原題：Bad Boys 2　Bad

2003年8月17日全米初公開

2003年／アメリカ／カラー／146分／SDDS・SRD・SR 配給：ソニー・ピクチャーズエンターティンメント

2007年12月19日よりＤＶＤリリース 2007年07月25日よりＤＶＤリリース 2004年12月22日よりＤＶＤ発売開始 2004年04月28日よりビデオリリース 2004年04月28日よりＤＶＤリリース 2003年11月29日より全国東宝洋画系にてお正月第一弾ロードショー

公開初日　2003/11/29

配給会社名 0042

解説



世紀をまたいで記録的なメガ・ヒット作を連発、ハリウッドの歴史を塗り替え続ける黄金のドル箱コンビが、いま新たな超大作を世に放つ！それが『バッドボーイズ ２バッド』。
もちろん黄金のドル箱コンビとは、プロデュースした映画作品の劇場公開、ビデオ、サントラですでに125億以上を稼ぎ出している敏腕プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと、彼に抜擢されて以来、メガホンを執った作品のすべてを大ヒットヘと導いているマイケル・ベイ監督の2人。前作『バッドボーイズ』は、その後に快進撃を続けることになる両名が初めてタッグを組み、1995年のコロンビア・ピクチャーズ作品で最高の成績を収めた記念すべき作品だった。1億6000万ドルという興行収入は、文句なしの大ヒット。マイアミを舞台にした黒人2人組の刑事アクションという、当時のハリウッド・メジャー作品としては画期的なシチュエーションも、その痛快な作風で世界中の映画ファンから喝采を浴びた。しかし、この天才的なヒットメーカー・チームにとっては、この初仕事の成功もほんのウォーミングアップにすざなかった。
「1作目は予算が少なく、リハーサルの時間も十分にとれなかったのが残念だね」とベイ監督が振り返るように、この愛着ある刑事2人組の活躍を、もっとたっぷり時間をかけ、もっと多<のアイディアを投入し、もっと大きなスケールで描きたいという思いは常に2人につきまとっていたのである。以来8年、念願は何倍もスケールアップして遂に実現!前作の3倍以上となる100億円の巨費を投じて、第2弾が製作されることになった。望みさえすれば最新のCG技術で『アルマゲドン』『パール・ハーバー』以上のハイレベルなアクション映像を製作できるブラッカイマーとベイが、5本目の共同作品に敢えて選んだ新たなチーム・プロジェクトこそ、原点に帰るリアルなアクション巨編『バッドボーイズ 2バッド』。カーアクションと銃撃戦をたっぷりと盛り込み、生身の肉体をフルに使った体当たりの映像でアクション映画の真髄を伝える、ブラッカイマー&ベイ作品の集大成である。 しかし、彼らの8年来の夢を実現するためには、ひとつの大きな条件があった。それは前作と同じ主演の2人がキャスティングされること。マーティン・ローレンス演じるマーカスと、ウィル・スミス演じるマイク、この刑事2人がいまなお強力にタッグを組んでいてこそ文字通りの“バッドボーイズ”なのだ。映画出演こそまだ少なかったものの8年前でさえ、すでにビッグだった2人は、いまや超過密スケジュールで活躍する全米屈指のセレブ・スター。続編の製作など永遠に不可能と思われていた。しかし、映画界への進出のきっかけとなった作品であり、“あんなに楽しい撮影は他になかった”と2人が口を揃える『バッドボーイズ』の続編への出演は、マーティンとウィルにとっても待望の仕事。度重なる調整が繰り返され、互いにリスぺクトしあう2大俳優の再共演が実現したのである。まるで昨日撮影されたばかりの映画の新作に出演しているかのようなマーティンとウィルの絶妙のトークとコンビネーションで、マイアミ市警の名コンビ、マーカスとマイクがたちまち復活!8年たってそれぞれビミョーに成長したものの本質的に相変わらずの2人は、ワイルドな捜査が逆にエスカレートする一方で、犯人逮捕の瞬間までは、カーチェイスで何台のクルマが潰れようが、銃撃戦で何棟のビルが壊れようがおかまいなし。標的まで一直線の銃弾のごとく、いま再び犯罪者追跡に放たれた2人は、もはや誰にも止められない! 共演には、やはり前作からの欠かせないキャストとして、マイアミ市警ハワード警部役のジョー・パントリアーノ、マーカスの妻役のテレサ・ランドルらが元気な顔を見せる。続編で新たに登場するのは、ヴォーグ誌、ピープル誌などで次世代の映画スターと注目される期待の新星ガブリニル・ユニオン。マーカスの妹でありながらマーカスには内緒でマイクと付き合い、アンダーカバーの麻薬捜査官も務めるアクティブなヒロインを演じる。米東海岸最大の麻薬シンジケートのボス役には、スペインの名優ジョルディ・モリャ、ロシア・マフィアの大物役にはピーター・ストーメアと力量ある俳優陣が配された。スコアは元イエスのメンバーで、現在は映画音楽界でトップクラスの活躍をしているトレバー・ラビンが担当。前作以上に注目のサウンドトラックには、Jay-Z、ネリー、P・ディディー、ビヨンセ、50セント、レニー・クラヴィッツらブラック・ミュージック／ヒップホップ界の今を代表する豪華アーティストが結集している。

ストーリー



近年、米国内への麻薬密輸の手段は巧妙さを増し、警察とシンジケートの攻防はエスカレートを極めていた。南米からの玄関口、マイアミにとっては特に深刻な問題である。市警のハワード警部(ジョー・パントリアーノ)は取り締まり強化の特捜チームTNTを編成し、署内きっての敏腕刑事コンビ、マーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)とマイク・ローリー(ウィル・スミス)を着任させた。狙うは東海岸全域を仕切り合成麻薬エクスタシーを大量にさばいている巨大シンジケートの壊滅。情報を入手した2人は、その夜もKKK(クー・クラックス・クラン)の集会を隠れ蓑にした麻薬取り引き現場へと乗り込むが、急襲に失敗。激しい銃撃戦のなかでマーカスの尻が弾にかすられただけで、決定的な証拠を掴むには至らなかった。
翌日、自宅で療養しているマーカスのもとをマイクが訪れる。見舞いというのが建前だが、本当は内緒で付き合っているマーカスの妹、シド(ガブリエル・ユニオン)に会うことが目的だ。彼女はニューヨークにあるDEA(連邦麻薬捜査局)の職員で、現在、マイアミに帰省中。マイクとシドはニューヨークで再会して以来の恋仲なのだが、なかなかマーカスに打ち明けられないでいる。最近、彼はやたらと気難しいのだ。それもそのはず、マーカスはマーカスで大きな悩みの真っ最中。いまや家庭を守ることの大切さに気づいた彼は、ストレスだらけで危険な現場の捜査官を降りようと考えていたのだ。彼もまた長年のパートナーにそのことを言い出せないでいたのである。
一方、妹のシドは兄に話せないもうひとつの秘密を抱えていた。彼女がマイアミにいる本当の理由は、麻薬シンジケートの潜入捜査。マネー・ロンダリングのプロフェッショナルになりすまし、正体不明の麻薬王に接近することが目的だったのだ。さっそく組織に呼び出された彼女は、DEAがこっそりと見張る現金の受け渡し現場へと向かう。何も知らないマーカスとマイクも通報から同じ現場へ直行する。しかし、そこに金の横取りを企むハイチ人ギャング団が乱入。たちまち麻薬シンジケート、ギャング団、TNT、DEAが入り乱れての壮絶なカーチェイスが始まった!高速道路に逃げ込んだシドのクルマを追うギャング団、その後をぴったりとチェイスするマイクのフェラーリ。ギャング団の仕掛ける妨害で道行くクルマがつぎつぎとクラッシュする中、マイクとマーカスは猛スピードでシドを追う!壊れたクルマは200台以上、撃たれた銃弾は数知れず……やっとのことでギャング団を追い払い、シドの安全を確保した2人だったが、彼女の本当の目的を知ったマーカスは、ますます気持ちを頑なにしてしまった。
署に戻ったマイクとマーカスは、あくまでも頭脳的に行動するよう厳命されていたにもかかわらず、派手なカーチェイスをしたことでハワード警部の大激怒に見舞われる。しかし、犯罪検挙に手段を選ばない彼らには馬の耳に念仏。“金を狙ったギャング団が手掛かりになる”と踏んだ2人は、タレ込み屋の情報からハイチ人ギャング団のアジトに乗り込み証拠のビデオを押収。麻薬シンジケートの黒幕がマイアミでパーム葬儀社を経営しているキューバ系アメリカ人、ジョニー・タピア(ジョルディ・モリャ)だと目星をつけた。さっそくネズミ退治業者に変装してタピア邸に潜入した2人は、盗聴器を仕掛けることに成功。いくつかの証拠品も持ち帰り、麻薬が解剖用の死体と一緒に米国内に持ち込まれている可能性に気づく。その頃すでにタピアヘの接近に成功していたシドを伴い、死体の搬入現場を取り押さえようとするマーカスとマイク。怪しい霊柩車を追跡し始めたまでは良かったが、案の定、またマイアミ中を混乱に巻き込む壮絶なカーチェイスと銃撃戦に!追い詰めた運び屋にも死なれてしまい、あと一歩のところで手掛かりを失ってしまった。
しかし、麻薬が死体とともに持ち込まれていることを確証した2人は、イチかバチか、捜査令状なしで死体安置所に潜入する。マイクが死体の腹部に手を突っ込むと……次々に取り出される麻薬と札束!2人は一直線にハワード警部のもとへと向い、強制捜査の許可を取り付けた。麻薬搬入の現場、死体安置所、タピア邸を急襲する3チームに分かれて行動を開始したTNT。現場チームに加わったマーカスとマイクはヘリコプターから高速ボートを襲い、見事に一味を1網打尽にする。しかし、一方のタピア邸では、最悪の事態が発生していた。邸宅に侵入しているシドの手引きで強制捜査に踏み切ろうとしていたDEAがTNTと鉢合わせ、捜査の統率が取れなくなってしまったのだ!さらに、1枚の写真からシドが潜入捜査官であることもタピア側に露見！混乱に紛れて逃げおおせたタピアは、シドを故国キューバヘと拉致してしまった!勝利の凱歌をあげていたマーカスのもとに入るタピアの脅迫。国交が正常ではないキューバが相手では、国も彼女を助けることができない!「これは国際問題なんかじゃない!オレの妹の問題なんだッ!」たったひとりでもシドを助けにいくつもりのマーカスに、マイクが声をかけた—“We ride together,we die together.Bad boys for life!共に生き、共に死ぬ。オレらは生涯の悪友なんだ!”。

スタッフ

監督:マイケル・ベイ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
脚色:ロン・シェルトン/ジェリー・スタール
原案:マリアンヌ・ウィバーリー/コーマック・ウィバーリー/ロン・シ　　 ェルトン
撮影:アミール・モクリ
プロダクション・デザイン:ドミニック・ワトキンス
編集:マーク・ゴールドブラットA.C.E./トーマス・A・マルドゥーン/　　 ロジャー・バートン
音楽:トレバー・ラビン
音楽協力:Dr.ドレー

キャスト

マーカス・バーネット:マーティン・ローレンス
マイク・ローリー:ウィル・スミス
シド・バーネット:ガブリエル・ユニオン
ハワード警部:ジョー・パントリアーノ
ヘクター・ファン・カルロス“ジョニー”タピア:ジョルディ・モリャ
レイズ刑事：ユール・バスケス
バルガス刑事:ジェイソン・マニュエル・オラザバール
カルロス:オットー・サンチェス
アレクセイ:ピーター・ストーメア
テレサ・バーネット:テレサ・ランドル

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