バミューダ
原題:THE TRIANGLE
触れるな 立ち去れ ここは魔界の領域“バミューダトライアングル” 海洋ミステリー“トレジャーハンティング”アドベンチャー最新作!
2001年/アメリカ映画/89min 発売・販売:アットエンタテインメント(DVD税抜4,800/ビデオ税抜:16,000)
2002年1月11日DVD発売/2002年1月11日ビデオ発売&レンタル開始
(C)2001 Kori Productions Inc.All Rihts Reserved.
サブ題名 呪われた財宝
解説
主演:ルーク・ペリー『ビバヒル』『フィフス・エレメント』、監督:ルイス・ティーグ:『ナイルの宝石』『ネイビー・シールズ』、製作:クリス・オドネル『プロポーズ』『Y2K』他、超一流スタッフが集結!いま最も熱い柱目を集めるジャンル=アクション・アドベンチャーに、“謎=ミステリー”&“宝探し”の要素をプラスした!
魔の三角海域“バミューダトライアングル”とは、世界の七不思議の一つでアメリカ大西洋のフロリダ半島・プエルトリコ・バミューダ諸島の3地点を結んだ三角形の海域のこと。古くから多くの人や船舶、航空機が忽然と姿を消したとされる。その原因として、現在でも多くの研究・仮説が発表されているのだが…。海洋ミステリー“トレジャーハンティング”アドベンチャー最新作!
【チェック・ポイント!】
70年代中頃に“魔のバミューダ海域”ネタがささやかなブーム?だった頃があった。テレ・フィーチャーが多かったけど、『フィラデルフィア・エクスペリメント』(84)の元ネタを含む3話のオムニバス・ドキュ・ドラマ『魔のバミューダ三角地帯』(78)や、円谷プロスタッフによる巨大カメが登場する『バミューダの謎』(78)、オカルト・ネタを融合させた『魔のバミューダ海域』(74)、そしてお馴染み“エアポート”シリーズもネタこそ超自然ではなかったけれど、『エアポート77/バミューダからの脱出』では自家用ジャンボがバミューダ海域に突っ込んだ。そんなバミューダものに『ゴースト/血のシャワー』(80)あたりを代表作とする幽霊船テーマをミックスさせた、最新テレフィーチャー作品だ。
典型的なヤッピー風の4人の若者がチャーターした小型船が、軽い気持ちでバミューダ海域に出かけて行き…という“若者”ホラーの王道を行く物語だが、水中から足を引っ張る亡霊、50年前に行方をたったはずなのに忽然と姿を現した無人の豪華客船、ブードゥの悪霊“バカルー”に、若者の一人にとり憑く豪華客船で殺人鬼と化した役者の亡霊、船倉にあった大量の白骨死体など、怪奇現象がてんこ盛り。ただそれが、悪霊、悪霊による死者たちの霊魂、そしてバミューダの不可思議ネタといささか盛り込みすぎでそれぞれが散漫な印象になってしまった感が無きにしも非ず。このあたりは、恐怖の対象を絞って盛り上げた方がよかったように思う。幽霊船のたたずまいや船倉の骸骨の山など、テレビ作品にしては健闘している厭さが感じられる場面もあっただけに、ちょっと惜しい感じだ。
監督は動物パニックの快作『アリゲーター』(80)やスティーヴン・キング絡みの『クジョー』(83)、『キャッツ・アイ』(85)などがホラー好きには懐かしいルイス・ティーグで、彼は80年代以降は専ら本作のようにテレビ作品に活躍の場を移している。
(殿井君人)
ストーリー
謎の海域“バミューダ・トライアングル”
黄色い霧の中で遭遇した60年前の豪華客船クイーン・オブ・スコッツ号
通信手段を求めて漂流船に乗り込んだ6人の男女
そこには乗客たちが残した、呪われた財宝の山と
人の魂を飲み込む悪霊‘バカルー’が潜んでいた
冒険は、いま最悪の脱出劇に変わる!
青年実業家のステューとコンピュータ・オタクのガス、そして弁護士のトミーは大学時代からの友人同士。ステューのフィアンセのジュリアを加えた4人は、カリブ海にバケーションに出掛ける。島に着くとステューは、50年前にバミューダ・トライアングルで消息を絶ったクイーン・オブ・スコッツ号の話に夢中になる。船に積まれたままの財宝を探しに、彼は海に出ようとするが、迷信深い島民たちは、この怪しげな三角地帯には行こうとしない。唯一、モーガン船長だけがステューの冒険話に乗る。船長の姪のチャーリーが加わり、彼らはクイーン・オブ・スコッツ号が沈んだと言われる地点に向かう。目的地に近づくと、突然の嵐に襲われる。不気味な霧が辺りを包んだ時、彼らは霧の中に錆びついたクイーン・オブ・スコッツ号を発見する。消息を絶って50年もの間、海上をさまよっていたのだ。幽霊船のようなスコッツ号に乗り込み、航海日誌を調べる彼ら。全員が不安になる中、ステューは幻の財宝を探し始める。最初はビクビクしていたガスも、最も裕福な乗客レジナルド・バロウのキャビンを物色し始めるのだが、恐るしい幻覚を見たショックで心臓発作を起こし死んでしまう。そして、バロウの邪悪な霊がステューに取り憑き、他のメンバーを次々と殺し始めたのだ…。
スタッフ
製作総指揮:ビング・ホーウェンスタイン、クリス・オドネル『プロポーズ』『Y2K』
オルリー・アデルソン、J・J・ジェミーソン
製作:フランク・シラキューズ『ホスタイル・グラウンド』
監督:ルイス・ティーグ『ナイルの宝石』『ネイビー・シールズ』『クジョー』
脚本:ビング・ホーウェンスタイン、テッド・ハンフリー
音楽:デヴィッド・R・バークレイ、ローレンス・シュレイジ『ツイスター・インフェルノ』
美術:マリリン・キーウイエット
特殊効果:デイヴ・アスリング、ダン・ブルックス、ピーター・エドモンズ
ブロック・ジョリフ、クリスティーヌ・コウバズ
ビジュアルエフェクト:デイヴ・アスリング、デイヴ・アクスフォード
キャスト
ステュー・シェリダン:ルーク・ペリー『フィフス・エレメント』『ビバリーヒルズ高校白書』
トミー・デイヴァイン:ダン・コルテス『ボルケーノ・インフェルノ』『デモリッションマン』
チャーリー・デュバル:オリヴィア・ダボ『アサシン』『ウェインズ・ワールド2』
ガス・グルーバー:デヴィッド・ヒューレット『ザ・ブリード』『CUBE』『スキャナーズ2』
ジュリア・リー:ホリー・シャノン
モーガン船長:ドリアン・ヒアウッド
LINK
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