原題:TWO WEEKS NOTICE

ずっと待っていた!2003年の“キング・オブ・ラブストーリー” 世界で一番ありえない人こそ、もしかしたら・・・・。

2002年12月20日全米初公開

2002年/アメリカ/カラー/100分/ 配給:ワーナー・ブラザース

2007年09月07日よりDVDリリース 2005年03月25日よりDVDリリース 2004年02月06日よりビデオリリース 2003年5月24日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー公開

サンドラ・ブロック&ヒュー・グラント来日記者会見::http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=506

(c) 2002 Warner Bros. All Rights Reserved (c) 2002 Village Roadshow Films (BVI) Limited.

公開初日 2003/05/24

配給会社名 0085

公開日メモ サンドラ・ブロック扮する優秀だけどちょっとヒステリックな弁護士と、ヒュー・グラント演じる超リッチでハンサムだけど無責任な上司が繰り広げるロマンティック・コメディ。

解説




「お金なんか関係ない! 納得のいく仕事をしたいだけ」そんな信念と正義感に燃える弁護士ルーシー(サンドラ・ブロック)。順調にキャリアを積んできたし、同じ価値観の恋人もいる。けれど、どこか満たされない。時々だけど、なぜか寂しい。そんな彼女が出会った運命の人は、世界で一番「ありえない相手」だった……!

理想家肌の「できる女」ルーシーは、ひょんなことから、不動産会社の御曹司にして広告塔、ハンサムだが軽薄なジョージ(ヒュー・グラント)の下で働くことになる。半年もたたないうちにルーシーは、優柔不断で流されやすい性格のジョージのネクタイ選びから離婚訴訟調停まで面倒を見るはめに−−−。「こんなことをやるためにこの会社にいるんじゃない!」とキレたルーシーは2週間後に辞めると宣言。やがて後任の女性弁護士が採用される。ジョージに対して野心たっぷりのセクシーな彼女を見ていると、なぜか心がざわつくルーシー。一方ジョージも、自分のもとを去るルーシーに、これまで感じたことのない感情を味わっていた……。

『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』のヒュー・グラントと、『スピード』『デンジャラス・ビューティ』のサンドラ・ブロックが演じる、世界一ありえなさそうで、でもすべての現代女性が心の中で欲しがっている恋物語。それが、全米で『ブリジット・ジョーンズの日記』を超えるヒット作となった『トゥー・ウィークス・ノーティス』だ。ラブストーリーとしては異例の興行収入9000万ドル(03年2月現在)を超える大ヒットを記録している理由は、二人の恋に、これまでのラブ・ストーリーとは一味違う新しさがあり、それが全米の女性たちの心をとらえたからかもしれない。自己実現真っ最中のヒロインが恋した相手は、女性を自分好みに変えようとはせず、むしろ自分自身が変わることをいとわない「やわらかい男」。一見優柔不断だが、相手の本質を感覚的に見抜き、歩み寄る心の広さがある。ちょっと頼りないが憎めない、キュートなボスを演じるヒュー・グラントは、自分のライフスタイルを持ち、恋愛と仕事のどっちも欲しいという現代の女性たちの新しい理想像なのかもしれない。

誰よりもしっかりしているように見えて恋には不器用、自分の中に眠っている弱さに気づいていないルーシー。数え切れないラブ・アフェアを経験していながら、お金以外に愛情表現の方法を知らないジョージ。ニューヨーク広しといえども、ライフスタイルも価値観も育った環境も、ここまで対照的な男女はいないというほど何の共通点もない二人が、心のいちばん深いところで、相手を求めていることに気づく。けれどその時はもう、二人に残された時間は、ない。二人はそれぞれ、自分に問いかける。「もう手遅れなんだろうか……!?」。自分の気持ちに気づくのが遅すぎた二人が愛をつかむには?
これまでに経験したことのないパターンの恋をしてしまった二人が歩み寄る方法は?−−−ニューヨークを舞台に、2大スターの競演で贈る『トゥー・ウィークス・ノーティス』は、長らく待たれていた、豪華で贅沢なラブストーリー大作。恋愛映画の王道を行く、まさに2003年の“キング・オブ・ラブストーリー”の登場だ。

ストーリー




スーパー・リッチでハンサム、おまけにGQの表紙になるほどの有名人。ニューヨークで最大手の不動産会社を営むジョージ・ウェイド(ヒュー・グラント)は、女性なら誰でもお近づきになりたいと願うチャーミングな男性だ。が、ルーシー・ケルソン(サンドラ・ブロック)が彼の元に押しかけたのは、結婚を申し込むためではない。地元コニーアイランドで環境保護運動に取り組む熱血弁護士の彼女は、由緒ある公民館を再開発の餌食にさせまいと、ジョージの会社に乗り込んでいったのだ。
おりしもジョージは優秀な弁護士を探していた。彼がこれまでに雇ってきた法律顧問は、法律用語よりもベッドのテクに長けた女たち。それが仇となって会社の経営状態が悪化したため、兄のハワード(デイビッド・ヘイグ)からは、「アイビーリーグ出身の人間を雇え」と釘を刺されていたのだ。ハーバード卒で頭の切れるルーシーは、まさにうってつけの人材だった。「公民館を存続させてくれたら、落札に手を貸す」と言う彼女に、「顧問の仕事を引き受けてくれたら公民館を残す」と持ちかけるジョージ。彼のような資本家サイドの人間になることに抵抗を感じるルーシーだったが、公民館を存続させることと、ウェイド社の資産を自分の判断で慈善事業に投資することを条件に、法律顧問の職を引き受けることにする。
しかし、それが間違いだったと気づくのに、長い時間はかからなかった。何もかも完璧にこなすルーシーにジョージはベッタリ頼りっきりになり、ネクタイ選びから離婚調停までをまかされる始末。真夜中に電話でたたき起こされることもしばしばで、ルーシーは気の休まる暇もない。2ヵ月後、ついに疲れ果てた彼女は、「あと2週間で辞める」と宣言。あの手この手の引き留め作戦に出たジョージを、「最高に優秀な後任をみつける」と言って説得し、ようやく辞職を承諾させる。
グリーンピースの活動で海外に出ている恋人が、ルーシーに電話で別れ話をもちかけてきたのは、そんなときのことだった。事情を知ったジョージは、落ち込むルーシーをなぐさめようと、クルーザーのディナーに招待。さらに、したたかに酔っ払った彼女を自分のアパートに連れてきて、優しく介抱してやる。翌朝、ふたりのあいだに何もなかったことをユーモアたっぷりの口調で伝えるジョージの言葉を聞いたルーシーは、テレ臭い思いにかられながらも、紳士的で気さくなジョージを男性として意識しはじめた自分に気づく。
いっぽうルーシーの後釜選びは、才色兼備を求めるジョージのわがままも手伝って、思うように進まなかった。しかし、飛び込みで面接にやって来たジューン・カーバー(アリシア・ウィット)の出現によって、状況は一変する。若く野心家の彼女は、ルーシーが席を外している隙にジョージに売り込みを開始。その「チューズ・ミー」光線にすっかりやられてしまったジョージは、ルーシーの正式な面接も待たず、その場で ジューンを雇うと決めてしまう。
とりあえず後任が決まってホッとしたはずのルーシーだったが、心中は複雑だった。もはやジョージのお守り役は卒業したはずなのに、カマトトぶった態度で彼にすり寄っていくジューンを見ると、無性に腹が立ってしまう。ふたりと一緒にテニスクラブへ出かけたときも、自分だけがのけ者にされたように感じ、ホットドッグのやけ食いに走るルーシー。そのせいで、帰りの車中で猛烈な腹痛に見舞われたルーシーだが、そんな彼女を肩に担いでトレーラーハウスのトイレにかけこんでくれたジョージのおかげで、どうにかピンチを切り抜けることができた。
この一件で、再びジョージを見直したルーシーだが、その気持も長くは続かなかった。ハワードから公民館の取り壊しを命じられたジョージが、自分との約束を破ろうとしているのを知ってしまったからだ。しかし、ジョージのほうも、兄の圧力に負けてルーシーの期待に応えられない自分に歯がゆさを感じていた。おたがいに気持が噛み合わないまま、別れの時を迎えようとしているふたり。強すぎる女と弱すぎる男に、ハッピーエンドはめぐってくるのか?

スタッフ

脚本・監督:マーク・ローレンス
製作:サンドラ・ブロック
製作総指揮:メアリー・マクラグレン、ブルース・バーマン
撮影:ラズロ・コバックス, A.S.C.
美術:ピーター・ラーキン
編集:スーザン・E・モース, A.C.E.
衣装:ゲリー・ジョーンズ
共同製作:スコット・イライアス
音楽監修:ローラ・ワサマン
音楽:ジョン・パウエル

キャスト

ルーシー・ケルソン:サンドラ・ブロック
ジョージ・ウェイド:ヒュー・グラント
ジューン・カーバー:アリシア・ウィット
ルース・ケルソン:デイナ・アイビー
ラリー・ケルソン:ロバート・クライン
メリル・ブルックス:ヘザー・バーンズ
ハワード・ウェイド:デイビッド・ヘイグ
トニー:ドリアン・ミシック
トム:ジョナサン・ドクシッツ
ロザリオ:イレイダ・ポランコ
ポリー・サンクレア:シャロン・ウィルキンズ
マイク・ピアッツァ:本人
ドナルド・トランプ:本人
ノラ・ジョーンズ:本人

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