原題:SERVING SARA

2002年/ドイツ・アメリカ合作/カラー/1時間40分/6 巻/2737 m/ビスタサイズ/ドルビーSRD/ 提供:角川ヘラルド・ピクチャーズ、ポニーキャニオン 配給:日本ヘラルド映画

2006年03月15日よりDVDリリース 2005年11月19日(土)より[銀座シネパトス]ほかにてロードショー!

公開初日 2005/11/19

配給会社名 0058

公開日メモ 先に離婚を通達した方がすべてを手に入れる!?愛すべき貧乏クジ男マシュー・ペリーと組んだ女富豪エリザベス・ハーレーが知力・体力を尽くしての必死の離婚レース!

解説


始まりは一通の書類。それは離婚届だった。

事の始まりはNYに里帰りしているゴージャスなセレブ妻サラ(エリザベス・ハーレー)に見知らぬ男ジョー(マシュー・ペリー)が持ってきた離婚通知。
第三者からの重要書類の通知は日本ではなじみがないが、アメリカでは知られた存在で、各機関から発行された法的書類を当人へ受け取らせる、というものだ。駐車違反、裁判所からの召喚状、そして離婚届など、受け取りたくない書類から逃げ回っているワケありな人たちが多い世の中。ここのところターゲットに逃げられてばかりで不調続きのジョーは、一発大逆転とばかりに、大富豪からその妻への離婚の通知を請け負った。
しかし、いきなり離婚届をつきつけられ、財産もゼロで放り出されるなんて、サラだって黙ってはいない。逆にジョーを味方に引き込んで、離婚通知を無効にし、夫へ財産分与付きの離婚届を送達するよう持ち掛けた。NYからテキサスへ舞台を移し、互いに通知を受け取るまいと、あの手この手と戦いを仕掛けるサラと夫ゴードン。それぞれのエージェントとスクラムを組んで、牛をも巻き込む一大チェイスが始まる!

エリザベス・ハーレーのお着替えあり、カークラッシュあり、とんでもないトラックラリーあり、火だるまタイヤありの、ドハデ〜なアクションに、気分もスッキリ。

舞台は、広大でどこかコミカルなテキサスと、セレブ感漂うニューヨークの2大都市。
飛行機で町から町へと横断するテキサスでは、クレジット・カードを差し止められ現金も持たないサラとジョーが、空港に預けられた他人のスーツケースから服を引っ張り出してファッション・ショーをするやら、車を一時拝借するやら。
更にサラがいきなりTシツを脱いでフロントでホテル代をタダにさせるやら、思わず笑わずにいられないエピソードがたっぷり。夫ゴードンを牧場へあわやというところまで追い詰めた時には、なぜか雄牛を発奮させるためにとんでもないことをさせられるジョーと、獣医の看護婦になりきるサラ。そして、クライマックスの大観衆に囲まれたラリー場では、ゴードンの用心棒や、ジョーのライバルのトニーまで巻き込んだドハデなアクションの数々に拍手喝さい、爽快な気分にひたれることは間違いない!

ロマンス・コメディで手腕を発揮! レジナルド・ハドリン監督と魅力的なキャスト陣!

オリヴァー・ストーン監督「エニイ・ギブン・サンデー」、ソフィア・コッポラの初監督作品「ヴァージン・スーサイズ」を製作したダン・ハルステッドが、軽いタッチの良作を探していたところ、幸運にも手渡されたのが本作だった。
ハルステッドは「監督にはレジー・ハドリンがピッタリ。この手のロマンス・コメディにはバツグンのセンスがある。それはエディ・マーフィーの『ブーメラン』でも実証済だ」と、彼以外は考えなかったという。そして、何より「フレンズ」ファンにはたまらない魅力のマシュー・ペリーと、完璧なルックスを誇るエリザベス・ハーレーという主演2人のことは言うまでもない。特にプロデューサー業や自身の水着ブランドのビジネスも好調で、女優休業宣言していたハーレーの美しさがスクリーン中にほとばしる。
一緒にいるうちに、いつの間にか本音で語り合い、最低から始まった関係がお互いを愛しく思う様になるロマンスには、女性ならずとも共感せずにいられないだろう。そんな2人を支えるのは、女好きでカウボーイ魂な牧場王ゴードンにブルース・キャンベル、妻の座を狙って画策するセクシーなブロンド娘役に「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のエイミー・アダムスら。

ストーリー

別れは先にイッたもの勝ち!?大富豪カップルの離婚届の行方は?

召喚状、離婚届など、法的書類を受け取りたくない相手へ受け取らせるのが仕事のジョー(マシュー・ペリー)。今度の大きなヤマは、テキサスの牧場王ゴードン(ブルース・キャンベル)から、NYの実家に里帰り中の美しくゴージャスな妻サラ(エリザベス・ハーレー)へ、財産分配もない離婚通知を届けることだった。

そんな法律の仕組みを知らないサラは、何の予備知識もなくいきなり書類を渡され証拠写真を取られてしまい、帰る家もクレジット・カードも失い、夫の裏切りと法の理不尽さに二重のショックを受ける。
真実を確かめるためテキサスへ戻ろうとするが、バスの中で再会したジョーに八つ当たりせずにいられない。ジョーの思いやりのなさや、夫の卑劣さ、納得できない法律への怒りをぶちまけるサラ。ジョーは「君はこれまで送達した誰よりも美人だ」と皮肉たっぷりに正直な心証を述べるとともに、「もしこれがNYの法律に乗っ取って君からダンナへ先に離婚届を突きつけていれば、少なくとも財産の半分は君のものだった」と、アメリカの法律の違いを教える。それを聞いたサラは、先ほどの夫からの通知受領を無効にし、逆に夫へ離婚届を届けて欲しい、と、ジョーに共同戦線を持ちかける。報酬100万ドルに眩んだジョーは、サラと一路テキサスへと飛んでいく。

一方、サラへの離婚通知に失敗したとの報告を受けたゴードンの弁護士は、ゴードンの居場所が分からないように、テキサス中にあるあちこちの牧場へと情報をかく乱する。と同時に、ジョーのライバルであるトニーが新たな離婚通知を手にサラを追う。しかし、ジョー&サラのチームも負けてはいない。トニーに嘘のサラの宿泊先情報を流したり、牧場へ獣医と看護婦のフリをして入り込んだり、メイドを騙してゴードンの書類を盗んだり。そうこうするうちに、最低の印象で始まったサラとジョーの間には、運命共同体としてのパートナーシップを越え、淡い恋心が芽生え始める。

そこへ現れたゴードンの新妻候補のセクシーなブロンド美女。彼女は「ゴードンは女たらしよ。私だっていつかはサラの立場になる。私も協力するからサラに会わせて」とジョーに近づくが、後ろから現れたのは離婚通知とカメラを手にしたトニーだった。
サラはとうとう受領日時を書き込まれた書類を受け取らされ証拠写真を撮られてしまった。激怒したサラに追い出され傷心のジョーは、勝ち誇るトニーから渡された書類を眺めているとあることに気づいた。トニーは間抜けなことに、NY時間を書き込んでいたため、テキサスとNYの時差のからくりで、明記されている時間までにはあと49分残されていたのだ! 49分以内にゴードンに書類を通知すれば、先にこちらが成立したことになる。チャンスはまだ残っている!

ジョーは今一度サラに会いに行き、一緒に夫ゴードンを追いかける。果たしてこの大チェイスの結末は?

スタッフ

監督:レジナルド・ハドリン
脚本:ジェイ・シェリック、デヴィッド・ロン
製作:ダン・ハルステッド
製作:マンダレイ

キャスト

マシュー・ペリー
エリザベス・ハーレー
ブルース・キャンベル

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