原題:SIMONE

世界が熱狂する完全無欠の女優—プログラム 完了!?

アメリカ公開2002年8月16日

2002年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/ドルビーSR・dts・SDDS/117分/ 配給:ギャガ・ヒューマックス

2003年9月13日より、日劇3他 全国東宝洋画系にてロードショー 2004年05月21日よりビデオリリース 2004年05月21日よりDVDリリース

公開初日 2003/09/13

配給会社名 0025/0145

公開日メモ わがまま女優に逃げられた映画プロデューサー。彼はその代役を、なんとCGで創ってしまった。世界の誰もがそれに気付かず、 アカデミー賞にもノミネートされて…。ファンタジックでハートフルなハイセンス超大作。

解説


想像できますか?オードリ−・ヘップバーンの微笑み、ジョディ・フォスターの演技力、キャメロン・ディアスのプロポーション、ジュリア・ロバーツのスターオーラ・・・その全てを兼ね備えた女優を!彼女の名はシモーヌ。忽然とハリウッドに現れ、そのカンペキな美貌で世界を虜にしてしまった。過去は一切謎、人前には姿を現さない秘密主義が人気に拍車をかけるが、それもそのはず、彼女の正体は落ち目の映画監督タランスキーが復活のために創り出したCG女優だったのだ!シモーヌを主演にした映画は大ヒットを記録。見事成功を手にしたタランスキー監督だが、予想以上のシモーヌ人気に、今度はマスコミや映画会社から追いかけられるハメに。シモーヌの秘密を隠そうと、奔走するタランスキーだが、遂に一世一代のピンチが訪れる。なんとシモーヌがアカデミー賞にノミネートされてしまったのだ。彼の完全犯罪も、もはやこれまで・・・!?

『トゥルーマン・ショー』では、斬新なアイデアを笑いと風刺に包んだ脚本でアカデミー賞脚本賞にノミネート。監督デビュー作『ガダカ』では、遺伝子の優劣で将来が決まる未来像を描き、世界を驚かせたアンドリュー・ニコル。彼が描くのは常に「5分先の未来」だ。マスコミの暴走、神の領域に踏み込んだ科学技術など、いずれの作品も現在進行形の問題を、無限の想像力でオリジナリティ溢れる物語に昇華させた。そんな彼が今回取り上げた舞台は、”ハリウッド”。華やかさの一方にある、行き過ぎたスター崇拝と、虚構に満ちたマス・カルチャーを彼独自の斬新な方法で風刺してみせた。今回、製作総指揮をつとめるのは『トゥルーマン・ショー』『ガダカ』でもアンドリュ−と組んだブラッドリー・クランプ。撮影監督は『エリン・ブロコビッチ』『エデンより彼方に』などで知られるベテラン、エドワード・ラックマン。プロダクション・デザインは『ガダカと』と『オルランド』でオスカーに2度ノミネートされたポール・ラベル。作曲はコーエン兄弟の『ブラッドシンプル』『オー・ブラザー!』のカーター・パーウェルが担当している。

ヴィクター・タランスキー、どこかで聞いたことのあるような名前の映画監督を演じるのはアカデミー賞俳優アル・パチーノ。『インソムニア』での不眠症演技が記憶に新しいこの名優が、久々に痛快なコメディに挑戦した。タランスキーの元妻で、彼を雇う映画スタジオの経営者エレインにキャサリン・キーナー。『マルコヴィッチの穴』でオスカーにノミネートされたこの知性派女優が、ここでも都会的な美しさを披露。さらにウウィノナ・ライダーが、わがまま放題でタランスキーを窮地に陥れる人気スター・ニコラ役に扮し、セルフ・パロディーともいえる演技を披露している。そしてシモーヌだ。アメリカでは”本物”の「CG女優誕生!」としてセンセーションを巻き起こした彼女の正体は、ラルフ・ローレンやBIOTHERMなど一流ブランドのミューズとしても活躍するカナダ出身のスーパーモデル、レイチェル・ロバーツ。初の映画出演となった本作で、その完璧な美貌を披露した。

ストーリー



映画監督のヴィクター・タランスキー(アル・パチーノ)。かつてアカデミー賞に2度ノミネートされたこともあるが、そんな栄光は過去のもの。作品は大コケ続きで、危機的状況!

落ち目のタランスキーは、人気女優ニコラ(ウィノナ・ライダー)を主演にして再起を図る。が、そんな願いも虚しく、ニコラはワガママ三昧の挙げ句に降板。

そんなトホホな状態に映画会社の経営者エレイン(キャサリン・キーナー)はタランスキーを解雇。「映画はビジネスよ」が口癖の彼女は、実はタランスキーの元妻でもある。

二人の関係修復を望む娘レイニ−(エヴァン・レイチェル・ウッド)は落ち込むパパを、優しく慰めるが・・・。

失意のタランスキーの元に現れたのは、謎のコンピューター・エンジニア、ハンク・アレノ(イライアス・コティーズ)。タランスキーのファンという彼は、CG女優をつくる画期的なソフトを開発したことを告げる。(※その後、研究のやり過ぎで絶命)

こうしてタランスキーの手元に、女優創造PCソフト””シュミレーション1”が残された。そこから誕生したのは、あらゆる魅力を兼ね備えた夢の女優、シモーヌなのだ!

シモーヌの人気は爆発!タランスキーの映画も大ヒットを記録!世界中を衛星で結んだライブでは1000万人を動員!もう彼女の人気をだれも止められない。

しかしシモーヌ人気が盛り上がるにつれ、マスコミの取材攻勢は過熱していく。”実在しないスター”シモーヌの秘密を守るため、タランスキーは四苦八苦するハメに。時にはシモーヌが泊まったかのようにホテルルームを細工することも・・・。

しかし、そんな努力もむなしく、一世一代のピンチが訪れる!シモーヌがアカデミー賞にノミネートされてしまったのだ。

タランスキーの完全犯罪も、もはやこれまで・・・!?

スタッフ

監督・脚本・製作:アンドリュー・ニコル

キャスト

アル・パチーノ
レイチェル・ロバーツ
ウィノナ・ライダー
キャサリン・キーナー

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