原題:Dogstar

ひと夏の終わり… 「君」への想いを伝えたい。

2001年/日本/カラー/ビスタサイズ/125分/ 配給:東京テアトル、オメガ・ミコット

2002年10月25日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年10月25日よりDVDセル&レンタル開始 2002年4月27日よりテアトルタイムズスクエアにてロードショー公開

公開初日 2002/04/27

配給会社名 0049/0011

公開日メモ もし願い事がひとつだけ叶うとしたら、人間の姿になって、子犬の頃一緒に暮らした少女にもう一度逢いたい…。

解説


ひと夏の終わり…
「君」への想いを伝えたい。

もし願い事がひとつだけ叶うとしたら、人間の姿になって、子犬の頃一緒に暮らした少女にもう一度逢いたい…。少女はお別れの日、星空に輝くシリウスを見上けながら、「外国ではドッグスター、犬の星って呼ぶのよ」とやさしく教えてくれた。そして「シローがいなくなってもシリウスを見れば寂しくない…シローが星になっていつも見ていてくれるから」と…。
盲導犬シローの願いが神様に届いてから、シローとハルカの、この心温まる物語は始まる。
盲導犬のシローは、長年手足となり仕えてきた主人の元ボクサー・ゴングといつものように帰宅中、交通事故に遭い、自分だけが助かってしまう。主人を失って訓練センターに戻ってからもずっと元気のないシローの元にある日、天国へ召されたはずのコングが現れる。「神様のヤロウがさ、一つ善行を施せって言い出してよ。シロー、お前なんでもいいから願い事してみろ。」…そう言うコングの声に、シローは人間になって一番幸せだった子犬の頃、一緒に暮らした少女ハルカにもう一度会いに行きたいと願い事をする。その願いが切ない結末を迎えるとは知らずに…。

豊川悦司、井川遥、初共演。
それぞれの想いが切ない、ラブストーリー。

その佇まい、言葉、そして表情すべてが切ない…主人公のシローを演じるのは、『青い鳥』『ラブストーリー』などの恋愛ドラマで多くの女性ファンの心を虜にしてきた俳優・豊川悦司。人間になった犬という難しい役どころをコミカルに時にせつなく演じている。そんなシローが想いを寄せるヒロイン・ハルカ役には、癒し系アイドルとして男性はもちろん女性からも好感度アップ中の井川遥。NHK「フランス語講座」のパーソナリティ、CM、映画と、活躍の幅を広げている。そして監賢・脚本にはピンク映画の枠内で傑作を数々生み出し、一般映画界に進出後も精力的に創作活動を続け、国内外で注目を集める瀬々敬久。『傷だらけの天使』『顔』など、映画ではアウトローな男の生き様を数多く演じてきた豊川と、ピンク映画から一般作品まで縦横無尽に自らの世界を描き続ける瀬々監督が「ファンタジー・ラブストーリー」という新境地を見せている。
最後に忘れてならないのが劇中で登場するラブラドール・レトリーバーの盲導犬達。4頭の成犬と2頭の子犬がシロー役を演じている。いずれもが実際に盲導犬の訓練を受けており、映画にさらなるリアリティーを与えてくれている。

ストーリー



盲導犬は、訓練できる年になるまでパピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で育てられる。シローのパピーウォーカーはハルカの家族だった。成長し、シローはもう12才。元ボクサーのゴングと息の合ったコンビだったが、ある夜信号を無視して来たトラックに跳ねられ、ゴングは即死してしまう。訓練センターに戻されたシローの前に、死んだはずのゴングが姿を現し「死んだのはいいんだけどさ、今のままだと天国に行けないらしいのな。今までロクなことしてこなかったから、一つ善行を施せって神様のヤロウが言い出してよ。それなら、シロー、オマエのために何かしてやろうと思ったわけよ」
…数分後、シローは死んだばかりの人間の身体を借りて、“人”になっていた。
シローの願いはただひとつ、「老犬の姿ではなく人間になって、パピーウォーカーだった家族にもう一度逢いたい…」ハルカのにおいを頼りに街を走り抜け、たどり着いた幼稚園でシローは大人になったハルカに再会する。
最初こそいぶかしげに眺めるハルカだったが、動物たちをバスに乗せ移動動物園を営む東海を2人で手伝ううちに、一見風変わりなシローの優しさに惹かれていく。そんなハルカをもどかしく思う、ハルカの恋人の藤川。そしてシローもまた、ハルカヘの気持ちの変化に戸惑っていた。「お前の身体、元気そうに見えても寿命あと一年ってとこだろ?そんな奴が恋してどうする?万が一、あの女がお前のこと好きになっても悲しませるだけだろ」ゴングに諭され、それが変わりようのない事実だとわかっていても、ハルカのそばを離れられないシロー。
ハルカを想うがために過ちを犯してしまった藤川との別れ、仕事の解雇といった出来事を何とか笑顔で乗り切ろうとするハルカ。更に追い討ちをかけるように、東海が死んでしまう。悲しい出来事が積み重なり、ハルカはシローに助けを求めた。ハルカの気持ちに応えたいシローだったが、口をついて出た言葉は「俺、犬なんです。あなたが初めて飼った盲導犬のシローなんです」その言葉を聞き、ハルカは呆然とする。
シローの“身体の持ち主”は、過去何らかの事件に巻き込まれていたようで、移動動物園に刑事が尋ねて来た。記憶にない事件の為に必死に逃げようとする道中、シローはかつて別れ際にハルカが聞かせてくれた“シリウス”の話を始めた。二人しか知らない話、最初半信半疑で聞いていたハルカが眩いた。「あなたが犬のシローでも、好きなものは好き…シローだったから好きなのかもしれない」
刑事に追いつかれ、後がなくなったシローは、止めるハルカを残し、一人で逃げることを決意する。離れ離れになっても、自分がどんな姿になっても、きっとハルカはシローのことを忘れない…ハルカの想いを心の支えにして、シローは走った…。

スタッフ

監督・脚本:瀬々敬久
製作:横賓豊行、利倉亮、河原洋逸
企画:利倉亮、三宅澄二、橋田一高
プロデューサー:江尻健司、深谷登、渡邊直子
音楽:安川午朗
撮影:斎藤幸一
照明:上田雅晴
録音:沼田和夫
美術:坂本亨大
編集:酒井正次
製作:オメガミコット、レジェンドピクチャーズ、丸紅
配給:東京テアトル、オメガミコット

キャスト

豊川悦司
井川遥
余貴美子
津田健欠郎
嘉門羊子
深浦加李子
大鷹明良
奥野敦士
諏訪大朗
田中要欠
迫英雄
重久剛一
泉谷しげる
石橋凌

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