原題:MR. ROOKIE

200X年、覆面ピッチャーが阪神タイガースを優勝に導く!

2002年/日本/118分/DTSステレオ/ビスタビジョン/ 配給:東宝

2003年09月26日よりDVDリリース 2002年10月11日よりビデオレンタル開始 2002年3月23日よりニュー東宝シネマほか東宝洋画系にてロードショー公開

(C)2002「ミスター・ルーキー」製作委員会

公開初日 2002/03/23

配給会社名 0001

公開日メモ 200X年、大阪。不況にあえぐ世の中で、阪神タイガースが人々のわずかな希望の光となっていた。突如として現れた謎の覆面投手MR. ROOKIEによって連勝を続ける阪神タイガース。甲子園でしか登板せず、インタビューも一切受け付けないMR. ROOKIEの隠された正体は、大手ビールメーカーに勤める普通のサラリーマンだった……。

解説



プロ野球選手になる夢を実現するため、家族や会社に内緒で奮闘するサラリーマンの遅れてきた青春ストーリー。
爆笑と涙の後に、元気をくれる一作『ミスター・ルーキー』が誕生しました。
映画初出演となる長嶋一茂扮する大原幸嗣が、昼は真面目でちょっとドジなサラリーマンでありながら、夜は謎の覆面ストッパー“ミスター・ルーキー”として甲子園のマウンドに立ち、阪神タイガース優勝の夢に向かって力投するという奇想天外なストーリーです。
今も小学生の将来なりたい職業NO.1ほプロ野球選手だそうです。
そのメジャースポーツ・プロ野球を題材にした映画を撮る事を熱望していたのが、井坂総監督です。
そんな彼、実は東大野球部出身で、日本映画で本格的なスポーツ・ムービーがない事に着目をしていました。
確かに、これまでのスポーツ・ムービーは、実際のプレーのシーンが見るに堪えないという物ばかり。
映画監督として自分の資質を200%発揮できると、この作品を企画、4年掛かりで映画化にこぎつけました。
『ミスター・ルーキー』ほ、まず本物のプレーが出来るキャストが集まり、そこにドラマチックな演出や30000人以上のエキストラを使った甲子園球場のロケを実現する事で、今までの日本映画では実現できなかった本物の迫力とスケールに満ち溢れた正真正銘のベースボール・エンタテインメントとなりました。
井坂総監督は「タイガースだったら、覆面ピッチャーがいてもおかし<ない。 もしいたらファンもマスコミも、そして野球界全体に活気が出るだろう。 また、奇想天外なストーリーの中にも、家庭の問題、転勤の話を抱えた主人公=観客が感情移入できるよう心がけた。 笑って泣いて、最後にほ何とかなるさと元気づけられる作品にしたい。そして何と言っても長鳴一茂という役者との出会いがあって、4年越しのこの企画が実現できた事を嬉し<思う。」と撮影中から言い続けています。 主演の長嶋一茂はご存知の通り、元・読売ジャイアンツのプロ野球選手。 そんな彼が、なんと阪神タイガースのユニフォームに袖を通し、エース・ストッパーとして優勝を目指します。 「阪神ファンに怒られるんじゃないかと、戸惑いがありました。でも、ユニフォームに袖を適してみて、阪神のタテジマがしっくりくる。光栄です。子供たちがこの映画を見た後で、『パパ、キャッチボールしょうよ。』と言ってくれるような作品にしたい。」と熱<語っています。

ストーリー



昼はただのサラリーマン。
夜は甲子園だけに現れる覆面パートタイムピッチャー!?
200X年夏、突如として現れた謎の覆面投手ミスター・ルーキーの活躍により、あの阪神タイガースの快進撃が続いていた。
しかし、ルーキーほ、何故か甲子園しか登板しなかった。
オールスターの推薦すら断ってしまうという徹底ぶり。その理由ほ彼の意外な正体にあった…。
大原幸嗣(長嶋一茂)、32才。パート勧めの妻(鶴田真由)と小学生の一人息子(米田良)がいる、
大手手ビールメーカーに勤める普通のサラリーマン。
高校時代は甲子園予選の決勝までいった程の豪腕の持ち主、幸嗣。肩を壊し、野球とはもう10年以上緑が切れていた。だが1年前、ひよんな事から草野球の試合に駆り出され、無理やりピッチャーをやらされるが、妻優子と息子俊介の前でメッタ打ちをくらい、挙句の果てにまた肩を痛めてしまう。
たまたまその場に居合わせたマッサージ師の楊(國村隼)が、幸嗣の肩を治療すると、落ち込んでいる幸嗣に、「私の秘薬を使いながらちゃんとリハビリすれば、3ヵ月で昔にもどれるよ。」とささやく…。
暢は阪神タイガースのトレーナーでもあったのだ。俊介にいいところを見せたい…その一心で苦しいトレーニングに耐え、見事に剛速球を復活させた幸嗣を、楊は監督の瀬川(橋爪功)に紹介する。幸嗣の素質、潜在能力に惚れこんだ瀬川は、幸嗣にプロ入りを勧める。憧れのプロ野球…しかし、年齢と家族の将来のことを考えると今の会社を辞めるわけにはいかない。そこで瀬川は、なんとも奇想夫外な提案をする。それは家族や会社に内緒で、勧めとの両立を実現できる方法、甲子園限定のパートタイムピッチャー。
しかも、なんと覆面投手!?としてマウンドに立つ、というものだった。

スタッフ

監督:井坂聡
企画:大木達哉(電通キャスティングアンドエンタテインメント)
エグゼクティブプロデューサー:伊地智啓
プロデューサー:田村三勇/赤井淳司/清水啓太郎
原案:佐藤佐吉
脚本:井坂聡/鈴木崇
台詞:飯島早苗
撮影:佐野哲郎
照明:渡部嘉
録音:今井善孝
美術:斎藤岩男
装飾:大坂和美
編集:菊池純一
記録:中田秀子
助監督:藤江義正
製作担当:田口聖
キャスティング:阿部敏信
音楽:和田薫
主題歌:ウルフルズ「バカだから」(東芝EMl)
製作:「ミスター・ルーキー」製作委員会
(朝日放送/lMAGlCA/衛星劇場/江崎グリコ/角川書店/
  ソニー/デサント/電通関西支社)
特別協賛:アサヒビール
協賛:カネボウ
製作協力:ケイファクトリー
協力:大阪商工会議所
   大阪ロケーション・サービス協議会
   阪神グループ
配給:東宝

キャスト

大原幸嗣:長嶋一茂
大原優子:鶴田真由
楊:國村隼
小嶋典子:山本未来
椎橋純子:さとう珠緒
矢部:吹越満
平松コーチ:中原丈雄
多田:嶋尾康史
大原俊介:米田良
成田社長:神山繁
武藤秀吾:駒田徳広
江川常務:宅麻伸(友情出演)
古賀和男:竹中直人
瀬川監督:橋爪功

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