2002年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/index.htm

2001年/日本/カラー/デジタルビデオ/73分/ステレオ 配給:「バネ式」制作委員会

2003年03月25日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年05月20日よりDVD発売開始 2002年5月11日より24日まで中野武蔵野ホールにてレイトショー公開

公開初日 2002/05/11

公開終了日 2002/05/24

配給会社名 0296

公開日メモ 文化放送「やる気MANMAN」フジテレビ「噂のど〜なってるの」の司会などで活躍中の吉田照美の監督デビュー作

解説


文化放送「やる気MANMAN」フジテレビ「噂のど〜なってるの」の司会などで活躍中の吉田照美が01年舞台化したのは、1970年代のつげ義春氏の漫画「ねじ式」をヒントに8月21日に東京・博品館劇場で舞台「バネ式〜17歳のこの胸に…」で、脚本・演出家デビュー。同名の作品を映画化したのが本作。
つげ義春の「ねじ式」をあの「やる気MANMAN」でおなじみのパーソナリティ吉田照美がオリジナル脚本を基に映画化、制作に3年の歳月を掛けたライフワーク的な作品。カルトな感覚を持ったコメディ作品として完成。主演は伝説の芸人<元ジョークアベニュー>原武昭彦、そしてグラビアアイドル乙葉もTVでは見られない個性を披露。他に伊東四郎、なぎら健一、小俣雅子などの怪演も見物の作品。

ストーリー


男は38歳である。時折ラジオを聞き、仕事ではパソコンも携帯電話も使う、ごく平凡そうな感じなのだが、一つだけ悩みがある。それは彼自身を時折襲う頭痛である。それは日増に激しくなってゆく。男は何らかの形で深い喪失感に陥っているのだろうか。頭痛に襲われる激痛の中で、時々昭和30年代のような風景を見るようになる。時折、目の間に居る妻の記憶も飛び、誰だか解らない。そんな時、男は一軒の薬局を訪れ、クスリとなる人形焼を購入する。頭痛に苦しむ男に薬局の老婆が無言で告げる。「貴方の頭には電波が刺さっている。放送局に行って、電波のお医者に見てもらいなさい」。男は近くに昔からあるラジオ局に潜入するのだが、中が迷路のような、元教会を改装したという放送局の通路で“夢”と“妄想”と“幻覚”の中を男は迷走する。探す相手は医者なのに、そこには遠い昔の父や姿や、会社をリストラされた兄、風変わりな豆腐屋などが現れる。生番組放送中のスタジオに潜入した男は番組ジャックまで仕出かしてしまうのだが。ふとしたきっかけでまたもや妄想の世界へ…。

スタッフ

監督・脚本:吉田照美
脚本:樫原辰郎
プロデュース:吉田照美、江平好宏、川船修、都丸雅明
演出:金子一平、加藤義一
制作:岩本幸子、中野直美'
撮影:西村聡仁、渋田健司、蜂谷元浩
ステディカム:鈴木一博、中島大介
空撮:山内一
録音:諸星正行
編集:田村進
MA:武田正人、村井宏志
音響効果:伊東瑞樹
童謡効果:西川耕祐
音楽効果:坂本哲也、今野亮
CG:平野哲也
ヘア&メイク:永野久美、吉田智子、福岡千夏
バイオリン演奏:大沢史郎
エンディング」井上陽水 曲:エリーゼのために

キャスト

男:原武昭彦
受付嬢:乙葉
総務の男:吉田照美
社員:太田英明
ディレクター:寺島尚正
AD:なべやかん
ミキサー:斉藤清人
FD:山口太一
AD:本司有香
男アナンウンサー:かわのをとや
女アナ・女医:吉行由実
女医・おっかさん:小俣雅子
薬局のお婆さん:和田道子
双子の叔父さん:町田昭雄、町田和雄
妻:沼尾ひろ子
兄:堀広希
妹:加藤結菜
看護婦:里見陽子
征服娘:斎木基子
幼少女:鈴木花梨、佐藤重明
八百屋の息子:鈴木祐真
キツネ面の女:佐藤深雪、山路ゆかり、山内順子
童子:青柳有紀、富田優友、山本修平、椎野伝貴、長谷川彩希、鈴木ありさ
童謡:石井大河、小泉もえこ、上野紗也加、板倉咲希、福田舞
父:野上正義
客:みうらじゅん
かた屋:せんだみつお
八百屋:なぎら健一
豆腐屋:伊東四郎(特別出演)

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