原題:Bad Company

《世界最大の脅威》はついに、プラハからニューヨークへ—— カウントダウンは、もう始まっている……。 それは、人類史上最悪の9日間。

2002年6月7日全米初公開

2002年/アメリカ/117min/シネマスコープ・サイズ/ドルビーSRD 配給:ブエナビスタインターナショナル(ジャパン)

2003年04月18日よりDVD発売&レンタル開始 2002年10月19日より丸の内ルーブルほか全国ロードショー公開

(C)Touchstone Pictures/Jerry Bruckheimer ALL RIGHTS RESERVED

公開初日 2002/10/19

配給会社名 0069

公開日メモ 《世界最大の脅威》はついに、プラハからニューヨークへ——カウントダウンは、もう始まっている……。それは、人類史上最悪の9日間。

解説


『パール・ハーバー』『アルマゲドン』のトップ・プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが放つ、衝撃の《カウントダウン・アクション》——『9デイズ』。《人類史上最悪の9日間》が、いま幕を開ける。

戦標の序章は、チェコ共和国の首都プラハから始まる——世界最小にして最大の破壊力を持つ悪魔の兵器、《ポータブル核爆弾(=P.N.B.)》を追うCIA秘密諜報員たち。その生死を賭けた囮ミッションの舞台は、ついにはニューヨークヘと拡大し、全世界はかってない脅威にさらされる。その時、人類の運命はたった2人の男の手に握られていた——。
ダイナミックでスリリングなアクション、ヒリヒリするような時間との戦い、極限の状況下で芽生える男たちの友情、そして裏切り…。明日は現実になるかもしれないリアルな脅威に貫かれた、究極のアクション・エンターテイメントが誕生した。

チェコ共和国の首都プラハ——中世の面影が今なお残るこの美しい街で、人類の未来を賭けたCIAの囮作戦が進行していた。それは、アタッシュケース1個でマンハッタンを壊滅できるポータブル核爆弾=P.N.B.の売買。仲買人マイケル・ターナーの正体はCIAきっての敏腕諜報員ケヴィン・ポープ、P.N.B.のバイヤーとして姿を現したのは、ホワイトハウスの切り札と言われる伝説的CIA諜報員ゲイロード・オークスだった。
しかし、ケヴィンはミッション半ばにしてP.N.B.を狙うテロリストに殺されてしまう。なんとかして取引を成功させ、テロリストの手に渡る前にP.N.B.の破壊力を解除しなければ、人類は滅亡の危機にさらされてしまう。
取引の日まで、あと9日——CIAはついに苦渋の決断をする。ケヴィンの双子の兄弟ジェイクを・マイケル・ターナーに仕立て上げるのだ。しがない便利屋にすぎないジェイクに、洗練されたターナーの外見や性格はもちろんのこと、諜報員としてのノウハウまでを叩き込んで…。それはあまりにも無謀な賭けだったが、オークスは推定知能指数185というジェイクの潜在能力に望みを託す——。

“ホワイトハウスの切り札”と呼ばれる伝説的CIA秘密諜報員ゲイロード・オークス役に、アカデミー賞俳優アンソニー・ホプキンス。《静》の演技で定評のあるホプキンスが、本作品ではその輝かしいキャリア史上初のダイナミックなアクションに挑戦し、話題を集めている。また、CIAのミッションに巻き込まれたIQ185の街の便利屋ジェイク・ヘイズ役に、『リーサル・ウエポン4』のクリス・ロック。はじめは反発し合いながらも、次第に強い絆で結ばれていくオークスとジェイクの関係を、この二大スター俳優が絶妙のコンビネーションで演じている。
監督は、『バットマン フォーエヴァー』『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』などの娯楽大作から『依頼人』『評決のとき』などのサスペンスの傑作まで手掛けるエンターテイメント・ムービーの巨匠ジョエル・シュマッカー。『ザ・メキシカン』の撮影監督ダリウス・ウォルスキーと、ピーター・グリーナウェイ作品などで定評のあるプロダクション・デザイナー、ヤン・ロルフスのコンビはプラハ・ロケーションの効果を最大限に活かし、ストーリーに神秘的な奥行きをもたらした。

我々はすでに知ってしまった。平穏な日々は、一瞬にして脆くも崩れ去ってしまうことを。だが、どんなに絶望的な状況下においても、勇気を持って立ち上がる人々がおり、それこそがプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマ一が求め続ける《ヒーロー》像である。オークスとジェイクが世界を救えるチャンスは、ごくわずか。それでも彼らは、その残された最後のチャンスに賭ける。——カウントダウンは、もう始まっている…

ストーリー



チェコ共和国の首都プラハ——世界で最も美しい町の一つに数えられ、中世の面影が色濃く残るこの都市で、全世界を震憾させる《取引》が行われようとしていた。それは、アタッシュケース1個分でマンハッタンを壊滅できるポータブル核爆弾《P.N.B.(=Portable Nuclear Bomb)》の売買——。ロシア人マフィアのアドリク・ヴァスは、古美術商を隠れ蓑とするマイケル・ターナーを仲買人にして、この悪魔の兵器のバイヤーを見つけていたのだ。だが、全てはCIAが丸2年を費やした巧妙な罠だった。マイケル・ターナーの正体はCIAきっての敏腕諜報員、ケヴィン・ポープ。そして、P.N.B.のバイヤーとして姿を現したのは、かつて一度も任務をミスしたことのない伝説的CIA諜報員、ゲイロード・オークス。交渉はスムーズに運び、取引は10日後に決定したその日——ケヴィンがテロリストに襲われ、オークスの目の前で非業の死を遂げる。
アメリカ合衆国ヴァージニア州ラングレー近郊・CIA本部——急遽帰国したオークスたちに、ケヴィンの死を悼む時間はなかった。テロリストの狙いは、P.N.B.を手に入れること。それが奴らの手に渡ることは、人類の滅亡を意味していた。なんとかしてヴァスとの取引を成立させ、P.N.B.の破壊力を解除しなければならない。それには、ヴァスが唯一信頼を寄せていたマイケル・ターナーの存在が不可欠なのだ。
取引まであと9日——CIAはついに苦渋の決断をする。産まれてすぐに生き別れたケヴィンの双子の兄弟ジェイク・ヘイズを、ターナーに仕立て上げるのだ。恋人ジュリーにまで見切りをつけられるほどの、その日暮らしの便利屋にすぎないジェイクに、洗練されたターナーの外見や性格、彼をとりまく人間関係はもちろんのこと、CIA諜報員としてのノウハウまでを叩き込んで。それはあまりにも無謀な作戦だったが、オークスは知能指数185以上というジェイクの潜在能力に望みを託す。そして、生まれて初めて自分の人生に意義を見出したジェイクは、オークスの期待に見事に応えるのだった。
ついに、運命の時がやってきた。ヴァスは取引場所として、プラハ郊外の廃櫨となった修道院を選ぶ。目の前に差し出されたP.N.B.をチェックすると見せかけ、ジェイクは自分の網膜をコンピュータに読み込ませる。オークスからヴァスヘの送金も終了し、取引は無事に終了したかに思えたが、その時、無数の銃弾がヴァスを貫く。予期せぬ敵の正体は、ケヴィンを殺したテロリスト、ドラガンー味だった。ジェイクとオークスは間一髪で難を逃れるが、P.N.B.はドラガンらに奪取されてしまう。彼らの狙いはアメリカ合衆国を壊滅させること。だが、すぐにドラガンはP.N.B.の起爆装置がロックされており、それを解除するにはジェイクの網膜をもう一度スキャンするしかないと知る。
滅亡の予感に震えるニューヨーク——ドラガンはジェイクの恋人ジュリーを人質にとり、ジェイクをおびき出す。CIAにとっても、これがP.N.B.を取り返す最後のチャンスだった。今やアメリカ合衆国の、そして人類の運命がジェイクー人の肩にかかっていたのである…。

スタッフ

監督:ジョエル・シュマッカー
脚本:ジェイソン・リッチマン、マイケル・ブラウニング
原案:ゲリー・グッドマン、デヴィッド・ヒメルスタイン
製作:ジェリー・ブラッカイマー、マイク・ステンソン
製作総指揮:チャド・オーマン、クレイトン・タウンゼント
      ラリー・シンプソン、ゲリー・グッドマン
撮影:ダリウス・ウォルスキー
プロダクション・デザイン:ヤン・ロルフス
編集:マーク・ゴールドプラット
衣装デザイン:ベアトリス・パッツアー
音楽:トレバー・ラビン

キャスト

オークス:アンソニー・ホプキンス
ジェイク・ヘイズ/ケヴィン・ポープ:クリス・ロック
シール:ガブリエル・マクト
アドリク・ヴァス:ピーター・ストーメア
ローランド・イエーツ:ジョン・スラッテリ一
ニコール:ガルセル・ビュヴァイス=ナイロン
ジュリー:ケリー・ワシントン
ドラガン:マシュー・マーシュ
スワンソン:ブルック・スミス

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