原題：SHARK HUNTER

最強の肉食獣。 『オデッセイ2001』『アイスランド』のチームが放つ、巨大サメパニック！！ 今度の鮫は、船ごと喰らう！！

2002年／アメリカ／93min ビデオ発売・販売：フルメディア（16,000） ＤＶＤ発売：フルメディア・販売：パイオニアＬＤＣ（4,700）

2002年8月23日ＤＶＤ発売／2002年8月16日ビデオ発売＆レンタル開始

(C)2002 SHARKHUNTER PRODUCTIONS.LLC.

解説



『ジョーズ』シリーズ以降、『ジョーズ・アタック』『ディープ・ブルー』『シャーク・アタック』『ディープ・ライジング』『ディープ・ブルー』などモンスターパニックジャンルの最強生物“シャークパニック”久々の最新最強作登場！『オデツセイ2001』『アイスランド』『パインン』のチームが製作した、かってないサメ・クライシスは、観る者を恐怖のどん底にたたき落とす仰天のサメ映像を実現。

【チェック・ポイント！】

　こちらは正真正銘、巨大な古代鮫が牙を剥く姿を見せてくれる最新“メガロドン”パニック作品。10月にマグザムよりリリースの『メガロドン』(現時点では未見、近々紹介したいと思います)と共に、二社連動キャンペーンとして“W-JAWSキャンペーン”を展開中。普段本欄に書くような、ジャンル関連作品の紹介等は、そちらの公式頁に実に詳細に書かれてしまっているので、今回はネタどうしよう(苦笑)…って、作品単体について書けばいいんだよね。でも、キャンペーン公式頁には輸入版の画像しか載ってなかった『タイガー・シャーク』は、国内版パッケージがここにあるぜ！なんて、張り合ってみようかとも思いましたが、持ってない作品はこっちの方が圧倒的に多そうなんで止めます(苦笑)。
　さて冗談はさておき、やはり全長20メートルを超えるという設定の古代鮫は、生物襲撃パニックというより完全にモンスターノリで、海底基地や小型深海艇等との対比で描かれるその全貌は、なかなかのヴィジュアル・ショックがあって心地よい。まぁ海底でのライティング等に関しては、同じくＵＦＯ製作で先だって紹介した『パニック・イン・ザ・ダーク』と同様、暗すぎてディティールが判りずらいという問題点を抱えているのも事実だが、深海を不気味な佇まいで泳ぐその姿は、魚という範疇を完全に超え、伝説の海獣ビヒモスを想起させたりもする。このスケール感と、絵的に新しいものに出会えたという感覚はポイントが高い。また、海底基地のハッチから侵入し犠牲者を血祭りにあげるあたりの、『ザ・デプス』(88)を髣髴させるオヤクソク描写も堂に入ったものだ。
　物語の方は、幼い頃船で襲撃にあい、両親を失った過去を持つ青年学者を主人公にすることで、定番ともいえる『白鯨』的な復讐の想いを軸として設定した上で、事故の調査に赴いた海底基地を舞台に未知の古代鮫との死闘を描いていく。ことにクライマックスを経て、死闘の果てに迎える結末は、どちらサイドに同情することもなく、タイトでシビアな着地点がなんとも言えない後味を残す。続編も、製作可能だね。
（殿井君人）

ストーリー


穏やかなビーチ、スベンサーは彼の両親と広々とした海を満喫していた。その時突然、巨大な怪物が海底から急浮上。彼らに襲いかかり、ファミリーヨットを粉々にし、スペンサーの両親が犠牲となる。
そして怪物は泳ざ去っていった。何故か幼いスペンサーだけを残して…。
20年後。スペンサーは大学で深海艇について教えていた。今や彼は深海艇及ぴ潜水艦のエキスパートとなっていた。ある時、マリアナ海溝の深海にある研究所の施設が破壊され300人以上の研究員が儀牲になるという事故が起こる。他の潜水艦や深海艇から、何の警告も無線での連絡もなくそれは起こっていた。
その原因究明の為、呼び寄せられたのはスペンサーと彼の妻のジーンだった。彼らが事故の跡を調査するうちに、9インチの大きさの鋭いサメの歯を発見する。スペンサーは、この様な歯を持つ生物を一つだけ知っていた。かって海に生意していた伝説上の生物、その名もメガロドン。巨大な先史時代のサメ…。
スペンサーは彼の同僚でもあるウィリアム・アトキンスと言う、海洋科学研究所に勤務する生物学の博土を呼びよせる。彼らは共にメガロドンが棲息する場所を突き止め、捕獲するべく深海へと向かう。
しかし捕らえらえられるべきは、彼らの方であった。忍び寄る怪物、それはかつて大洋を支配した肉食獣。恐竜より4000万年以上生き永らえた殺戮兵器。今、やつは戻ってきた…。肉と血に飢えて…

スタッフ

製作：ＵＦＯ『オデッセイ2001』『ディープコア2000』
製作総指揮：ジム・ホーレンスタイナー『ロスト・ボイジー』『デイブレイク』
　　　　　　トーマス・Ｊ・ニーダーマイヤー『パイソン』
　　　　　　リチャード・スミス『ロックアップ』『砂漠の戦士／テロ・ファイター』
脚本：サム・ウェルレズ
撮影：トッド・バロン『ロスト・ボイジー』『パニック・イン・ザ・ダーク』『アイスランド』
音楽：トニー・リパレッティ『ワイルド・ガン』『ネメシス３』『アドレナリン』
プロデューサー：ジェフリー・ピーチ『アアイスランド』『ロスト・ボイジー』
　　　　　　　　フィリップ・ロス『オデッセイ2001』『パイソン』『ディープコア2000』
監督：マット・コッド『オデッセイ2001』

キャスト

アントニオ・サバト・Jr『ラスト・ソルジャー』『ハンギング』『ビッグヒット』『ゲッタウェイ'99』
クリスチャン・トゥラーリ
グランド・Ｌ・ブッシュ『アイスランド』『乱気流／タービュランス』『デモリションマン』『エクソシスト３』
ヘザー・マリー・マースデン『オースティン・パワーズ』『すべてをあなたに』
ベリザー・ピネフ『オクトパス』『オクトパス in NY』

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