原題:WHO IS CLETIS TOUT?

ホテルの一室…。突きつけられた銃。語り始めた男。 「ダイヤ、監獄、そして女…。俺の話を聞いてくれ。」

2002年7月17日全米公開予定

2002年/アメリカ/カラー/ドルビーSRD/スコープサイズ/92分/ 配給:ギャガコミニュケーションズ

2003年01月25日よりDVD発売開始 2002年8月10日より、シネマメディアージュ他全国ロードショー

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ビデオ時に変わった場合の題名 クライム&ダイヤモンド

公開初日 2002/08/10

配給会社名 0025

公開日メモ ホテルの一室…。突きつけられた銃。語り始めた男。「ダイヤ、監獄、そして女…。俺の話を聞いてくれ。」

解説



クリスチャン・スレーター、ティム・アレン、リチャード・ドレイファス、ポーシャ・デ・ロッシ。名のあるキャストが一介の新人監督であるクリス・バー・ヴェルの作品に出演したのには訳がある。全ては監督クリス・バー・ヴェルの映画への情熱溢れる脚本が引き金になっている。 バー・ヴェルのオリジナル脚本による『クライム&ダイヤモンド』は、クライムサスペンス、コメディ、ロマンスなどの様々な要素を絶妙にミックスして、過去の名画へのオマージュを捧げた作品といえる。
ホテルの一室で名画フリークの殺し屋に追い詰められた男は、自分の物語を語り始める。
それは、過去の名画以上にドラマティックな、ことの顛末だった…。
お人好しな偽造詐欺師、名画フリークの殺し屋、マジックを駆使するダイヤ強盗と、その純情な娘、妖艶なドラッグ・クイーン、アクの強い検死官など個性的なキャラクターが入り混じり、男のストーリーは進んでいく。
そして、男の語る物語は、彼自身の窮地を救うことができるのか?
はまり役といえる、妙にお人好しな偽造詐欺師のクリスチャン・スレーター、名画フリークな殺し屋にティム・アレン、アカデミー賞受賞の名優リチャード・ドレイファス、「アリー・myラブ」のクールな弁護士ネル・ポーター役で人気上昇中のポーシャ・デ・ロッシが揃い、『3人のエンジェル』(95)にも出演した強烈なドラッグ・クイーンのルポール、スコットランド人コメディアン、ビリー・コノリーらが、その存在感を生かしている。
監督・脚本は、本作品が劇場用長編映画デビューとなるクリス・バー・ヴェル。
構想から映画化まで10年をかけた本作品は、ときに往年の犯罪映画の様相を呈し、あるときはロマンティックな名画の雰囲気を醸しだす。セリフや映像として随所に現れる過去の名画の引用からは、彼の映画への愛情が感じさせられ、思わずニヤリとするだろう。

ストーリー



 場末のホテルの一室、椅子に縛り付けられたトレバー・フィンチ(クリスチャン・スレーター)は、古い名画ファンの殺し屋 毒舌ジム(ティム・アレン)に捕まっていた。ジムは、いい話を聞かせてくれたら、命を助けてやると約束する。 絶体絶命の危機の中、フィンチは話し始める。

「物語を聞かせよう。いい話だ。それで何もかも分かるさ。宝石強奪事件があって、刑務所脱獄があって、女がいた・・・」

〜「物語の舞台は?」「NYロケは高くつく」「’とある都市’にしよう」〜
〜「物語の出だしは、回想シーン?」「いいね、回想シーンは大好きだ」〜

 逃し屋の偽造詐欺師フィンチは刑務所で知り合ったマイコー(リチャード・ドレイファス)と、連邦刑務所を脱獄する。2人の目的は、マイコーが25年前に盗み出して、片田舎に埋めた大量のダイヤを掘り返すことだった。脱獄後フィンチはクレティス・タウトという男になりすまし、マイコーも他人になりすました。タウトは、マフィアの殺人現場を撮影したために、すでに殺された男だったのだが、フィンチはクレティス・タウトの命を狙うマフィアの殺し屋がいることを知らなかった。

〜「銀幕の純情娘だ」「利口で活発」「でも優しいキャサリン・ヘプバーンだ」〜

マイコーには一人娘テス(ポーシャ・デ・ロッシ)がいた。しかし彼女と再会したのもつかの間、クリティス・タウトと誤解してフィンチを狙うマフィアの襲撃により、彼は死んでしまう。反目しあいながらも、フィンチはテスから、ダイヤのありかを聞き出す。しかし、その場所は刑務所になっていた。

〜「いよいよ来たぞ、これぞ意外な展開」「サイドストーリーが必要だな」〜

フィンチは自分の命を狙う殺し屋から逃れ、ダイヤも手に入れる為の計画を思いつく。マフィアの殺人に関する重要参考人として刑務所に逃げ込むのだ。
フィンチは果たして、マフィアの追っ手を逃れて、ダイヤを手に入れる事ができるのか?

そして、この物語は、フィンチを窮地から救うことができるのか・・・?

スタッフ

監督・脚本:クリス・バー・ヴェル
製作:マット・グリマルディ、ロバート・スヌカル、ダニエル・グロドニック
   ジェイ・ファイアストーン、アダム・ハイト
製作総指揮:ダニエル・ダイアモンド
共同製作:デニス・マーフィー、メアリー・ジョー・スレイター、トニー・シャッチャー
     マイケル・フィリップ、エリック・サンデイズ
撮影監督:ジェージー・ジエリンスキー
プロダクション・デザイン:チャールズ・ローゼン
衣装デザイン:ベッツィ・コックス
音楽:ランディ・エデルマン
編集:ロジャー・ボンデリ A.C.E.

ファイアワークス・ピクチャーズ/ピーター・ホフマン提供
ファイアワークス・エンターテイメント/タスカ・ピクチャーズ作品
ニコール・ムーン・フィルムズ協力

キャスト

トレバー・フィンチ:クリスチャン・スレーター
毒舌ジム:ティム・アレン
マイコー:リチャード・ドレイファス
テス:ポーシャ・デ・ロッシ
サビアン:ビリー・コノリー
ジンジャー:マーカム・ルポール

LINK

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