原題:soul assassin

世界が驚愕! 新・感・覚タッチ・アクション!

2001年カンヌ国際映画祭出品 2002年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/index.htm

2001年8月23日オランダ初公開

2001年/オランダ・アメリカ/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSED・SR/95分/ 字幕:風間綾平/提供:マイピック・東芝デジタルフロンティア 配給:東芝デジタルフロンティア

2003年04月25日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年04月25日よりDVD発売&レンタル開始 2002年11月16日より、シネマスクエアとうきゅうにてロードショー公開

公開初日 2002/11/16

配給会社名 0238

公開日メモ 世界が驚愕! 新・感・覚タッチ・アクション!

解説


全ての謎は恋人の死から始まった!

 オランダ・ロッテルダム、多国籍投資銀行のセキュリティ・エージェントであるケビン(スキート・ウーリッチ)には、同社で金融ブローカーを担当するロザリンド(キャサリン・ラング)という恋人がいた。ある日、ホテルの一室で彼女にプロポーズしょうとするが、ベルボーイに扮した何者かに彼女を射殺されてしまう。上司の協力で判明した犯人を追ううちに、ケビンは一枚の謎のディスクの存在を知る。ロザリンドの死の謎はこのディスクに隠されているのか?やがて彼を監視する謎の女(クリスティ・スワンソン)も現れ、ケビンは恋人の死がとてつもない大きな陰謀の一角であると感じ始める。いつの間にか警察やインターポールに追われる指名手配犯となっていたケビンは、全てが迷宮のパズルのように混沌とする中、ロザリンドヘの愛だけを胸に過酷な任務を遂行する。本当の犯人は?そして全ての真実とは?

オランダから世界へ
ニューセンシティブ・サスペンス登場。

「氷の微笑」のポール・バーホーベンや「アムステルダム無情」のディック・マースといった映画作家が育った国オランダ。チューリップや風車といった観光だけでなく、ヨーロッパ金融・貿易の中心地として多国籍企業が乱立するこの都市は、闇の世界の人間がマネーロンダリングをするために銀行を使い、そしてドラッグやセックスが蔓延する裏世界も存在する。「ミッションブルー」は、そんな危険な匂いを漂わせるロッテルダムを舞台に、恋人の殺された理由と犯人を追ううちに、新たな謎と陰謀に巻き込まれながら、真実のパズルを解き明かしていく新感覚のサスペンス映画である。「メメント」などサスペンス・ムービーが若者や映画ファンに話題となっているが、本作品も犯人探しとあっと驚く結末、そしてブルーを基調とした色調とスピーディ
ーで斬新な映像に釘付けになる、まさに現代のデジタル感覚の作品に仕上がっている。こういつた斬新な手法で作り上げたのが、アメリカ出身でMTV監督出身の新鋭ローレンス・マルキン。劇場監督第一作目でありながらも、オランダの表と裏の風景を巧みに取り入れながら、ストーリーとうまくマッチングした映像に仕上げている。
 なお、日本でも2002年夕張国際ファンタスティック映画祭で上映され、若者を中心に熱狂的に支持された。

欧米個性派スターの演技激突!!

 恋人の死の悲しみを胸に謎の迷宮に足を踏み込んでいく主人公ケビンを演じるのは、「スクリーム」そして「恋愛小説家」で注目を浴びたスキート・ウーリッチ。その風貌と確かな演技から“ポストジョニー・デップ”と言われ、ハリウッドでも注目の若手スターである。
共演には「ビッグ・ダディ」のクリスティ・スワンソン、「ディープ・インパクト」のデレク・デ・リント、「A.I」のレナ・オーウェン、「小さな目撃者」のセルジュ=アンリ・ヴァレッタ、「調教師」のアントニー・カメルリング、「アムステルダム・ウェイステッド!」のトム・ホフマン、そして本作品が映画初出演のキャサリン・ラングと、アメリカ、イギリス、オランダ、ドイツといった欧米の俳優たちが顔を揃えた。各国で活躍するスターたちの個性的なキャラクターと迫真の演技が、真実を解き明かすラスト・シーンまで目を放せなくしている。
 製作はオランダで製作・配給を手懸ける「g:mt」のサン・フ・マルタ。脚本は「ダーク・ホライズン」(日本ではNHKで放映)で1993年シネイーグル・アワードを受賞したチャド・シューマン。そして音楽をアカデミー最優秀短編ドキュメンタリー賞にノミネートされた「アマゾン」のアラン・ウイリアムズが担当し、印象的な曲を提供している(オリジナルサウンドトラックBYカルチュア・パブリッシャーズ)。また、オランダを中心としたヨーロッパのクルーが関わり、まさに国際的な映画となっている。

ストーリー



最愛の恋人ロザリンドの死

 オランダ・ロッテルダム、多国籍投資銀行ヨルゲンセン・ファイナソシャルで働くケビン・パーク(スキート・ウーリッチ)は、敏腕のセキュリティーエキスパートとして、鋭い洞察力と語学力を武器に、部署内で新たなポジションヘの昇進を果たした。
 その日ケビンはホテルを予約し、恋人のロザリンド・ブレモンド(キャサリン・ラング)と昇格祝いをし、プロポーズをするつもりだった。しかし彼女は、セキュリティー部の昇進が危険を伴う仕事であることに不安を感じ、喧嘩越しになってしまう。二人の間が気まずい状況になったちょうどその時、部屋のブザーが鳴った。彼女がドアを開けると、プロポーズの言葉が書かれたカードと花束が。彼女に笑顔が戻ったその時、花束を持ってきたベルボーイが彼女に向けて銃弾を打ち込んだ。暗殺者ともみあうが取り逃がしてしまったケビンの目の前で、ロザリンドは息を引き取る。
 突然の出来事で、最愛の恋人の死にショックを受けるケビンに、地元警察だけでなくインターポールのヴィレム(トム・ホフマン)が現れ、彼女の仕事内容を執拗に聞く。疑惑を持つような彼らの対応に怒るケビンは、なぜ彼女が殺されたのか、その理由を明確にすることと殺人者への復讐を心に誓った。

見えない敵、恋人の謎

 ケビンは、銀行の会長のカール・ヨルゲンセン(デレク・デ・リント)に助けを求めた。公私ともに信頼を寄せるカールから、彼女が油田をめぐる取り引きからマネーロンダリングに関わり、そのためにライバル会社から脅迫されていたということを聞き、彼女の知らない一面を知って愕然とする。セキュリティ部門の上司であるミスター・フィックス(セルジュ=アンリ・ヴァルック)の情報を元に、ケビン、フィックス、そしてヨルゲンセンの息子ジュニア(アントニー・カメルリング)は、敵が潜むドックに向かう。ケビンはそこで犯人を見つけ格闘するが、真相を聞き出す前にジュニアが撃ち殺してしまう。ジュニアの対応に怒ったケビンだったが、犯人が持っていた地図と名前から、ニコライ、そしてテッサ(クリスティ・スワンソン)という仲間がいることを知り2人のアジトに向かった。ケビンはニコライを襲うが、ニコライはロザリンドに関するディスクを持っているといい、それを絶対にジュニアに渡すなとケビンに告げた。ニコライの仲間に見つかったケビンは、銃撃戦を展開しながら逃走する。

転げ落ちてゆ<ケビン  ニュースでは、工場の銃撃戦のことと、ケビンが指名手配されていることを伝えていた。そのころケビンは、裏路を進みながらカフェに入る。そのカフェは元同僚のトルスチン(アンドレ・アレンド=ヴァン・デ・ノールド)が経営しており、その裏ではハッキングの仕事をしていた。彼にディスクを開けるよう頼んだケビンは、自分を追うヴィレムをまきながらヨルゲンセンにコンタクトを取って待ち合わせる。そこにはミスター・フィックスもジュニアもいた。ケビンは敵のニコライがジュニアに注意しろといったことをヨルゲンセンに告げるも一笑され、逆にニコライの仲間であるテッサが社内の人間と関係があることを聞かされる。 真実はどこに?  ケビンはカフェに戻り、トルスチンからディスクを受け取ろうとする。そこヘヴィレムが現れるが、突然覆面をした男たちが現れ、銃撃戦となる。ケビンが男たちと揉み合いになって覆面を剥がすと、それはフィックスとジュニアだった。二人の行動に不審をいだいたケビンは、息絶える直前のトルスチンから渡されたディスクを持って逃げる。  ケビンは、社長室長で社内情報通のカリーナ(レナ・オーウェン)から、テッサが同僚のデイリー(ニコラス・アイアンズ)と付き合っていることを聞きだし、テッサのいるアパートへ向かった。そして彼女にディスクを開けさせ、そこに書かれてある事実を聞かされる。それはテッサやニコライたちはインターポールで、ある油田にともなうマネーロンダリングを調べている時にロザリンドから密告があったというのだ。そして彼女を殺したのは、同じ社のバルセロナ支社警備員であり、その後釜にケビンが赴任することになっていたと。驚くべきことに、デイリーの生い立ちがケビンと同じで、二人の父親とも社のセキュリティの仕事をしていたが謎の死を遂げており、その後ヨルゲンセンが父親代わりとなって面倒を見ていたのだ。 解き明かされた運命のパズル  ケビンにとって知らない事実が浮かび上がり混沌とした状況の中、真実を解明するために彼はテッサがデイリーと待ち合わせている風車小屋へ向かう。 ケビンとテッサがデイリーに事件の全容を聞かせているところに、武装したジュニアが乱入して来た。事件をかぎまわるテッサをデイリーもろとも無き者にしょうというのだった。激しい銃撃戦が残したのはジュニアの死体だった。ケビンたちの話に半信半疑だったデイリーもヨルゲンセンに不審をいだき、ケビンの指示通り、風車小屋にヨルゲンセンを呼び出す。 ついに対侍するケビンとヨルゲンセン。誰がケビンを陥れたのか、そしてロザリンドを殺した真犯人が明かされる…。

スタッフ

制作会社:クロック・フィルムワークスB.V.
監督:ローレンス・マルキン
プロデューサー:ローレンス・マルキン、サン・フ・マルタ
エグゼクティブプロデューサー:ケリー・フェルドソット・レイノルズ、フランク・シエス
アソシエイトプロデューサー:クレイグ・ウェイズ
ラインプロデューサー:ロエル・ルネー
脚本:チャド・シューマン、ローレンス・マルキン
撮影監督:レックス・ヴェエルトヴァイン
美術:ディミトリ・メルコウロフ
音楽:アラン・ウイリアムズ
編集:ヘルマン・P・ケールツ
衣装:イングリッド・ブランケンダール、ヴェロニカ・シュメデール

キャスト

ケビン:スキート・ウーリッチ
テッサ:クリスティ・スワンソン
ヨルゲンセン:デレク・デ・リント
カリーナ:レナ・オーウェン
ジュニア:アントニー・カメルリング
ミスター・フィックス:セルジュ=アンリ・ヴァルック
ゲイリー:ニコラス・アイアンズ
ヴイレム:トム・ホフマン
ロザリンド:キャサリン・ラング
トルステン:アンドレ・アレンド=ヴァン・デ・ノールド

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