原題:Replicant

オリジナルVSクローン ヴァン・ダムを殺せるのはヴァン・ダムだけ!

2001年5月11日ブラジル初公開

2001年/アメリカ/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/99分/ 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

2002年06月28日よりDVD発売開始 2002年06月28日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年2月23日よりシネマメディアージュほか全国ロードショー公開

公開初日 2002/02/23

配給会社名 0042

公開日メモ 『マキシマム・リスク』の黄金コンビ、ジャン=クロード・ヴァン・ダム&リンゴ・ラム監督が再びチームを組んだ本作は、凶悪な連続殺人犯を捕えるために開発された彼のレプリカントの戦いを描くSFハード・アクション。

解説



『マキシマム・リスク』の黄金コンビ、ジャン=クロード・ヴァン・ダム&リンゴ・ラム監督が再びチームを組んだ本作は、凶悪な連続殺人犯を捕えるために開発された彼のレプリカントの戦いを描くSFハード・アクション。
ヴァン・ダムが演じるのは子持ちの女ばかりを狙った凶悪かつ頭脳的な連続殺人犯ギャロットと、彼のクローンであるレプリカント。ヴァン・ダムの15年以上のキャリアの中でも、悪役と善玉の両方を同時に演じるのはこれが初めてである。無名時代以来13年ぶりの悪役演技も見逃せないが、生まれたばかりの幼児の知能しかもたないレプリカントが、他人と触れ合い、雨や陽光を味わい、次第に人生経験を積んでいく演技では、俳優ヴァン・ダムとしての確かな成長を感じさせる。
ギャロット逮捕に執念を燃やす刑事ジェイクを演じるのは『ヘンリーある連続殺人鬼の記録』『クリフハンガー』の個性派マイケル・ルーカー。そのパートナーの女刑事アンジーに『恋する遺伝子』のキャサリン・デント。
スタッフには『リトルマン・テイト』『スノーホワイト』の撮影監督マイク・サウソン、プロダクション・デザイナーに『ディープ・インパクト』『ミッション・卜ゥ・マーズ』のアンドルー・ネスコロムニーといった超A級の才能が結集した。また衣装デザインを『イエロードッグ』『事件記者メアリー』のアントニア・バードン、編集を『サイボーグ2』『シアトル猟奇殺人捜査』のデヴィッド・リチャードソン、音楽を『サボタージュ』『地獄のサイバーウェポン レッドライン』のガイ・ゼラファが手がけている。
撮影はカナダのブリティッシュ・コロンビア州グレイター・ヴァンクーヴァー周辺と、ウエスト・ヴァンクーヴァーのカピラノ・ウエスト撮影所で行われた。

ストーリー


ジェイク・ライリー(マイケル・ルーカー)は三年前から“トーチ(放火魔)”と呼ばれる連続殺人犯(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)を追っていた。子供を持つ母親ばかりを狙って殺害し、犯行現場に火を放つのがトーチの手口である。犠牲者は増える一方だが、トーチの足取りはっかめなかった。かつては理想肌の刑事だったジェイクだが、人間の汚い本性を嫌というほど目にしてきた末、もはや仕事への情熱さえ失いかけていた。とうとう彼は辞職を決意する。
11人目の母親が犠牲になったのはその直後のことだった。しかも犯人は口惜しがるジェイクを嘲笑うように電話をかけて<ると、「辞職してもお前につきまとってやるぞ」と挑発する。 ジェイクの辞職を見計らったように、NSA(国家安全保障局)のエージェントが彼に接触してくる。 ある重要な最高機密計画への協力依頼だ。厳重なセキュリティに守られた研究所へ案内されたジェイクは、そこで驚くべきものを目にする。それは犯行現場に残っていたトーチの毛包から再生されたレプリカント(ヴァン・ダム/二役)だった。レプリカントはトーチとまったく変わらぬ外見を持ち、彼の記憶を遺伝的に受け継いでいる他、強化されたテレパシー能力も与えられている。このレプリカントの記憶とテレパシー能力を使って“オリジナル”を捕えることが、ジェイクの仕事だった。成功すればレプリカント開発をテロ対策に活用しようというのがNSAの狙いである。 だが誕生したばかりのレプリカントには人生経験がまったくない。彼は生まれたての赤ん坊と同様、立ったり座ったりすることから始めて、あらゆることを学んでいかな<てはならないのだ。ジェイクはそんなレプリカントを、まるで犬の調教でもするかのように厳しく扱った。今は何もわからない無垢な存在にすぎないが、やがて時が経てばトーチと同じ凶悪な性質をあらわにするかもしれない、と彼は考えていたのである。 ジェイクは元同僚の女刑事アンジー(キャサリン・ゲント)の協力で、レプリカントと同じ顔を持つギャロットという男がトーチの正体だと突き止める。だがギャロットのアパートに踏み込んだジェイクとアンジーは、パソコンに仕掛けられていた自爆装置で危うく命を落としそうになる。彼らを救ったのは、ギャロットの考えを読み、危険を一瞬早く察知したレプリカントだった。さらにレプリカントは近くにいたギャロットを発見して追跡するが、反撃を受けて逃げられてしまう。その夜、娼婦街に迷いこんでいたレプリカントを発見した時、ジェイクは彼を人間として扱うべきだと考えるようになっていた。 テレパシー能力を使ってジェイクをギャロットの次の犯行現場へ導くレプリカント。今やふたりの間には友情にも似た絆が芽生え始めていた。だがギャロットはレプリカントの心理的弱みにつけこんでくる。ギャロットは殺人鬼だが、自分の分身、唯一の兄弟でもあるそう思い始めたレプリカントを、ジェイクはどこまで信頼してよいのだろうか…!?

スタッフ

キャスティング:イリーサ・グッドマン、C.S.A&アブラ・エデルマン AND オードリー・スカルベニア
衣装デサイナー:アントニア・バートン
フロダクション・デザイナー:アンドルー・ネスコロムニー
視覚効果:ガイデッキ・ヴィジュアル・エフェクツ
音楽:ガイ・ゼラファ
編集:デヴィット・M・リチャードソン
撮影:マイク・サウソン、B.S.C.
共同プロデューサー:夕ニ・コーエン、リチャード・G・マーフィ
製作総指揮:アヴィ・ラーナー、ダ二ー・ディンポート、トレヴァー・ショート、ボアズ・デヴィッドソン
トニー・カタルド
プロデューサー:ジョン・トンプソン、デヴィッド・デイドン、ダニー・ラーナー
脚本:ローレンス・デヴィッド・リギンス and レス・ウェルドン
監督:リンゴ・ラム

キャスト

ギャロット/レプリカント:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
ジェイク:マイケル・ルー力ー
アンジー:キャサリン・デント

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