オー・ド・ヴィ
2001年函館港イルミナシオン映画祭、プレミアム上映決定
2002年/日本/カラー/123分/ヴィスタサイズ/ 配給:アミューズ・ピクチャーズ
2003年09月26日よりDVDリリース/2003年9月26日ビデオビデオ発売&レンタル開始 2003年2月15日より、銀座シネ・ラ・セットほか全国ロードショー公開
©2001 アミューズ・ピクチャーズ/BS-i/パシオン
公開初日 2003/02/15
配給会社名 0008
解説
月夜の浜辺に裸の女が横たわり、静かに息絶えている。その顔に微笑を浮かべながら…。主人公の順三郎(岸谷五郎)はマダムあやこ(鰐淵晴子)とともにクラブともバーともつかない店「フィニスティール」を経営している。その酒場を舞台に、幸福のうちに死へと導く謎の酒をめぐる生と死とエロスの物語が交錯する。
函館港イルミナシオン映画祭第5回シナリオ大賞グランプリ受賞作品の映画化。脚本は函館出身の鵜野幸恵。
ストーリー
北海道・函館。美しい景観とすべての生命の源である海に抱かれる街。浜辺では素裸の女の死体が見つかり、すわ怪事件とちょっとした騒ぎになっている。
順三郎(岸谷五朗)は、バー・フィニステールのカウンターにたつバーテンダー。店は今夜も常連客が現実と夢の間をさまよっている。しなだれかかるボーイのカオル(村田充)やカウンター越しに熱い視線を投げる熟女
リツ子(朝加真由美)を軽く交わしながら今夜も夜が深まる。紫煙の向こうには、バーの女主人、そして順三郎の共同生活者あやこ(鰐淵晴子)が有閑マダムと艶かしい嬌声をあげている。店がはねれば、順三郎の憂鬱でけだるい夜がまたやって来る。だがともあれ今日は好日だ。何故なら馴染みの酒屋・群造(寺田農)のとっておきの酒ができあがり、心ゆくまで舌で味わい、何もかも忘れられるから。
「オー・ド・ヴィ」—–“生命の水”という名の極上上の蒸留酒。何もかもすべてが濾過され 蘇生される魅惑の酒。今夜も酔っぱらい達は、それぞれの想いを胸にさらに杯をかさねる。 バーの近くのフランス料理屋ラ・テール。一流シェフ井ノ上(松重豊)が、シェフ見習いの火露見(ひろみ) (小山田サユリ)を指導している。火露見を傷つけ、その傷をなめあげるような井ノ上の異常な 調教は、まるで料理人が食材を豪華な主菜に仕立てるように、時に鮮やかで官能的だ。 ある夜、あまりに傲慢な井ノ上に心の傷が躯の傷となった火露見はフィニステールの扉をくぐった。 新しい玩具を見つけたように互いにひかれ合う順三郎と火露見。 しかし、やがてそれぞれのバランスが微妙に崩れ始める・・・。
スタッフ
監督:篠原哲雄
脚本:鵜野幸恵、篠原哲雄
撮影:上野彰吾
音楽:あがた森魚
キャスト
岸谷五朗
小山田サユリ
松重豊
あがた森魚
寺田農
鰐淵晴子
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