ナースステーションがジャックされた!! 「ナースのお仕事」史上最悪の一日?!

2002年/日本/ 配給:東宝

2002年12月18日よりDVD発売開始 2002年5月11日東宝系にて公開

(C)2001 フジテレビ ポニーキャニオン

公開初日 2002/05/11

配給会社名 0001

公開日メモ ナースステーションがジャックされた!!「ナースのお仕事」史上最悪の一日?!

解説



TVシリーズ「ナースのお仕事」は、1996年のパート1【平均視聴率 17,2%】、97年のパート2【平均視聴率 19,2%】、そして2000年4〜9月までという、最近のTVドラマとしては異例の2クールOAされたパート3【平均視聴率 19,2%】と、その人気はシリーズを重ねるごとに上昇。個人視聴率ではF1・F2層(20〜49才の女性)とキッズ層を中心に高視聴率をマークしました。まさに若い女性から親子まで、幅広い層の人々が楽しむことのできるエンターテインメント作品と言えるでしょう。
■その人気の秘密とは

ナースステーションは女性の職場。女性同士の人間関係、仕事に対する責任感、私生活と仕事のバランス、恋愛、結婚、育児等々。ナースたちが抱える問題は、そのまま現在を生きる女性の問題でもあります。「ナースのお仕事」はギャグ満載のコメディですが、描かれている問題にはリアリティがあります。そして、観月ありさが演じる朝倉いずみをはじめとするナースたちは、それらの問題に苦悩しながらも、明るく元気に立ち向います。このシリーズが、様々な立場の女性に受け入れられている理由はここにあるのではないでしょうか。
■「ナースのお仕事」ついに映画化!

パート1では、新人ナース・朝倉いずみとその指導係・尾崎翔子とのバトルを。パート2では、いずみが同僚の研修医と恋に落ち、仕事との両立に悩みながら成長していく過程を。パート3では、いずみが新米外科医・高杉健太郎とすったもんだの末に結婚するまでを描きました。そして、TVシリーズ全49話のOA終了後、以下のようなお便りやメールが殺到。

「いずみちゃんの新婚生活がみた〜い!」
「いずみちゃんは結婚しても尾崎先輩みたいにナースを続けるんですよね?」
「若葉会総合病院のナースたちに会えなくて寂しい」

そんなファンの声に後押しされるように、節目となる50話目の映画化が決定しました。そして今回、監督・脚本・プロデュースをつとめるのは両沢和幸。日活の社員として映画製作に関わった後、テレビドラマ「お金がない」「味いちもんめ」などの連続ドラマの脚本で名をはせる。共同でプロデュースにあたる大賀文子とともに、この「ナースのお仕事」シリーズの生みの親でもあります。その彼が映画という出身フィールドに戻り、自らの企画、自らの脚本で『ナースのお仕事 ザ・ムービー』の演出を手掛けます。また、圧倒的な支持を受けている「ナースのお仕事」の世界観をそのまま映画化するため、TVシリーズと同じスタッフで撮影。そのため、フィルムではなく全篇24フレームのデジタルHDカメラを使用します。ベテランの新人映画監督の手腕に期待が高まります

ストーリー


毎年恒例の”病棟対抗歌合戦”に向け、史上最強のドジナース・朝倉いずみ(観月ありさ)は、派手なドレスを身にまといダンスの練習をしている。いずみの狙いは優勝商品である海外旅行のゲット。そして、夫で新米外科医の高杉健太郎(藤木直人)との南の島へのハネムーンを夢見ている。ところが、早く一人前のドクターと認められたい高杉は新婚旅行をせがむいずみに「新婚旅行なんて行ってる暇はないんだ」とついつい口走ってしまったから、さぁ大変。いずみの怒りが頂点に達し、高杉に言い放つ。「まったく結婚なんかするんじゃなかった。離婚よ、離婚!」

石を投げればトラブルに当たる(?)若葉会総合病院。今度は主任ナースの尾崎翔子(松下由樹)にも災難が降りかかる。夫で外科部長の沢田先生が愛娘のまりあを連れてアメリカ旅行中。ただでさえ寂しい毎日を送っているのに、新しく赴任してきた矢口婦長(根岸季衣)とことごとく衝突。新婦長は「私が婦長になったからには、今までのやり方は全て変えます」と、翔子の仕事のやり方を全て頭ごなしに否定する。翔子にとっては、まさに泣きっ面に蜂状態。行きづまった翔子は、最大の理解者である根本総婦長(吉行和子)のもとへ相談に行く。

浜野先生(石原良純)と大島冴子(伊藤かずえ)夫妻は2人目の子供が出産まじかで気が気でない。同じく、ちゃっかりナースの赤木まどか(神田うの)も、ハンサムで優しい患者・沖田総一郎(原田龍二)の世話ばかりで、気が気でない。しかし、沖田は今日予定されている臓器移植手術のことで少しナーバスになっている。

相変わらず、トラブル満載の若葉会総合病院。しかし、まもなく「ナースのお仕事」史上最大最悪のピンチが訪れるとは、このときは誰も知る由もなかった。
ナースステーションがジャックされた!!
   「ナースのお仕事」史上最大のピンチ?!

猿渡剛(????)は退院したばかりの元入院患者。尾崎主任に優しく世話をされた幸せな日々が忘れられず、再入院を何度も頼み込む。だがそんな希望が通るわけもなく、矢口婦長に病院から放り出される。どうしても諦めきれない猿渡は、ついにマシンガンを乱射して、ナースステーションを占拠する。当然、警察やマスコミが大挙して押し寄せるほどの大事件に発展する。が、対策本部で指揮をとる熊野刑事(蟹江敬三)に対して、猿渡の要求は「僕をもう一度入院させろ!」の一点張り。事態は収拾がつかないまま、この後とんでもない方向へ展開していくのだが……

スタッフ

監督・脚本:両沢和幸
製作:亀山千広
企画:大多亮、関一由、尾越浩文
エグゼクティブプロデューサー:宅間秋史
プロデューサー:大賀文子、両沢和幸、三田美奈子、棚橋裕之
音楽:鴨宮諒
撮影:北山善弘
照明:赤津淳一
録音:渡辺敏博
美術:荒川淳彦
助監督:谷口正行
製作担当:森太郎
プロデューサー補:多治見薫
製作:フジテレビポニーキャニオン
製作協力:ダブルス
配給:東宝

キャスト

朝倉いずみ:観月ありさ
尾崎翔子:松下由樹
赤木まどか:神田うの
高杉健太郎:藤木直人
浜野雄一:石原良純
上原真弓:国分佐智子
水島龍太郎:岡田浩暉
大島冴子:伊藤かずえ
根本雅子:吉行和子
矢口俊子:根岸季枝
沖田総一郎:原田龍二
熊野:蟹江敬三

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