原題:同居蜜友

恋に待ったなし! 最悪の出会いから始まった恋のシーソーゲーム。 本当の気持ちは神のみぞ知る!?

2001年/香港/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSR/103分/ 配給:キングレコード

2003年02月05日よりDVD発売開始 2002年8月2日より渋谷シネパレスにてレイトショー公開

(C)2001 Film Power Company Limited All RIghts Reserved.

公開初日 2002/08/02

配給会社名 0109

公開日メモ 恋に待ったなし!最悪の出会いから始まった恋のシーソーゲーム。本当の気持ちは神のみぞ知る!?

解説



車のトラブルで出会ったおもちゃ会社のバリ・キャリOLと牛モツ麺店の若旦那。ところが和解の席で意気投合し、酔った勢いで関係を持ったものの、彼には芸能人の彼女がいた!?おまけに会社を不当解雇されてしまい八方ふさがりの彼女は、ふとしたことで彼の家に居候することとなってしまう。果たして二人の恋の結末は?彼女に幸せは舞い降りるか?
『ファイティング・ラブ』は、ウォン・カーウァイ監督作品『花様年華』でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した世界的アジア演技派俳優トニー・レオンと、『Needing You』で香港の働く女性たちの心を掴んだアジアの歌姫サミー・チェンによる、突然起こった大人の恋のシーソーゲームで本当の愛に目覚めていく男女の姿を描いた、最新ロマンティック・ラブコメディである。香港では、これまでアクション映画を主体として製作されていたが、ここ数年、都会派センスの恋愛ラブストーリー映画がフームとなっている。その理由は、日本のトレンディードラマが香港でも放映されるようになり、若い観客がそれらを支持して大ブームになったことから、若い層を意識してそういった内容の作品を作るようになったのである。なかでも2000年に公開されたアンディ・ラウ&サミー・チェン主演の『Needing You』はこの年の香港映画興行収入ベスト10に入る大ヒットを記録し、ロマンティック・コメディは最も人気あるジャルの一つとなった。また、歌手としてトップスターだったサミー・チェンが、この作品で恋に悩めるOLの代名詞として香港の女性たちに圧倒的支持を受け、その後も彼女の主演作は大ヒットして人気女優として仲間入りたことからも、いかに多くの観客から支持されているかがわかるはずである。また世界的にも『ブリジット・ジョーンズの日記』が大ヒットしているように、年齢も30代にさしかかろうとしている女性の仕事や恋愛の悩み、そして男女が繰り広げていく微妙な関係と、まさに世界共通のテーマといっても過言ではない。もちろんそれ以上に、ウオン・力ーウァイ作品で世界的に知名度があり演技派で知られるトニー・レオンとサミー・チェンの初顔合わせという魅力もあり、本作は2001年度香港映画興行収入第8位を記録するほどの大ヒットを記録している。
監督は青春映画のヒットメーカーとして活躍し『OVERSUMMER 爆烈刑警』『金魚のしずく』の製作などを手懸けるジョー・マ。そして『Needing You』のシンデイ・タンの原案を、ジョー・マ監督と『十二夜』の女性脚本家オーブリー・ラムとで改編し、女性の心情を身近に捉えた内容に仕立てあげた。また、撮影は『ダウンタウン・シャドー』『ゴージャス』のチャン・マンボー、音楽を『暗黒街/若き英雄伝説』のリンコルン・ローと、香港映画界でも多くの作品を手懸けるスタッフが集結している。
共演には、TVCFや雑誌の表紙モデルとして活躍中の新星ニキ・チョウ、『ドリフト』のジョー・リー、『ジェネックス・コップ2』のジャニタ・チェンとウィンストン・イップ、『スイート・ムーンライト』のサミー、そしてベテラン女優で『フル・スロットル/烈火戦車』のハ・ピンといった多彩な顔ぶれが脇を固めている。

ストーリー


友人の夫のおもちゃ会社で働くデボラ(サミー・チェン)は、仕事の愚痴をこぼしながら、車を走らせていた。一方、三代続く牛モツ麺屋を営むトンザイ(トニー・レオン)も、狂牛病騒ぎに怒りながら、妹たちを乗せて病院に車で向かっていた。最悪の機嫌の2人が、その道中で、車の接触事故を起こしたことで最悪の出会いをする。デボラがトンザイの車に当て逃げをしたことで、彼は彼女の後を追って怒りにまかせて彼女の車を蹴り飛ばして威嚇した。それを見たデボラは弁護士を立てて抗戦すると意気込む。
デボラは・社員の私生活にも□を出し、皆から嫌われる最悪の女。一方トンザイは芸能人のミンディ(ニキ・チョウ)を恋人に持つが、彼女に振り回される生活に疲れていた。そんな2人が、示談交渉でお互いの仲間とカラオケ屋でおち合うが、トンザイが彼女に詫びたことで和解。その上意気投合した末に、酒の勢いで関係を持ってしまう。
久しぶりに幸せな気分になったデボラは、トンザイへ電話をするが、彼の返事はよそよそしい。折り悪く彼は海外へ向かうミンディを空港に送る途中だった。彼のつれない態度にがっかりしてしまったデボラが会社へ向かうと、かねてからの傲慢な態度のせいでいいがかりをつけられ解雇されてしまう。ダブルショックに傷ついて帰宅した彼女は、父親(ウィンストン・イップ〕から愛犬の散歩をたのまれるが、ベンチで眠り込んでしまい、今度は犬を逃がしてしまう。そのことを父にののしられ、家を飛び出たデボラは、困り果てて、姉の入院する病院にむりやり泊り込んだ。
翌日、母親(リー・ファン)の見舞いに来ていたトンザイが病院のベンチでぼんやりしていると、そこに疲れ果てた顔のデボラと再会する。デボラの身の上話を聞いて同情した彼は、彼女を自分の住む豪邸へ泊めることにする。彼の家族には邪魔者扱いされつつも、2人の不思議な関係の生活が始まる。トンザイの店に行ったデボラは、店の従業員たちがあまりに働かないのを見て、率先して働く。そしてトンザイに店で雇うことを了承させるが、彼女はゴキブリの足が入っていたと店に伝わる秘蔵のスープを捨ててしまい、2人は大あわてとなってしまう。しょうがなくライバル店の牛モツ大王でひと芝居打って牛モツ麺を買い込み、新しいスープを徹夜で作り直した。へとへとになって作り終えた帰り道、アイスキャンデーを食べながら歩く二人は、いつの間にか自然に肩を組んでいた。トンザイは、気は強いがまっすぐなデボラに惹かれはじめ、いつしか友達感覚から恋愛感覚に心が変っていた。そして恋人ミンディが海外から帰ってくる前日、トンザイはプールサイドでデボラとビールを飲みながら素直な気持ちを告白し、ミンディと別れることを決意する。
翌日ミンディを空港で迎えたトンザイは、彼女に別れを切り出そうとしたが、逆に結婚を迫られてしまう。実はミンディにはトンザイの家人からの情報で、すべてを知っていたのだった。トンザイはデボラに電話をいれるが、なにも語らない彼の態度に彼女は全てを悟り、静かに涙を流すのみだった。一方、ミンディはトンザイに無理やり婚約指輪を買わせ、デボラと連絡が出来ないように携帯電話をブールに投げ込んでしまう。再び全てを失ったデボラは、職探しで再び元の会社を訪ねるが、そこで仲直りを求められた友人から、トンザイが彼女の未払いの給料を会社に変わって立て替えていたことを知り、彼の優しい気持ちに改めて気付<ことになる。 友人にしつこく勧められて、会社の創立記念パーティーに出席するために会場に行ったデボラは、そこでトンザイと再会する。なんとこのパーティの司会を務めるのがミンディで、彼も婚約者として同行してきたのだった。デボラの姿を見てミンディは嫉妬メラメラで、トンザイを挟んで二人は女の火花を飛び交す。そして大騒動となりかけたところでトンザイの友人であるキマメル(ジョー・リー)の機転でその場を収めたのだった。 自分にとってデボラが必要であることをやっとわかったトンザイは、ミンディに別れを告げると、デボラの家へ向かう。そしてもう1度、彼女に自分の気持ちを伝えたのだった

スタッフ

提供:フイルムパワーカンパニー
製作:フレッシュエアー・チーム、シンギングホース・プロダクション

製作:カール・チャン
監督:ジョー・マ
脚本:ジョー・マ、カール・チャン、トーレス・チョウ
原案:シンディ・タン、ジョー・マ、カールチャン、Y.Y.ユン
撮影:チャン・マンボー
美術:デニー・リー
編集:チャン・力ーファイ
音楽:リンコルン・ロー

キャスト

トンザイ:トニー・レオン
デボラ:サミー・チェン
ミンディ:ニキ・チョウ
キャメル:ジョー・リー
トンザイの母:リー・ファン
トンザイの妹:ジャニタ・チュン
デボラの父:ウインストン・イップ
牛モツ大王のおかみ:ハ・ピン
ケビン:サミー
ルイ:チャン・マンレイ

LINK

□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す