原題:SHEENA:REVENGE OF THE JIRDS

獣<ダラクナ>は目覚め、密林の守護神となる。

2000年/アメリカ/84min ビデオ発売:コムストック、マクザム/販売:マクザム(税抜:16,000)

2002年4月5日ビデオ発売&レンタル開始

(C)2000 Columbia Tristar International Tlevision,a Sony Pictures Entertainment Co.

解説


コロンビア・トライスター・インターナショナル・テレビジョンが放つ、新世紀紀アクション・アドベンチャー第2弾!迫力あるアクションとスりリングな展開で、前作を上回る冒険が繰り広げられる!
原作は、S・M・アイジャーの人気コミック。85年に日本でも放映されたTV版『チャーリーズ・エンジェル』のタニア・ロバーツ主演作『シーナ』の再映画化である。
主演はモデル出身のジーナ・リー・ノリン。彼女が特殊な力を使って動物に変身するシーンのSFXを、『コンタクト』のジミー・ロバーツが手掛けている。監督は、俳優でもあるスコット・ポーリー。

【チェック・ポイント!】

 ジャングルの王・ターザンの女性版とでもいうべきシーナの活躍を描いた最新テレビ・シリーズのビデオ化第2弾。今回も、第1シーズンから2話分がカップリングされたものとなっている。
 1本目が本ビデオにオリジナル・タイトルとして表記されている第3話“REVENGE OF THE JIRDS”で、内容は下記の物語にあるとおりで、希少動物の密猟をシーナがあ阻止しようという、まぁジャングルものの王道的な展開。どちらかというと、お話の本筋よりもシーナに文明・社会生活を教えるために、カッターがハーレクイン系と思しき“ロマンス小説”を読ませて…みたいなサイドの小技が楽しい。意味が判ってるのかどうか定かでは無い…こともないか(笑)…な“もっこり”なんて言葉を一生懸命使う辺りが、なんともキュートっす。でも、カーターがどうせわかんないだろう的な受け答えをすると、しっかり切り返すあたりがいいっすね。なんてったって、教科書?ともいうべきロマンス小説を読んでの感想が、「自ら行動することなく王子様の助けを待つ主人公たちが最悪」といい放つ、アクティブさと気骨の持主ですから。でもその分実は、大義名分があったりすると結構自己中だったりもするわけですがね。振り回されるカッターも、迷惑を被りながら都合のいい夢をみたりで嬉しそうなわけだから、余計なお世話だけどね。因みに、ラストでスナネズミの密猟の手配に手を染めていた請負人が、ネズミの群れに襲われる場面が出てくるけど、まぁ身体全体にたかられる程度で、鼠襲撃作品としてのお楽しみは皆無…ってそんなの期待したのは俺だけ?(苦笑)。
 続く2本目は、第10話の“THE CHILDREN OF THE LA MISTAS”。社会生活の勉強で集落に出かけるためと、ジャングル・ルックからシャツに短パン姿に着替えるシーナの図(慣れないブラのホックが留められず紐を後ろで縛る姿が、なんともそそられるサービス・カット!)を挿みつつ、幼い日に自分の親代わりのライオンを殺害し、そして友人となった部族民の少年を攫った宿敵と町で偶然出くわし復讐の念が燃え上がるという気持ちハードめの物語。しかもカッターとともにシーナが宿敵を探ると、ジャングルの奥では伝説のカヤ族が持つと伝えられてきた(そしてシーナが受け継いだ)、動物への変身能力を持つ人間をDNA操作により作り出そうという狂った実験が行われていたという『モロー博士の島』テイストな展開に。その行動を通じて、文明を敵視するだけではなく、その二面性に気づくようになっていくシーナの成長のドラマであると同時に、顔がシマウマと蛇と人間のキカイダー状態で、アリクイ系の爪を持った『モロー〜』最新版『DNA』…というよりは結構旧作である『半獣要塞ドクター・ゴードン』あたりを彷彿させちょっとショボ目なミュータントも楽しめるぞ。
 なお、本シリーズは米国では00年から01年にかけて第1シリーズ22話が放映され、その後01年10月からは第2シリーズが引き続き放映中。
(殿井君人)

ストーリー



シーナは、アフりカの奥地ラミスタで孤児になり、原住民カヤ族の生き残りに育てられた。カヤ族は、動物の魂を感じることで、その動物に変身できる秘密の力を持っていて、シーナもその力を伝授されていた。
ある日シーナは、ジャングルでスナネズミの罠を発見し、密猟者を襲撃する。スナネズミは、腺エキスが不能に効果的だという伝説のため、1匹で数千ドルもの値が付いていたのだ。ラミスタの自然を守るシーナは、密猟者の残していった紙を手掛かりに、犯人を探ることを決意。だがその紙には、シーナの味方であるはずの、カッターの会社名が記されていた…。

スタッフ

製作:ボリス・マルデン『ザ・インターネット』
監督:スコット・ポーリー『ブラック・デイズ 裏切りの系譜』
脚本:バブス・グレイオスキー『ファースケープ 宇宙からの帰還』
音楽:ショーン・ギャラリー『ジェネレーションズ/STAR TREK』
SFX:ジミー・ロバーツ『コンタクト』『ロング・キス・グッドナイト』

キャスト

ジーナ・リー・ノリン『ベイ・ウォッチ』
ジョン・アレン・ネルソン『ブラック・デイズ 裏切りの系譜』
マーゴ・モーラー『フオレストガンプ/一期一会』
ケヴィン・クイグリー『裏切りの代償』『マイアミ・バイス』
アイザック・シングルトン『PLANET OF THE APES/猿の惑星』

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