大切な人がいれば、どんな夢だって挑んでいける…。 6週間で人生変えられんだよ、やるっきゃないじゃん。

1999年/日本/カラー/ 配給:アースライズ

2004年01月23日よりDVDリリース 2004年01月09日よりビデオレンタル開始 2002年1月下旬より大阪・心斎橋パラダイスシネマ、名古屋ピカデリーほか全国順次ロードショー 2001年12月1日(土)より新宿東映パラス3にてロードショー

公開初日 2001/12/01

公開終了日 2001/12/21

配給会社名 0098

公開日メモ テーマは”夢”。夢を叶えるために自分は何が出来るか、何が足りなくて何を捨てるべきか。青くて苦い、しかしながら永遠に繰り返されるこの命題に挑む若者達を、日米合作映画オーディションをステージとして描くストーリー。

解説




プライヴェートモーメント(private moment)
・・・演技レッスンの一方法。自分の大切な人のために限られた時間(2分間)で何かを作る。今、大切な人が必要としているというシチュエーションを自分で設定し、その人を助けるために役立つ物を作る。現実にあったエピソードや自分にとって本当に大切な人を使うことにより「真剣なフリ」ではなく、本当に本気になれる瞬間を見つけるためのカリキュラムである。

1997年、多数の映画賞を受賞した『バウンスkoGALS』の第2弾企画作品となる『6週間 プライヴェートモーメント』。
 テーマは”夢”。夢を叶えるために自分は何が出来るか、何が足りなくて何を捨てるべきか。青くて苦い、しかしながら永遠に繰り返されるこの命題に挑む若者達を、日米合作映画オーディションをステージとして描くストーリー。
 主演には新山千春。相手役にこれが本格的デビューとなる島田達樹。ほかに映画『BUGS』につぐ出演が期待される井上碧。
 監督は塩屋俊、初監督作品に自身のホームグランドでアクターズクリニックを舞台に選んだ挑戦作。撮影監督には、『バウンスkoGALS』で撮影賞を受賞した阪本善尚を配し、若い役者達の”リアルな現象”を捉えている。
 若い疾走感にあふれたこのストーリーは、自分の夢に誠実に向き合う人達に勇気を与える作品だ。

ストーリー





日米合作映画の主役を選ぶオ一ディションが開催される。期間は6週間。週に一度の演技トレーニングを通して選抜を行い、男女各1名が選ばれる。オーディションにはバラエティーで活躍するアイドルの結城あきら(新山干春)が来ていた。園芸店で働く売れない俳優の沢田隼也(島田達樹)、父の命じるままに警察官になった大杉正義(向井智紀)、両親に内緒で応募した女子高生の小椋美緒(井上碧)、高校を中退し街でドラッグ売りをしている高木哲郎(大塚朝之)、演技に自信があるのに芝居のある役が取れない女優の森下なつ希(多崎オリエ)。すでにプロとして仕事をしている者から初めて演技をする者まで、30名の若者がチャンスを掴むために集まった。オーディションは毎週、人数が絞られていく。

「6週間で人生変えられんだよ、やるっきゃないじゃん」

キャスティングディレクターの早川(塩屋俊)は、あきらに折り紙を折らせる。1分間でいくつ折れるか。こんなことやったからって芝居うまくなれるのかよ、戸惑う参加者たち。「君のお母さんが病気になった。君はお母さんが手術室に入る前にその折り紙を10個折って見せてあげたい。それが君がお母さんにしてあげられる最後の作業かもしれない。病院のべッドにいるお母さんを想像できるか?」見守る参加者達。真剣に折り紙を折るあきらノ姿に参加者達も初めて早川の示す方向を感じられた。

「大切な人のために追いつめられれば誰だって本気になれる」

あきらはバラエティーの仕事に追われて練習も出来ないままオーディションに来ている。それを早川に指摘されて落ち込むあきら。帰り道、隼也はあきらが乗る電車をスケートポードで追いかける。あきらは思わず笑顔になる。なつ希と哲郎はペアを組んだことがきっかけでつき合うようになる。「俺達、二人で受かっちゃったらスゴイと思わない?」。
4週目、人数は10人に絞られる。隼也をライバル視する哲郎は練習を拒否してオーディションに臨む。二人の芝居は殴り合いになり「相手を使っていない」と早川に叱責される。大杉は父親のために胸像を作る。次第に父への恨みが溢れてきて、胸像を叩きつぶす。自分の作業を放り出して大杉を止める隼也。早川は自分の本当の感情を使って演技をするためには、自分と向かい合う勇気が必要だと語る。
オーディションのあと、隼也、あきら、美緒、哲郎、なつ希は大杉を誘い、閉園した遊園地に忍び込む。オディションのことを忘れてはしゃぐ6人。初めて見る無防備なあきらの笑顔に惹かれる隼也。

「また来週」「それっておまじないみたいだね」

毎週、落とされるかも知れないという怖さと、夢に近づく喜びが交錯する。全員がライバルであり、同じ試練に挑んでいる仲間である。しかしオーディションを揺るがすスキャンダルが発覚した。

「オーディションやめるくらいなら、わたし事務所やめます」

スタッフ

エグゼクティブプロデューサー:飯田久彦、鈴木正勝
プロデューサー:佐藤直行、岡田和則
監督:塩屋俊
脚本:木更明子、矢城潤一、塩屋俊
撮影監督:阪本善尚
音楽:Dragon Ash、神津裕之
スクリプター:中田秀子
助監督:中西健二
宣伝プロデューサー:植田繁
製作:ビクターエンタテイメント、ホリプロ
企画:アクターズクリニック、ホリプロ
企画協力:リク・コーポレーション、ウィル・ドゥ
制作協力:日本映画新社
制作:ホリプロ
配給:アースライズ

キャスト

結城あきら:新山千春
沢田隼也:島田達樹
大杉正義:向井智紀
小椋美緒:井上碧
高木哲郎:大塚朝之
森下なつ希:多崎オリエ
早川:塩屋俊
俵光吉:下條正巳

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http://www.page.sannet.ne.jp/arlette/chiharu/pri.htm
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