原題:The Sweetest Thing

2002年4月12日より全米初公開

2002年/アメリカ/カラー/84分/DTS / Dolby Digital / SDDS 配給:ソニー・ピクチャーズエンターティンメント

2007年08月08日よりDVDリリース 2003年06月25日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年06月25日よりDVD発売開始 2003年2月22日より日比谷スカラ座2ほか全国ロードショー

公開初日 2003/02/22

配給会社名 0042

解説



オトコには絶対見せない・聞かせない、女同士のホンネの恋愛・セックス観&赤裸々プライヴェート・タイムを満載した、とびきり楽しくてキュートなラヴ・コメディがやってきた。このところシリアス路線が続いていたキャメロン・ディアスが久しぶりに名コメディエンヌぶりを存分に発揮、『メリーに首ったけ』より100倍ヤバい(?)体当たり演技で笑わせに笑わせ、そして最後にスウィートな気持ちにさせてくれる。映画の主人公たちは気軽な恋を楽しんできた働く独身女性たち。けれど大台がチラつく20代後半ともなれば、ボディラインの崩れだって気になるし、いつまでも遊びの恋を続けていていいものかしらと、つい考えてしまう。かといってマジ惚れしてフられて傷つく最悪のパターンは避けたいもの。そんな時、本命と思えるような素敵な男性が目の前に現れたら?本気の恋にどこか臆病にならざるを得ない、この年代の独身女性の微妙な心理と大胆な行動を、過激な本音トークと抱腹絶倒コメディにくるんでみせた本作は、モヤモヤしているすべての同世代の女性たちに贈る、ストレス解消ムーヴィーである。
キャメロン・ディアスが演じるのは、”探すならミスター・ライト(結婚にふさわしい男性)よりミスター・ライト・ナウ(今、手に入る男性)を信条に、深入りしないカジュアルな恋とセックスを楽しんできた独身女性クリスティーナ。あるとき彼女の前に素敵な男性ピーターが現れるが、本気で惚れて傷つくのが怖い彼女は、折角のチャンスをフイにしてしまう。そんな彼女の本心をすっかりお見通しの親友コートニー。彼女はしぶるクリスティーヌの尻をたたいて、緒にピーターを探しに行くことにした。女同士のワイルドな珍道中の末に、クリスティーナを待っていた運命とは?
<女性用化粧室でフェイクの胸が大モテ>シーン、キャメロン・ディアスの<究極の妄想>シーン、懐かしの『フラッシュダンス』からマドンナまで登場する<着せ替え物マネ>シーンなどなど、次から次に繰り出される爆笑ネタが観客の横隔膜を直撃し、エンドロールのサーヴィス・カットまで目が離せない。脚本が過激TVアニメ『サウスパーク』のナンシー・M・ピメンタル、監督がファレリー兄弟のコラボレ一夕ーとしても知られるロジャー・カンブルとくれば、笑いのヤバさ加減も想像がつくだろう。キャメロン・ディアスらが中華料理店で”ぺ○ス・ソング”(英国のバンド、ライト・セッド・フレッドの”I’m Too Sexy”の歌詞を変えたもの)を歌い踊る一大ミュージカルシーンなどは、米国及び日本公開ヴァージョンからはカットされてしまったほどだ。(ちなみに欧州ではこの歌の入ったヴァージョンが公開されている。同ヴァージョンは米国ではアンレイテッド版として劇場公開版とは別にDVD化された)
 クリスティーナのルームメイトたちを演じるのは、TVコメディ界の人気者クリスティーナ・アップルゲイトと『クルーエル・インテンションズ』『キューティ・ブロンド』のセルマ・ブレア。クリスティーナの恋の対象、ピーター役は『ディープ・ブルー』のトマス・ジェイン。その兄ロジャーにこれまたTVコメディ界の実力派ジェイソン・ベイトマン。またピーターの花嫁ジュディ役を『フラート』などのハル・ハートリー作品や『パーティーガール』で知られる”インディー界の女王”パーカー・ポージーが演じている。
撮影監督は『キューティ・ブロンド』『恋する遺伝子』のヴェテラン、アントニー・B・リッチモンド。『アメリカン・ヒストリーX』『ジュエルに気をつけろ!』などを手がけたプロダクション・デザイナーのジョン・ゲアリー・スティールと、『ブルー・ストリーク』『死にたいほどの夜』の衣装デザイナー、デ=ス・ウィンゲイトの両名は本作が『クルーエル・インテンションズ』に続いて二度目のカンブル監督作。編集は『アニー・ホール』で英国アカデミー賞を受賞した他、『エボリューション』『6デイズ/7ナイツ』などを手がけたウェンディ・グリーン・ブリックモントと『キッド』『ホーム・アローン3』のデイヴィッド・レニー。音楽は『鳩の翼』『チャーリーズ・エンジェル』のエドワード・シーアマー。製作は『スクリーム』3部作や『17歳のカルテ』で知られるキャシー・コンラッド。製作総指揮を務めるのはソニー・ピクチャーズが設立した製作会社リコシェ・エンタテインメントを率いるリッキー・ストラウスと、『スクリーム』『ミュージック・オブ・ハート』のスチュアート・M・ベッサー。

ストーリー



“結婚相手より当座の相手”をデートの鉄則に、遊びの恋を楽しんできたクリスティーナ(キャメロン・ディアス)、28歳。その夜も失恋して落ち込んでいるジェーン(セルマ・ブレア)を元気づけようと、親友コートニー(クリスティーナ・アップルゲイト)と一緒に彼女をクラブに連れ出すと、手近な男の尻をつかんで振り向かせ、”この子、ジェーン。一発やったげて!”。男が断ると”あんなのカスよ”。これじゃマトモな男ならアタマにきて当然。”お前は男を手玉にとるタカビ一女だ!”と返されてクリスティーナもムカッ。それが彼女とピーター(トマス・ジェイン)の運命の出会いだった。後刻、ピーターに一杯おごって、先刻の無礼をわびるクリスティーナ。ちょっと打ち解けたところへ、ピーターの兄ロジャー(ジェイソン・ベイトマソ)が現れ、ふたりをパーティーに誘う。が、なぜか断ってしまうクリスティーナ。普段の彼女なら迷わずノルところなのに…。コートニーは気づいていた一いくら本人が否定しようとも、クリスティーナがマジで恋に落ちていることを。週末、ふたりはロジャーの結婚式に押しかけようと、サマセットまで3時間半のドライブ旅行を決行する。クラブで出会ったハンサムガイのトッドとラブラブのジェーンはお留守番。道中、思わぬトラブルで下着一枚になってしまった二人は田舎町の洋服店に飛び込むと、式に出るための衣装を調達。その頃には煮え切らないクリスティーナもやっとピーターへの思いを認めるようになっていた。ところが式に出てピックリ!花婿はロジャーではなく、ピーターの方だったのだ。一ふたりはすごすご退散。”ほんの一瞬会っただけの男を本命みたいに追いかけたりして……”と落ち込むクリスティーナを恋のゲームに飽きてきたのかもね”と慰めるコートニー。それから三週間。コートニーは遊びの恋を卒業してステディな彼氏を作り、ジェーンもトッドと幸せそう。一人取り残された感のクリスティーナはいまだにピーターのことが忘れられず、ブルーな日々を送っている。その場限りの恋はもうやめて、今度こそ真剣な恋をと決心するクリスティーナ。そんな彼女に果たして運命の女神はどんな微笑みを見せてくれるのだろうか……。

スタッフ

監督:ロジャー・カンブル
脚本:ナンシー・M・ピメンタル
製作:キャシー・コンラッド
撮影監督:アントニー・B・リッチモンド、ASC/BSC
プロダクションデザイン:ジョン・ゲアリー・スティール
編集:ウェンディ+グリーン・ブリックモント、A.C.E.
デイヴィッドーレニー
製作総指揮:リッキー・ストラウス
スチュアート・M・ベッサー
キャスティング:リサ・ビーチ、C.S.A.
音楽スーパーヴァイザー:ジョン・ヒューリハン
音楽:エドワード・シーアマー
衣装デザイン:デニス・ウィンゲイト

キャスト

クリスティーナ:キャメロン・ディアス
ピーター:トマス・ジェイン
コートニ−:クリスティナ・アップルゲイト
ジェーン:セルマ・ブレア
ロジャー:ジェイソン・ベイトマン
ジュディ:パーカー・ポージー

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□IMDb
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