原題:Departure

誰もが一度は経験する「青春の終わり」沖縄那覇のストリートを舞台に、 普遍的なテーマを斬新な映像で描くスタイリッシュムービー。

2000年「サンダンス・NHK映像作家賞」優秀賞獲得 2001年ベルリン映画祭ヤングフォーラム部門正式招待作品

2000年 / 日本映画 / カラー / 80分/ 35mm / DTSステレオ 制作・配給・問合せ先 (株)大風 Tayhoo Tokyo Co,.

2002年6月29日より渋谷ユーロ・スペースにて2002年5月中旬よりレイトショー

公開初日 2002/06/29

配給会社名 0279

公開日メモ 沖縄那覇で撮影された処女作品「青い魚」が98年ベルリン映画祭で絶大な評価を得、国際舞台で鮮烈デビューを果たした中川監督。

解説

「那覇発、世界行き」世界各国の観客、マスコミが絶賛!
映画の将来は極東にある。世界中の映画関係者は常に新しい才能を切望してやまないが、まさに「Departure」のような日本映画が、彼らを新たな世界へと導き、そして、驚くべきことに中川監督は、その憧れを満たす術をすでに知っているという事だ。
(独・フランクフルター・ルントシャウ紙)
小津安次郎を彷彿させる、クラッシックなスタイルを踏襲しながらも、斬新かつ透明感ある映像が特徴の中川監督。自然な演技をみせる役者はどれも素晴らしく、ユーモアあり、そしてちょっぴり悲しく、人間性溢れるこの物語は、全ての映画関係者が観るに値するものだ。
(米・ヴァラエティ誌)

沖縄那覇で撮影された処女作品「青い魚」が98年ベルリン映画祭で絶大な評価を得、国際舞台で鮮烈デビューを果たした中川監督。
2作目となる本作品も、自ら脚本を手がけ、99年「サンダンス・NHK国際映像作家賞」優秀賞を獲得。
さらに再び2001年ベルリン映画祭正式招待作品に選ばれるという快挙を成し遂げました。
日本公開に先駆けすでに欧米、アジア各国の映画祭や劇場で一般公開され、観客はもちろん、マスコミ、映画関係者から大きな反響を呼んでいます。

ストーリー

沖縄に住む一也、マサル、秀介の3人はこの春同じ高校を卒業した悪友どうし。
一也は東京の大学に進学が決まり、秀介もロンドンに留学するという。
そこで旅立ち前夜、彼らはいつもの場所に集まった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3人は別れを告げた後、それぞれ那覇最後の夜を過ごす。

一也は、今夜こそ年上の恋人、由起子に別れを言うつもりだった。
しかし東京へ発つことをなかなか伝えられない……

・・・・・・・・・・・・・ 一方、秀介は、最後の夜を一緒に過ごすガールフレンドを求めて街へと出てゆくが
相手が見つからない。焦る秀介……

ひとり、那覇のカラオケボックスでバイトに勤しむマサル。
そんな彼の店になにやらワケありの様子の東京から来たOL、涼子がやってくる。
深夜のカラオケボックスに美女とふたりきり。落ちつかないマサル…….

・・・・・・・・・・・・・・ やがて那覇の街に朝が来る。港の離島行きの発着場に、なぜか秀介の姿。
秀介が到着したのはロンドンではなく、彼の生まれ故郷の小さな離島だった……。

スタッフ

監督・脚本:中川陽介
エクゼクティブ・プロデューサー:今福英治郎
プロデューサー:大塚馨
撮影:柳田裕男
照明:阿部力
録音:岡本立洋
美術:安田喬
音楽:山田まゆみ
協賛:アゴスト・バージンコーラ・ポッカコーポレーション 

キャスト

大塚朝之
平敷慶吾
香川浩一
川津春
藤田久美
留美
白井貴子(特別出演)

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