波のように 愛して 生きた

80's インディペンデント・フィルムメーカーズ特集上映::http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=6298

2004年/日本/1時間54分/カラー/35mm 配給:ユーロスペース

2007年08月24日よりDVDリリース 2005年1月15日、シネマスクエアとうきゅうにてロードショー、ほか順次公開 名古屋シネマテークにて2月12日より、新潟シネウィンドにて3月5日より、 大阪・シネヌーヴォにて3月19日より公開 札幌シアターキノにて、金沢シネモンドにて3月公開予定 広島、福岡は今春公開予定

(C)2003 疾走プロダクション

公開初日 2005/01/15

配給会社名 0131

解説




≪ドキュメンタリーの鬼才、原一男が放つ初の劇映画!≫
国内はもとより、世界でも最も尊敬されているドキュメンタリー監督の一人、原一男が劇映画に挑戦!製作発表時から大きな話題を呼び、完成が待ち望まれていた作品、それが『またの日の知華』だ。

≪世界初!四人の女優が一人のヒロインを演じる≫
飽くなき挑戦を続ける原監督は、ヒロインの知華と四人の男たちとの愛を四つの章に分けて描いたこの作品に、おそらく世界でも例のない画期的な仕掛けを施した。「男たちから見たヒロインは、それぞれ違って見えるはず」という観点から、一人のヒロインを四人の女優に演じさせているのだ。
わずか数年の間にめまぐるしく移動・変貌し、四人分の人生を生きたかのようなヒロインを描くのに、顔も個性もまったく異なる四人の女優を起用する。まさに原監督ならではの意表をついたアイデアではないか!

≪激動の70年代を検証≫
政治からファッションまで、あらゆる分野で変革が叫ばれた60年代。
それに続く70年代は、大阪万博と三島由紀夫の割腹自殺で幕を開けたことに象徴されるように、輝かしい高度経済成長の陰でさまざまな社会問題が噴出した激動の時代だった。
そんな時代に青春を過ごした一人として、原一男は同世代のもつ希望、愛、自由というモティベーションが、絶望、裏切り、孤独という代償を伴うことを肌身で知りながら、知華という女を描いた。一人の女の生きざまを通して、自分にとっての70年代を検証しようと試みたのかもしれない。

≪桃井かおりをはじめ個性派女優たちが競演≫
知華を演じるのは第一章から順に、『皆月』の吉本多香美、『M/OTHER』の渡辺真起子、演劇界で圧倒的な人気を誇る金久美子、そして桃井かおり。相手役は、『草の乱』の田中実、『ハッシュ!』の田辺誠一、TV「仮面ライダーアギト」の小谷嘉一、『ホタル』の夏八木勲。またエピローグに登場する五人目の男、知華の息子に『隠し剣鬼の爪』の吉岡秀隆。
脚本・製作は原監督の長年のパートナー、小林佐智子。撮影は『11’09”01セプテンバーⅡ』(今村昌平篇)の岡雅一、照明(第三章・第四章)は『カンゾー先生』の山川英明、録音は『皆月』の西岡正已、編集は『ゆきゆきて、神軍』『全身小説家』で原監督と組んだ鍋島惇、美術は『アンラッキー・モンキー』の大庭勇人、音楽は「ROAD」など数々の舞台音楽で知られる上田亨。実力ある充実したスタッフ陣である。

ストーリー


体操選手への夢を諦めて体育教師となった知華は、幼なじみの良雄と結婚し、長男純一を出産した。母として、妻として希望に満ちた生活を送っていたところに、良雄が結核と診断される。70年代の混沌の時代の波にさらわれるかのように、知華の人生は流転していく……。

スタッフ

監督:原一男
制作:脚本:小林佐智子
製作:疾走プロダクション

キャスト

桃井かおり
吉本多香美
渡辺真起子
金久美子
夏八木勲
小谷嘉一
田中実
田辺誠一
吉岡秀隆
秋本つばさ
金久美子
岡由佳子

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