プリティ・プリンセス
原題:THE Princess Diaries
内気な女の子がある日突然〈プリンセス〉−−− 彼女を変えるのはシンデレラ・マジック?それとも恋の呪文?
2001年8月3日より全米初公開
2001年/アメリカ/カラー/ビスタサイズ/115分/DTS / Dolby Digital / SDDS 日本語版字幕:細川直子/ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ提供/ 配給:ブエナビスタインターナショナル(ジャパン)
2005年07月20日よりDVDリリース 2005年03月18日より2005年5月20日までの限定DVDリリース 2003年06月20日よりDVDリリース 2002年8月21日よりビデオ&DVD発売 2002年2月4日より日比谷スカラ座2ほか全国東宝洋画系にて公開 2002年1月26日より正月第2弾より日比谷みゆき座ほか全国東宝洋画系にて公開
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公開初日 2002/01/26
配給会社名 0069
公開日メモ 「プリティ・ウーマン」「プリティ・ブライド」のマーシャン監督が贈る21世紀のシンデレラ・ストーリー。
解説
「プリティウーマン」「プリティ・ブライド」で世界中の女性のハートをつかんだゲーリー・マーシャル監督が贈る、《プリティ》シリーズ第3弾—-「プリティ・プリンセス」。サンフランシスコを舞台に、ある日突然《プリンセス》になってしまった女の子の切ない恋を描いた、感動のロマンチック・ラブストーリーが誕生した。全米では超大作がひしめく2001年サマーシーズン唯一の女性映画として、興収1億ドルを超えるビッグ・ヒットを記録。多くの女性の共感を得たこの《21世紀のシンデレラ・ストーリー》は、長期間に渡り興行収入トップ10に留まり続け、早くも続編の企画が進行中である。
“もしも私がプリンセスだったら”・・・それは、女性だったら幼い頃に誰でも一度は見る夢。
ところが、サンフランシスコに住むヒロインのミア・サーモポリスの場合、叶わぬはずの夢がある日突然に叶ってしまったことから、大騒動が巻き起こる。実は彼女は、ヨーロッパにあるジェノヴィア国の王女だったのだ!おとぎ話ならばハッピーエンドなのだが、現実はそうはいかない。なにしろミアときたら、全くサエない女の子。ルックスもパッとしないし、極度のあがり性で、内気すぎて恋をしたこともなくて・・・そんなコンプレックスだらけの彼女にとっては、王位継承権などプレッシャーのなにものでもないのだ。やがて、祖母であるジェノヴィア国女王の願いで、ミアのプリンセス教育が始まった。ビューティー・エキスパートの手により見違えるように美しく変身したものの、王室マナーのレッスンではドジばかりで、祖母の期待を裏切ることに…。だが、ミアの憂鬱をよそに、プリンセスになったことで周囲の態度はガラリと変わり、今まで冷たかった憧れの男性までミアに優しくなる。「ジェノヴィア国プリンセスとしてではなく、素顔の私を見て欲しいのに…」だが、プリンセスにとって一番難しいのは、本当の自分をわかってくれる人と《普通の恋》をすることだった…。
「プリティウーマン」の大ヒットで、無名の新人女優だったジュリア・ロバーツをトップスターに育て上げたゲーリー・マーシャル監督。その彼が選んだ新しいシンデレラは、数千名の若手女優の中から大抜擢された新人アン・ハサウェイ。ピュアでフレッシュな魅力と、10代とは思えぬ繊細な演技力で、ヒロインのミアが素晴らしい女性に変身していく姿を好演。
その輝きは、ポスト〈ジュリア・ロバーツ〉として全米で大きな注目を集めている。
ミアの祖母であり、グレース・ケリーをイメージさせるジェノヴィア国のクラリス女王に扮するのは、大スターのジュリー・アンドリュース。当たり役の「メリーポピンズ」以来のディズニー映画への復帰を果たし、気品ある演技を見せてくれる。女王の右腕でありアンの護衛役となるジェノヴィア国保安局長ジョーには、「プリティ・ウーマン」のホテル支配人役などゲーリー・マーシャル監督のトレード・マークとも言える、名優ヘクター・エリゾント。加えて、ミアのユニークな親友リリー役を「ウエルカム・ドールハウス」で注目されたヘザー・マタラーゾが演じるほか、リリーの兄マイケル役を「ヴァージン・スーサイズ」のロバート・シュワルツマン、ミアの母親役を「シンドラーのリスト」のキャロライン・グッドール、そしてミアの同級生ラナ役を全米ティーンの間で大人気のシンガー、マンディ・ムーアが演じるなど、多彩なスターが脇を固めている。撮影監督は、「インデペンデンス・デイ」のカール・ウォルター・リンデンローブ。音楽は「ラマになった王様」「スパイキッズ」など近年目覚ましい活躍を続けるジョン・デブニー。晩餐会や舞踏会でミアたちが着こなす優雅な衣装は、「リプリー」でアカデミー賞候補にもなったデイリー・ジョーンズのデザイン。気品溢れる美しい衣装の数々は、女性たちのため息を誘うだろう。
「プリティ・プリンセス」のプロデュースには、音楽界のスーパースター、ホイットニー・ヒユーストンが参加している。自らの力で人生を切り拓いてきた彼女の言葉に、この映画が多くの女性の共感を呼んだ秘密が隠されている。「プリンセスらしさとは、〈生まれ〉ではなく〈心〉の問題。大切なのは、自分自身をどれだけ好きになれるかです」−−それは、21世紀の迷えるシンデレラたちへのメッセージ。本当の自分を心から愛することができれば、誰でも素敵なプリンセスになれる。そしてその時、誰かがきっとあなたの《ガラスの靴》を見つけるだろう…。
ストーリー
内気な女の子がある日突然〈プリンセス〉−−−
彼女を変えるのはシンデレラ・マジック?それとも恋の呪文?
アメリカで最もロマンチックな街、サンフ
ランシスコ。ゴールデンゲート・ブリッジを見下ろす丘の上で、高校生のミアは芸術家の母とネコのルーイと暮らしていた。
もっとも、ミアの毎日はロマンチックには程遠い。極端に内気でドジなため、親友で毒舌家のリリーと、その兄のマイケル以外とはまともに話も出来ない。クラスメートにとってのミアは物笑いの種で、憧れのジョシュに思いを打ち明けることもできない。
そんなミアに、思いがけない知らせが届く。一度も会ったことのない父方の祖母クラリスが、ヨーロッパからミアに会いに来るというのだ。両親はミアが赤ちゃんのときに離婚。父はそれ以来、誕生日のプレゼントと愛のこもった手紙を欠かさずに送ってくれたが、先月事故で急逝してしまった。父への想いを胸に祖母を訪ねるミア。だが、なぜかそこはジェノヴィア国の領事館だった。
なんと、祖母はジェノヴィア国の女王陛下だったのだ。そして、ミアは−−「あなたはジェノヴィアのプリンセス、アメーリア・ミニョネット・サーモポリス・レナルディです」祖母の言葉にとまどうミア。アメリカ留学中に母と恋に落ちた父は学生結婚をしたが、兄の死によって王位継承者となり、妻とミアを愛しながらもジェノヴィアに戻ったのだ。女王はさらに驚くことをミアに告げた。「息子亡き今、あなたは唯一の王位継承者。つまり未来の女王なのです」突然に一国の運命を背負うことになり、パニック状態のミア。目立つことが大嫌いな彼女は、王位継承権を放棄しようとするが、亡き父への想いから女王の提案を受け入れる。それは、3週間後に行われる舞踏会までに極秘でプリンセス教育を受け、その上で、ミア自身が自分の将来を決断をすればいいというものだった。
こうして、ミアを本物のプリンセスにするためのロイヤル・レッスンが始まった。最初は外見かう。腕利きビューティー・エキスパートの手により、メガネをコンタクトに、ボサボサの髪をストレートに伸ばし、のび放題のまゆ毛をカットしてメイクを施されたミアは、まるで別人のように美しく変身する。これに気分を良くした女王自ら、ロイヤルファミリーらしい身のこなしや、挨拶の仕方を手取り足取り教えるが、何ごともドジなミアは、なかなか優雅に振る舞えない。ダンスのレッスンも同様で、女王は頭を抱えてしまう。落ち込むミアを、女王の片腕で保安局長の責任者のジョーが励ましてくれた。
日々美しくなっていくミアの変化に、親友リリーが気づかぬはずはない。過激なフェミニストのリリーが真相を知った時の反応を心配していたが、意外にも彼女は大喜びをする。「普通の高校生に世界は変えられないけど、プリンセスになれば出来るのよ!ミア、プリンセスになりなさい!」そう、確かにプリンセスは窮屈で責任も重いが、社会に大きな影響も与えられるのだ。徐々にロイヤル・ファミリーの自覚が芽生えた始めたミアに、女王は語る。「あなたに似た人を知っています。不安でいっぱいだった昔の私よ。でも、あなたなら大丈夫」二人は祖母と孫としても、絆を深めていく。
ある朝学校に行くと、大勢のマスコミが押し掛けてくる。ミアがジェノヴィアの王女だということが・バレてしまったのだ! その日から、何もかもが一変してしまう。学校の誰もが親友顔をし、どこに行ってもパパラッチが追ってくる。が、嫌なことばかりではなかった。憧れのジョシュが、週末のビーチ・パーティーに誘ってくれたのだ。「片足が浮くような、素敵なキスをするの」とすっかり浮かれるミア。ところが、ジョシュがミアに接近したのは、有名になりたいためだった。
彼の魂胆を知ったミアは深く傷つき、プリンセスでいる限り、普通の恋愛などできないのだと絶望する。「プリンセスなんかになりたくない。私はただ、本当の自分を愛してくれる人と、普通の恋をしたいだけなの」そんな彼女を暖かく見守るリリーの兄マイケルの存在に、彼女はまだ気づいていなかった。
ミアの将来を決定する舞踏会の日ジェノヴィア国の運命をとるのか、それとも女の子としての普通の幸せをとるのか、ミアの心は揺れる。だが、自分自身と真剣に向かい合うその姿には、以前のコンプレックスだらけの彼女にはない輝きがあった。果して、彼女の選んだ道は…?
スタッフ
監督:ゲーリー・マーシャル
脚本:ジーナ・ウェンドコス
製作:ホイットニー・ヒューストン、デブラ・マーチィン・チェイス、マリオ・イスコヴィッチ
原作:メグ・キャボット
撮影:カールウォルター・リンデンローブ
プロダクション・デザイン:マイン・バーク
編集:ブルース・グリーン
衣装デザイン:デイリー・ジョーンズ
音楽:ジョン・デブニー
キャスト
クラリス・レナルディ女王:ジュリー・アンドリュース
ミア・サーモポリス:アン・ハサウェイ
ジョー:ヘクター・エリゾンド
リリー・モスコヴィッツ:ヘザー・マタラーゾ
ラナ・トーマス:マンディ・ムーア
ヘレン(ミアの母):キャロライン・グッドール
マイケル・モスコヴィッツ:ロバート・シュワルツマン
ジョシュ・ブライアント:エリック・フォン・デッテン
シャーロット・キャサウェイ:キャサリン・マーシャル
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