ハイテク怪獣[メカゴジラ]復活!!

東京国際映画祭特別招待作品::http://www.tiff-jp.net/

2002年／日本／カラー／88分／ 配給：東宝

2014年05月14日よりＤＶＤリリース 2008年03月28日よりＤＶＤリリース 2003年07月11日よりビデオレンタル開始 2003年07月25日よりＤＶＤ発売開始 2002年12月14日より東宝邦画系にてロードショー公開

© 2002 TOHO PICTURES,INC. TM & © 2002 TOHO CO.,LTD.

公開初日　2002/12/14

配給会社名 0001

解説


　延べ9500万人以上の観客（日本国内のみ）を動員したゴジラシリーズ。その26作目となる最新作の対戦相手はメカゴジラ。『ゴジラ対メカゴジラ』（’74）『メカゴジラの逆襲』（’75）『ゴジラVSメカゴジラ』（’93）で過去3度、ゴジラと激闘を繰り広げている。
　今回、メカゴジラのコンセプト・デザインを一新。その誕生の経緯には、従来のSF的要素よりも、ロボット工学に基づいた科学的根拠が多分に盛り込まれている。これは、「AIBO」「ASIMO」といったロボットが、今や我々の生活レベルにまで浸透している時代背景を考慮してのこと。さらにそのフォルムも、全身に武器を搭載した超攻撃型に変貌した。ゴジラとの一騎打ちのバトルシーンは、衝撃的で予測不可能なビジュアルイメージへと進化した。
メガホンを取るのは、“子供から大人まで楽しめるゴジラ映画”という高い評価を得た『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』（’00）の手塚昌明監督。ゴジラ映画史上空前の、ハイパーバトル・エンターテインメントムービーが誕生した！！
ゴジラ映画にニューヒロインが誕生した。今回、メカゴジラを遠隔操作してゴジラに戦いを挑む“機龍隊”隊員・家城茜を演じるのは釈由美子。昨年公開された『修羅雪姫』で驚愕のアクションシーンを披露したことが記憶に新しいが、さらに鍛え上げられた肉体でゴジラシリーズ最強の[戦うヒロイン]を熱演。また、メカゴジラを開発する人工生物学者・湯原徳光を宅麻伸。ゴジラから日本を守るために数々の英断を下す総理大臣・五十嵐隼人を中尾彬が演じる。
このほかにも、夢のキャスティングが実現。“機龍隊”隊長・富樫を、長身に低い声が魅力が今は亡き松田優作を彷彿させる、実力派俳優の高杉亘。“機龍隊”隊員・葉山を、「仮面ライダーアギト」で、今までにない影を帯びた仮面ライダー・ギルスを演じた友井雄亮。前総理大臣・柘植真智子を、『マタンゴ』（’63）『怪獣大戦争』（’65）『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』（’66）などに出演した、東宝特撮映画永遠のヒロイン・水野久美が演じる。
　もちろん、巨人軍の松井秀喜選手を始めとする、あっと驚くサプライズゲストも多数出演するのでお見逃しなく。

ストーリー



　ゴジラ来襲。一夜にして、戦後復興まもない日本は再び焦土と化した。ゴジラの前ではいかなる兵器も無力と化したが、芹沢博士が開発した特殊兵器オキシジェン・デストロイヤーだけは別であった。その恐ろしいまでの殺傷能力は、一瞬のうちにゴジラを海の藻屑とする。しかし、芹沢博士はオキシジェン・デストロイヤーが核兵器以上の脅威になることを恐れ、自らの命とともに永遠の闇に葬り去った。
　ゴジラ上陸以降、日本の生態系は大きく崩れ、巨大生物が頻繁に出現した。政府はそれらを迎え撃つため、対特殊生物を専門とする防衛力「特生自衛隊（対特殊生物自衛隊）」を組織。メーサー光線などの兵器の開発によって、幾度となく襲来する巨大生物を撃退し、平和を維持してきた。だが……
あれから半世紀近く経ったある日。千葉県房総半島沖で、特生自衛隊によってある極秘任務が遂行されていた。そんな中、突如海面が隆起し漆黒の巨大生物が姿を現す。またしても、ゴジラが日本に上陸した。
　「特生自衛隊」は、今まで数々の巨大生物を撃退してきた兵器でゴジラ迎撃を開始。ところが、全く歯が立たない。暴れ狂うゴジラは、次々と戦闘車両を破壊する。その戦渦、特生自衛隊員・家城茜（釈由美子）は、操縦する車両を仲間の車両に激突させ、崖下に転落させてしまう。次の瞬間、崖下の車両は無残にもゴジラに踏み潰された。茜の命はなんとか助かったものの、仲間を死に追いやったという自責の念は拭い去ることができなかった。
　またしてもゴジラの脅威にさらされた日本政府は、人工生物学者の湯原徳光（宅麻伸）を始めとする、日本有数の科学者達を召集する。そして、対G兵器・機龍《メカゴジラ》開発へと着手した。
　総理大臣・五十嵐隼人（中尾彬）の指揮の下、4年の歳月を経て、ついに機龍《メカゴジラ》が完成した。全身に様々な武器を搭載。さらに体内には、すべてのものを一瞬にして破壊する最終兵器を内蔵している。時を同じくして、いまだ心に様々な葛藤を残している茜に、「特生自衛隊」の精鋭を集めた機龍隊への配属が決定する。機龍《メカゴジラ》を遠隔操作するオペレーターに任命されたのだ。　そして、人類の希望を背負った機龍《メカゴジラ》がテスト起動を開始。まさにそのとき、海底から巨大な影が動き出した！！

スタッフ

監督：手塚昌明
製作：富山省吾
エグゼクティブプロデューサー：森知貴秀
脚本：三村 渉
音楽：大島ミチル
特殊技術：菊地雄一
撮影：岸本正広
美術：瀬下幸治
録音：斉藤禎一
照明：望月英樹
編集：普嶋信一
キャスティング：田中忠雄
助監督：兼重 淳
製作担当者：金澤清美
音響効果：佐々木英世
製作：東宝映画
配給：東宝

キャスト

家城 茜：釈由美子
湯原徳光：宅麻 伸
湯原沙羅：小野寺華那 　
富樫：高杉 亘 　
葉山：友井雄亮 　
関根：水野純一 　
柘植真智子：水野久美
五十嵐隼人：中尾 彬
一柳：中原丈雄 　
菱沼：加納幸和 　
土橋：上田耕一 　
赤松伸治：白井 晃 　
山田 薫：萩尾みどり 　
菅野吾郎：六平直政 　
葉山（兄）：森末慎二

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