原題:THE CRATER LAKE MONSTER UMA: THE LAKE MONSTER

未確認生物浮上 『ジュラシック・パーク』『スターシップ・トゥルーパーズ』のスタッフが放つ、 モンスター・パニック巨編!

1977年/アメリカ/84min DVD発売:クリエイティブアクザ・販売:パイオニアLDC(税抜:4,700) ビデオ発売:クリエイティブアクザ、トランスフォーマー・販売:トランスフォーマー(税抜:16,000)

2002年1月25日DVD発売/2002年2月2日ビデオ発売&レンタル開始

(C)MODERN ENTERTAINMENT

サブ題名 レイク・モンスター

ビデオ題名が変わって再発された場合の題名 魔の火山湖・甦えった巨大生物の恐怖(TV放映)

解説


『ジュラシック・パーク』『スターシップ・トゥルーパーズ』のスタッフが産んだ超巨大獣、降臨。
『ジョーズ』より凶暴。大ヒット作『U.M.A レイク・プラシッド』より巨大。
甦った未確認生物と人類の死闘を描ききる衝撃作!

【チェック・ポイント!】

 この邦題を見て巨大鰐が人間を襲う『U.M.Aレイク・プラシッド』の続編だと思うような初心な方はそうはいないと思うけど、それにしても衝撃的な作品です。いや、内容がというよりも、その正体がなんですですけど(笑)。
 既にこの頁の作品タイトル部分でネタバレしてますが、本作は2001年製作の最新モンスター映画…ではなくて、76年に製作されたテレ・フィーチャー。かって日本でも、『魔の火山湖/甦った巨大生物の恐怖』の題で放映され、僕も、土曜か日曜の真昼間の再放映で、その懐かしくも手慣れた職人技による首長竜登場場面を夢中で見た記憶がある。そんな作品の初字幕版ソフト・リリースなのだが、ストレートにこの旧邦題で出した方が、少なくとも購入者をターゲットにするDVDならより枚数が出るような気がするんですけど、いかがなもんでしょうか?旧作であっても、マニア層には結構とおりがよくて、なおかつ国内では初のソフト化、かって海外で発売されていたオリジナル版も今じゃ廃盤で手に入れづらい状況なんで、そこそこに行けそうな気がするんですけど。
 とある湖に隕石が落下し、これにより湖水の水温が上昇し出し、湖底にあったプレシオザウルスの卵が孵化、成長した首長竜が人々を血祭りに上げていく…という物語。ネス湖の怪獣を思い起こさせる設定など、本家(…って邦題だけだけど−笑−)『U.M.Aレイク・プラシッド』よりもUMAらしいとは言えるかも。ただし、『JAWS』ライクな展開はちょっとかったるかったりもするのだが、全体としては短いながらもストップ・モーション・アニメとフルスケールの頭部を使って、プレシオザウルスの大暴れを見せてくれるのはモンスター・ファンには嬉しい限り。頭部のフルスケールモデルは『禁断の惑星エグザビア』などのスティーブン・ニールが担当。また、本作の白眉コマ撮りのプレシオサウルスの動きは、故デイヴィッド・アレンが担当し、ジム・ダンフォースら錚々たるFXマンが参加している。また、造形などでフィル・ティペットの名も見られ、『ジュラパ』『スタトル』のスタッフによるという表記は嘘では無いけど、アナログ特撮時代に参加した作品で最近の作品とテイストが異なる(だから、駄目ということではないよ。念のため)ことは承知して見るように。
(殿井君人)

ストーリー


湖に巨大な隕石が落下した。平和な田舎町は騒然となるが、幸い被害はなく、人々は次第に普通の生活に戻っていく。しかし、彼らは知らなかった。隕石落下による水温上昇で、湖底に氷付けになっていた巨大生物の卵が孵化し、恐るべき速さで成長していったのだ。やがて人々は6500万年の時を越え甦ったモンスターにより、恐怖のどん底に叩き込まれてゆく…。

スタッフ

製作・監督:ウィリアム・R・ストロンバーグ
撮影:ポール・ジェントリー
SFX:フィル・ティペット『ジュラシック・パーク』『スターシップ・トゥルーパーズ』
    ジム・ダンフォース『恐竜時代』
    ディビッド・アレン、ランディ・クック『空の大怪獣Q』
脚本:リチャード・カーデラ、ウィリアム・R・ストロンバーグ

キャスト

リチャード・カーデラ
グレン・ロバーツ(『エビクターズ/惨殺の家』)
マーク・シーゲル
ケーシー・コップ

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