原題:BLUE TOWER

ひきこもり青年の孤独と葛藤、衝撃の新感覚青春映画

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2001年/日本/146分/カラー/35mm/ドルビーSR 配給:アルゴピクチャーズ

2004年7月24日よりシネマアートン下北沢にてロードショー 2001年8月13日〜15日まで俳優座劇場にて公開

公開初日 2001/08/13

公開終了日 2001/08/15

配給会社名 0245

公開日メモ ひきこもり青年の孤独と葛藤、衝撃の新感覚青春映画

解説


運河と化学工場のある街で、19歳の青年・透は、マッサージの仕事をする母親と二人暮らしをしている。
少年の頃、森の渓谷で、崖からの転落事故が原因で、最愛の妹・小夜子を失った透は、今も妹を助けられなかった呵責に苦しむ。
心の傷を抱えた透のナイーヴで繊細な心を、理解できない母。
母もまた、娘を喪失し、夫と離婚し、残されたただ一人の家族である息子との心の交流すら出来ずにいる。
そんな母の無言の圧力に押しつぶされるように、透は自分の部屋に「鍵」をかけて、昼夜逆転の、孤独な「ひきこもり」の生活を送り続けている。
母をも含め、他者との接触を一切、断ち、食事も自分だけの部屋でとる。
他者の侵入を拒み、いつ果てるとも知れない、終わりのない日常、希望のない日々を生きる閉塞感を、「翼の記録」と題されたノートに記録する。
「答」の出ない問いかけを、延々と記録し、自分だけの世界に没入していく透。

ある冬の夜、透は無人の運河で、倒れていた少女を救出する。
少女もまた、家庭や学校に自分の居場所を見つけられず、性を売りにすることでかろうじて生きる実感を得ていた。
少女の持つ、「深い傷」を知ってしまった透。
そんな青年と少女、ふたつの魂が、真冬の運河で交錯する……

ストーリー

スタッフ

監督・脚本・編集:坂口香津美
撮影:長谷川 貴士
録音:野口 昌利
照明:舞草 剛
音楽:中村 佑介、山下博文
美術:清水 大輝
音響監督:山下 博文
プロデューサー:落合篤子
製作:SUPERSAURUS
配給:アルゴピクチャーズ

キャスト

透:中村佑介
母・昌子:さわ雅子
少女・緑:前沢美沙

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