力と行動カで組樽のボス、元ロシア軍将校トーギ(マートン・コーカス)に近づく。
横転をきかし、首尾よく生化学兵器を使用したテロ計画の情報を得たザンダーだが、ポスの恋人エレーナ(アーシア・アルジェント)が組織を抜けたがっているのを知り、報告を受けたギボンズの帰国命令を無視、彼女の手助けをするためにひとりアジトに引き返す。
その頃、ザンダーの正体を知ったヨーギは生化学兵器テロを実行に移そうとしていた。このままでは罪の無い何万人の人々が犠牲になってしまう。正義なんて言葉と無縁だったクールなサンダーの心になにかが熱く燃え上がる…

スタッフ

製作総指揮:アーン・L・シュミット、トッド・ガーナー
      ヴィン・ディーゼル、ジョージ・ザック
製作:ニールー・H・モリッツ
監督:ロブ・コーエン
撮影:ディーン・セムラー AM,ACS,ASC
編集:クリス・レベンソン、ポール・ルーベル、A.C.E.
脚本:リック・ウィルクス(ノベライズ:角川文庫・刊)
プロダクション・デザイナー:ギャビン・ボクエット
音楽監修:キャシー・ネルソン
音楽:ランディ・エデルマン(サントラ盤CD:ユニバーサルミュージック)
衣裳:サーニャ・ミルコビック・ヘイズ
特殊視覚効果:ジョエル・ハイネック

キャスト

ザンダー・ケイジ:ヴィン・ディーゼル
エレーナ:アーシア・アルジェント
ヨーギ(アナーキー99リーダー):マートン・コーカス
アウグスト・ギボンズ(米国家安全保障局員):サミュエル・L・ジャクソン
トビー・リー・シェーバース:マイケル・ルーフ
ミラン・ソーヴァ:リッキー・ミューラー
キリル:ウェルナー・ダーエン
コルヤ:ペトル・ヤクル
ビクトール:ジャン・フィリベンスキー
ディンク・ホッチキス議員:トム・エヴェレット
エル・ジェフ:ダニー・トレホ
ジム・マックグラス(米国家安全保障局員):トーマス・イアン・グリフィス

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