ROUND1
原題:ROUND1
2002年/日本・韓国/ 配給:アスミック・エース
2003年08月08日よりビデオレンタル開始 2003年08月08日よりDVDリリース 2003年3月1日より銀座シネパトスにてロードショー公開
公開初日 2003/03/01
配給会社名 0007
解説
リングという壮絶なダマし合いの修羅場を生き抜いてきたナチュラル・ボーン・アクター!ボクシングの元・世界スーパー・フェザー級&ライト級チャンピオンの畑山隆則を主演に、ファン・ギソク率いる『友へ チング』の撮影・証明スタッフが全員集合!スタッフ、キャスト、ロケ地、すべて日韓フィフティフィフティ。カメラ!ライツ!カオス!撮影スタイルからロケ弁の違いまでと、映画術やシキタリの差異が熱を生んだファンキーな現場から「海峡を越えて暴走する日韓クライム・ムービー」が登場しました。
役者志望の男トッポ(畑山隆則)が、どういうわけか韓国のヤクザにスカウトされてしまうわ、マブダチの誘いでダマしのプロをめざすわ、日韓をまたにかけた300億ウォン(約30億円)のヤマを踏むわ……と、転生のケンチャナヨ精神で「それもまたよし」と全州(チョンジュ)や横浜を駆け抜ける姿は、畑山にあて書きしたシナリオを元に撮ったかの如く絶妙なハマリ具合。
1960年代に植木等が演じた「日本一の無責任男」が、21世紀の韓国と日本を舞台に「東洋一のケンチャナヨ男」として蘇ったかのようです。
出演は他にカン・ソンビル、中江有里、大竹一重、イ・イルジェ、夏木陽介、団時朗。脚本は『ゴジラ×メカゴジラ』の三村渉。監督は『湘南爆走族』『七人のおたく』の山田大樹。プロデューサーは明石竜二(『世にも奇妙な物語』)、パク・ビョンチョル(『COCA COLA殺人事件』)、大塚恭司(『演歌なアイツは夜ごと不条理な夢を見る』)。濃いメンツが全員集合!しました。
ストーリー
「ケンチャナヨ」とは韓国語で「ノー・プロブレム」の意。とはいえ、全然「ノー・プロブレム」な状況ではないにもかかわらず、「ケンチャナヨ」と言い切ってしまうところが、コリアン・スタイルの定番。
役者志望の男トッポ(畑山隆則)は、今異常な盛り上がりの韓国映画界でスターになってやる!とソウルへ飛ぶが、どういうわけかチョンジュのヤクザ、パク組に用心棒としてスカウトされてしまう。組長パク(イ・イルジェ)の「かいかぶり」をいいことに、天性のケンチャナヨ精神で「それもまたよし」としのいでいたが、チェ組とのハードコアな抗争にビビって、バック・トゥ・横浜。日韓のハーフで、マブダチのダンディ(西村和彦)とのつきあいからダマしのプロを目指す。
ところがダンディはドジを踏んで刑務所へ。仕方なくトッポはひょんなことから出会った謎の美女ネネ(ソン・ソンミ)とコンビを組み、天性の役者魂で「仕事」をこなし、裏社会デビューする。そして、ダンディがお師匠さんと仰ぐ「詐欺の神様」こと拝(中原丈雄)が堀の中のダンディに冷たいことに起こったトッポは、名刺がわりの勝負に挑んだ。一旦優勢に見えたものの、配下のりつ子(大竹一重)の一枚上手の「役者」ぶりによってしっぺ返しを受ける。
ある日、トッポは拝から「一緒に組んで、でかいヤマを踏まないか?」と誘われる。時価30億円ともいわれる財宝「百済の黄金香炉」を巡る詐欺だった。ターゲットは、不動産詐欺を手がける同業者の田島(団時朗)。拝とはいえ古い付き合いの財閥の総師、鬼頭(夏木陽介)が、最近田島にハメられたリベンジのための計画であった。拝、トッポ、ネネらは罠を仕掛け、順調にことは運んでいく。しかし、現場に韓国で食い詰め、海峡を越えてきたパク組の若頭チョン(カン・ソンビル)と組長たちが現れた。
果たして、300億ウォンを手にするのは誰なのか?
スタッフ
監督:山田大樹
脚本:三村渉
撮影:ファン・ギソク
照明:シン・ギョンマン
制作:ミレニアム・ピクチャーズ
製作:日本テレビ、アスミック・エースエンタテインメント
キャスト
畑山隆則
ソン・ソンミ
西村和彦
大竹一重
カン・ソンピル
夏木陽介
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