男のイタミは、大人のシルシ

2002年/日本/カラー/ビスタビジョン/103分/ 配給:オフィスシロウズ、メディアボックス

2003年04月25日よりDVD発売&レンタル開始 2002年10月12日よりテアトル新宿、テアトル梅田にてロードショー公開

(C)2002「ごめん」製作事業委員会

公開初日 2002/10/12

配給会社名 0220/0099

公開日メモ 「非・バランス」でデビューした冨樫森監督の2作目。体だけ大人になってしまった小学校6年生のほろ苦い初恋物語。

解説


「非・バランス」でデビューした冨樫森監督の2作目。体だけ大人になってしまった小学校6年生のほろ苦い初恋物語。

ストーリー



ここは、大阪府の北の方のとある小事校。ある日の授業中、悪友のキンタにいきなりカンテョーをされたセイは思わずオシッコを漏らしてしまった。でも、なんだか変。慌ててトイレに掛け込みチャックを下ろすとなんだか粘っこくてベットりしている。
「!?…オシッコとちゃうやん!」
セイこと七尾聖市は大阪郊外に住む小学校6年生。身長体重はクラスの真中。勉強やモテ具合は可もなく不可もなくで、親友のニャンコに全然かなわない。剣道とケンカも弱くはないが、キンタが一番。とにかく何をやっても普通なのだ。そんなセイがクラスで(多分)初めて一番にオトコになってしまったのだ。その日以来、セイは授業に身が入らない。博学の友人ニャンコには「要するに発情期に入ったんだ」と事もなげに奮われてしまう。その言葉通り、セイのおちんちんは気がつくと固くなってズボンにテントを張っている。そんな自分の身体の変調に戸惑うセイであった。
 ある日、京都の祖父母の家に遊びに行ったセイはお使いに行った老舗の演物屋でナオちゃんと呼ばれる少女に出逢う。ナオちゃんのまん丸な目、ふっくらとした頬、彼女の事が頭から離れない。セイ、人生で最初の熱烈な恋である。「こんなん初めてや、どないしたんやろ僕。ナオちゃんに会いたい…」
どこか上の空でいつもと違うセイにニャンコはナオちゃんに会いに行<事を勧める。「女は情熱に弱いんや」とキンタにも激を飛ばされたセイは一人京都に同かう事を決意する。漬物屋のオバちゃんからナオちゃんの居場所を聞き出したセイは彼女の父が営む喫茶店に向かった。意を決し店に入ったセイを待っていたのはエプロン姿のナオだった。飲み慣れないコーヒーは苦いし父親は無愛想。しかも、 ナオにはセイのことを覚えている気配がない。その上さらに思わぬ事実が判明する。何と彼女は中学2年生だったのだ。「中学生!」と思わず声を上げて立ち上がったセイはみんなの注自を浴びてしまい、いたたまれな<なって黙って店を後にしたのだが…。

スタッフ

監督:冨樫森
脚本:山田耕作
プロデューサー:藤門浩之、吉田晴彦、久保田傑
撮影:上野彰吾(J・S・C)
照明:上妻敏厚
録音:深田晃
美術:三浦伸一
編集:川島章正
音楽:大友良英
制作:オフィスシロウズ
製作:「ごめん」製作事業委員会
   読売テレビ、バンダイビジュアル、舞夢プロ、
   イエス・ビジョンズ、オフィス・シロウズ

キャスト

セイ:久野雅弘
ナオ:櫻谷由貴花
キンタ:佐藤翔一
ニャンコ:栗原卓也
七尾正一:國村隼
七尾結芽:河合美智子
瓜生直希:齊藤歩
木村慶子:三田篤子
倉田先生:小牧芽美

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