原題:SHOWTIME

まさかの競演。まさかのアクション。 オレたちにまかせりゃ『リーサル・ウェポン』だって『ラッシュアワー』だってメじゃないぜ!

2002年/アメリカ/95min/シネマスコープサイズ/SRD/DTS/SDDS 配給:ワーナー・ブラザース

2003年06月03日よりビデオレンタル開始 2002年11月16日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開

(C) 2002 Warner Bros. All Rights Reserved. (C) 2002 Village Roadshow Films (BVI) Limited

公開初日 2002/11/16

配給会社名 0085

公開日メモ まったくタイプの違う2人の刑事(厳格で生真面目なデニーロと豪快で態度のでかい新人刑事マーフィー)が、警察のイメージアップを図るため、テレビ番組のスタートしてコンビを組むことになる。

解説



世界が待ちに待った夢の顔合わせがついに実現!!

 今まで映画ファンの誰もが夢見ながら、あり得ないぜと笑いとばしていた究極の共演……それが今、ようやく実現した!!
 片や、30年以上もアメリカ映画界トップ・アクターの位置にあり続ける名優ロバート・デニーロ。片やこの20年間、アメリカじゅうを爆笑の渦に巻き込み続けてきた天才コメディアン、エディー・マーフィー。そんなビッグなふたりが、なんと刑事コンビとして最強のタッグを組む超ド級のアクション・エンターテインメント、それが『ショウタイム』だ。
 無論エディー・マーフィーは『48時間』『ビバリーヒルズ・コップ』といった刑事アクションを代表作に持つ、このジャンルのトップ・スター。しかしデニーロは、『フローレス』や『15ミニッツ』など警官に扮した作品はあったものの、いずれも“アクション”とは縁遠いものだった。ところが本作ではこのふたり、ド派手なクラッシュと大爆破の嵐の中で、まさに身体を張ったハードな演技を披露!これだけでもう、バディ・コップ映画の歴史に新たな一ページが加わることになるのは確実だろう。

そのストーリーとは?

 今回デニーロが扮するのは、ロサンゼルス市警に勤続28年の堅物刑事。対するエディーは、スターに憧れる一介のパトロール警官。このふたりがひょんなことからTVの捜査実況中継番組……その名も「ショウタイム」の主役として、無理矢理コンビを組まされることに。TVプロデューサーの横暴と軽薄さに我慢のならないデニーロ。長年の夢が叶って調子にノリまくり、本人も気づかなかった素質を発揮しはじめるエディー。そんな相反するふたりの思いを遥かに上回る勢いで、スター刑事としての人気は巷でぐんぐん上昇していく。……しかし、彼らを絶対に許さない男がいた。それは非情極まりない粛正と、手加減のない破壊ぶりで恐れられるロサンゼルスの闇のボス!しかもヤツはあろうことか、真っ昼間のストリートで、新型特殊マシンガンを手にふたりを待ち伏せていたのだ!!

ハリウッド新コンビが魅せるまさかのアクション!

 とにかく冒頭の囮捜査シーンから、激しい銃撃戦と緊迫感あふれるリアルなアクションの連続。まるで市街戦のような重火器戦と、ストリートを爆走しながらのハードなカー&ガン・アクション。さらには高層ビル内の驚愕パニックまで、息を呑むダイナミックなシーンのつるべ撃ちだ。しかし同時に笑いのツボを外していないあたりは流石というべき。加熱する視聴率競争に、虚構と現実の境があいまいになりがちなTV界を皮肉ったストーリーは、作品にシニカルな社会性を与えている。また、本作もうひ
とつのお楽しみといえるデニーロ&エディーの丁々発止のやりとりは、ハイテンションな雰囲気の中にあって思わず爆笑を誘うことだろう。

さぁ、奇跡のコンビネーションと圧巻のド迫力で迫る
本格アクション・エンターテイメント『ショウタイム』の幕が開く!

 ハリウッド最強のふたりと堂々共演するのは、『リーサル・ウェポン3』『4』で女性凄腕捜査官に扮したレネ・ルッソ。拳銃を視聴率調査表に持ち替えて、やはりタフ・ガイふたりを翻弄するTVプロデューサーを快演している。加えて、『羊たちの沈黙』『ハンニバル』でレクター博士が収監された刑務所の看守を演じたフランキー・R・フェイズン。ラップ界きっての奇才で、最近は『チョコレート』などで俳優としての評価も高いモス・デフ。さらには、『スター・トレック』シリーズのカーク船長とし
てあまりにも有名、’80年代には刑事ドラマ『パトカー・アダム30』のヒーローとしても人気を集めたウィリアム・シャトナーが実名で特別出演している。
 監督はジャッキー・チェンとオーウェン・ウィルソン共演による『シャンハイ・ヌーン』をスマッシュ・ヒットさせたアクション・コメディ界の新星トム・デイ。脚本は、これがデビューとなるキース・シャロンと、『リーサル・ウェポン4』のアルフレッド・ゴウ&マイルズ・ミラー。音楽はロバート・ゼメキス作品の常連、アラン・シルベストリが、スケール感溢れるスコアを提供している。
 製作は『レッド プラネット』のジョージ・サラレギーと、デニーロの映画会社トライベッカ・プロダクションズからジェイン・ローゼンタール。製作総指揮には、あのウィル・スミスも名を連ねている。

ストーリー



2002年最後を飾る
アクション・エンターテイメントの大本命!

ロス市警史上最強の危険物。
この先、カメラはお断り。

 大都会ロサンゼルス。ある夜コンビニで、俳優志望の夢を捨てきれぬパトロール警官トレイ・セラーズ(エディー・マーフィー)は、怪しげな男どもと密談する不審な人物に目をつけた。ところがその男、ロス市警きっての堅物で、勤続28年のベテラン刑事ミッチ・プレストン(ロバート・デニーロ)。実は麻薬ディーラー(モス・デフ)に仕掛けた囮捜査のまっ最中だったのだ。しかし事情を知らないトレイのほうは、待ちに待った“事件”に大張り切り。つい無線で応援まで呼んでしまう。
 ミッチらの潜入捜査も順調に進み、いざ首根っこを押さえようとしたその瞬間、……空からヘリが、地上からTV中継車がやってきた! トレイの無線をマスコミが傍受したのだ。能天気にも現れたトレイに動転したディーラーは、大型マシンガンをぶっ放しつつ逃走を計る。しつこく追い回す取材陣にキレたミッチは、思わずピストルでTVカメラをぶち抜いた!
 翌朝、新聞にデカデカと「TVカメラ・キラー」と書かれてしまったミッチだったが、注目したのは意外にも、当のTV局の敏腕女性プロデューサー、チェイス・レンジー(レネ・ルッソ)。「彼こそ“ダーティ・ハリー”、現代のカウボーイよ!」とばかり、さっそくミッチの上司ウィンシップ警部(フランキー・R・フェイズン)に直接交渉。警察のPRと1000万ドルの賠償金代わりに、ミッチの密着取材許可を取り付けてしまう。ところが頑固者のミッチのほうは、まったく打ち解ける気配もない。
 しかし! 困惑するチェイスの前に、ミエミエの茶番劇とともに颯爽と登場、芝居っ気たっぷりの台詞で売り込みにかかったのが、あのトレイ・セラーズ。果たしてミッチは、無理矢理トレイとコンビを組まされることに。夢が叶ったトレイは、すっかりスター気取りで上機嫌。いっぽうミッチは、彼と一緒にいるだけでも腹立たしいのに、むかし刑事役で人気を博したTV監督(ウィリアム・シャトナー)に“TV的な刑事らしさ”を教えられて憤懣やるかたなし。ところがミッチの思惑に反して、彼らの番組「ショウタイム」は高視聴率を稼ぎだし、一躍人気者になっていく。
 そんなとき取り逃がした麻薬ディーラーが、なんと潜伏中の家ごと消されてしまう。特殊重火器マニアでもある麻薬マフィアのボス、ヴァーガス(ペドロ・ダミアン)の血の粛正に違いない!
 ヴァーガスの経営するラテン・ディスコに堂々殴り込んだふたり、ひとしきり大暴れしたのはいいけれど、予想を遥かに上回る仕返しに見舞われるとは……。あろうことかヴァーガスは、真っ昼間のストリートで新型特殊マシンガンを武器に攻撃してきたのだ!!
 すんでのところで命拾いしたふたりには、いつしかパートナーシップが芽生えはじめていた。そして停職処分もモノせずに、最後の決戦地ボナヴェンチャー・ホテルへと乗り込んでいく。そこには想像を絶する、火と水の修羅場が待ち受けていた……!

スタッフ

監督:トム・デイ
製作:ジョージ・サラレギー、ジェイン・ローゼンタール
製作総指揮:ウィル・スミス、ジェイムズ・ラシーター、エリック・マクラウド、ブルース・バーマン
脚本:キース・シャロン、アルフレッド・ガフ & マイルズ・ミラー
編集:ビリー・ウィーバー
美術:ジェフ・マン
撮影:トーマス・クロス
音楽:アラン・シルベストリ

キャスト

ミッチ・プレストン:ロバート・デニーロ
トレイ・セラーズ:エディー・マーフィー
チェイス・レンジー:レネ・ルッソ
ウィンシップ警部:フランキー・R・フェイズン
ウィリアム・シャトナー:本人
アニー :ドレナ・デニーロ

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