原題:Sweet Home Alabama

2002年9月23日全米初公開

2002年/アメリカ/ 配給:ブエナビスタエンターテインメント(ジャパン)

2005年03月18日より2005年5月20日までの限定DVDリリース 2003年09月18日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年09月18日よりDVD発売開始 2003年6月14日より日劇3ほか全国ロードショー公開

© TOUCHSTONE PICTURES.

公開初日 2003/06/14

配給会社名 0069

解説


全米女性の大絶賛を集め、全米男性の大ヒンシュクを買った(?)噂の映画『メラニーは行く!』。例え“ワガママ”と言われても、どこの誰よりも幸せになりたい!例え“ジコチュ—”と呼ばれても、自分の人生の主役は私!そんな微妙な女性心理を100%満足させてくれる21世紀のヒロインが、恋とキャリアを賭けて大奮闘。いまやハリウッドのトップ女優となったリース・ウィザースプーン主演で贈る、“幸せになりたい女性”必見の痛快ラブ・ストーリーだ。
メラニー・カーマイケルはニューヨークの若手ファッション・デザイナー。ある日突然、彼女は世界で一番幸運なヒロインになった。シンデレラですら手に入れたのは、所詮は王子様だけ。だが、メラニーは現代版の王子様大富豪のニューヨーク市長の息子からのプロポーズと、デザイナーとしての成功の両方を、一夜にして手に入れたのである。
ティファニーを一晩借りきって、王子様は優しくささやく。「さあ、好きな指輪を選んで」夢見心地のメラニー。でも、ちょっと待って1この結婚には、たったひとつだけ問題があった。実は、メラニーは高校時代に地元のアラバマで結婚しており、おまけにある“事情”があって、未だに離婚が成立してないのだ。メラニー危機一髪!幸せな未来は夢だったの?
しかし、こんなことでヘコたれるメラニーではなかった。幸せをこの手につかむため、過去ときっちりカタをつけなきゃ。固い決意を胸に、メラニー・カーマイケルは故郷アラバマに向かうが・・・。

昨年9月27日に全米で公開された『メラ二一は行く!』は、ラブ・コメディ史上歴代最高のオープニング興収を稼ぎ出すN0・1大ヒットを記録。この成功を受けて、『キューティブロンド』で一躍脚光を浴びたリース・ウィザースプーンは、米国の業界紙《エンターテインメント・ウィークリー》の読者投票によってハリウッドN0・1女優に選出されている。

その人気の秘訣は、何といっても主人公メラニーの愛すべきキャラクター。幸せめがけて暴走気味に突っ走る彼女の姿は、「そんなことしたら、嫌われちゃうかも」と自分にブレーキをかけてきた多くの女性たちのハートをガッチリつかんでしまったのだ。100%本音で生きてるこんなヒロインの登場に、男性諸君は戦々恐々。でも、メラニーはワガママでもジコチューでもなく、ただ《幸せになること》に真剣なだけだとわかった時、誰もが彼女の輝くようにキュートな魅力に夢中になってしまうはず。

“都合のいい女”を卒業して、“本当のいい女”をめざすそんな《メラニーな女性》たちが、これから益々増えそうである。

監督は『アンナと王様』のアンディ・テナント。「好むと好まざるとに関わらず、誰にでも将来を運命づけられたたった一人の人がいる」と語る彼は、この波乱万丈のラブ・ストーリーにたっぷりとロマンティックなテイストをもたらしている。

メラニーの夫ジェイク役には、“若きポール・ニューマン”と評され、「ビューティフルマインド」などで人気急上昇中のジョシュ・ルーカス。非の打ち所のないメラニーの求婚者アンドリュー役に、「スクリーム3」のパトリック・デンプシー。その母親でNY市長ケイト役を、オスカーノミネート女優キャンディス・バーゲンが颯爽と演じている。

撮影は「ゴスフォード・パーク」のアンドリュー・ダン。音楽は「ユー・ガット・メール」などで知られるジョージ・フェントン。また、メラニーがデザイナーならではのセンスを発揮して着こなす最新NYファッションも必見である。

さて、一見デートムービーに最適なこの作品だが、観賞後のカレ氏の反応にはくれぐれもこ用心を。ものわかりのいい女性に甘やかされてきた日本の男性には、いささか刺激が強すぎるかも

ストーリー

メラニー。カーマイケル(リース・ウィザースプーン)は、ニューヨークで今一番ホットな新進ファッション・デザイナー。新作発表のコレクションを前に、ロフトには緊張感がただよっている。□は悪いが献身的なスタッフ、プライベートでは優しい恋人に恵まれ、最高の充実感をメラニーは味わっていた。その上、恋人のアンドリュー(パトリック・デンプシー)は、富豪のニューヨーク女性市長の息子で、優しくてハンサム。女性たちの憧れの的なのだ。

よいよコレクション当日。大成功の喝采に包まれたメラ二一を乗せた、アンドリューからの迎えのリムジンは、どこかのビルの裏口へ。不審に思いながら使いの男に暗闇を導かれ、パッと明かりが点ると、そこはティファニー本店の中!待ち構えていたアンドリュー。「僕と結婚してほしい」何とティファニーを一晩借り切ってのプロポーズ大作戦だった!「さあ、好きな指輪を一つ選んで」。夢見心地のメラニーは、しかし指輪を受け取った一瞬の後、あるコトを思い出した。実は、彼女は結婚していたのだ!故郷のアラバマで高校時代に結婚した夫がいて、いまだに彼が離婚を拒み続けているため、戸籍上ではまだ“人妻”。一方パーティーの席上で、メラニーの指輪を目ざとく見つけた市長のケイト(キャンディス・バーゲン)は仰天。売れっ子デザイナーだと浮かれている息子の恋人の正体を、暴いてやろうと心に決める。

メラニーは、離婚届を片手に大急ぎで、アンドリューに内緒でアラバマに帰郷する。かつて一緒に暮らしたくたびれた家に、夫のジェイク(ジョシュ・ルーカス)はまだ住んでいた。離婚届にサインしろとタカビーに命ずるメラニーに、ジェイクはのらりくらりはぐらかすばかり。怒り心頭で実家に戻れば、母親は何年も帰らなかったことをなじりながら、こまごまメラニーの心配を始める。ニューヨークの華やいだ生活と対照的な田舎くささに、メラニーは少しいら立ちを覚える。

次の日から容赦なく、メラニーの攻撃が始まった。ジェイクの貯金を全部使って(どうして大金があるのか不思議に思ったが)、巨大冷蔵庫からベッドまで「妻なら当然だわ!」と新しく買い直してみせたり。離婚届にサインさせようと、あの手この手。けれどバーでも道でも郵便局でも、行くところ幼なじみや知り合いばかり。何をしても、町中の知れるところ。颯爽とニューヨークファッションで決めても、浮きまくり。離婚を迫るメラニーを、何かのゲームのように、元仲間たちはニヤニヤ笑って見ている。変わらぬメンツでバーにたむろする彼らに、メラニーは泥酔して八つ当たりし、ひどい言葉で傷つけてしまう。しかし暴れるメラニーを、結局最後まで面倒見るのはジェイクだった。

そんな時、メラニーの生い立ちを調べに、ケイトが男を送り込んで来る。田舎の裕福な家庭で育ったと、偽っていたメラニーは大慌て。瞬時の機転と仲間の協力で、難を逃れたメラニーだったが、自分の過去を偽ることに内心嫌気を感じはじめる。暴言を吐いて傷つけたのに、みんな寛容にメラニーを受け入れる。

彼女は、次第に複雑な気分に覆われていく。そして次々とメラニーは、自分が気付かなかったジェイクの優しさを知ることになる。かつてニューヨークに彼女に会いに行ったこと、頑張っている姿を見て声を掛けずに帰って来たこと、ジェイク自身もそれをみて発奮し、実は事業を成功させていたことなど。メラニーの気持ちが大きく揺れ始めた時、戻って来ないフィアンセを心配したアンドリューが、この小さな田舎町へやって来て、ジェイクとはち合わせしてしまう。
さて、人生最大のピンチに、メラニーはどうする?

スタッフ

監督:アンディ・テナント
脚本:C.ジェイ・コックス
原案:ダクラス・J.エポック
製作:ニール・H.モリッツ
製作総指揮:ジョン・ジャッシニ
撮影:アンドリュー・ダン
編集:トロイ・タカキ
   トレイシー・ワドモア・スミス
衣装テザイン:ソフィ・デ・ラコフ・力一ボネル
音楽:ジョージ・フェントン

キャスト

メラニ—:リーズ・ウェザースプーン
ジェイク:ジョシュ・ルーカス
アンドリュー:パトリック・デンプシー
ケイト:キャンディス・バーゲン
パール:メアリー・ケイ・プレイス
アール:フレッド・ウォード
ステラ・ケイ:ジーン・スマート
ボビー・レイ:イーサン・エンプリー

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