シックス・エンジェルズ
原題:6Angels
破壊天使降臨! 21世紀、核実験場跡に造られた広大で地獄のような 刑務所に迷い込んでしまった少女達の脱出劇
東京国際ファンタスティック映画祭2001にて一部プレミア上映予定::http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/
2002年/日本/カラー/95min/スタンダードサイズ/ドルビーNR/ 制作:エイティーワン・エンタテインメント 製作:株式会社ジェイペックシステム 配給:グルーヴコーポレーション
2002年08月25日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年7月6日よりテアトル池袋にてロードショー公開(DLP上映) 2001年12月〜1月まで@nifty ANIMEFANにてインターネットロードショー公開
(C)2002 GROOVE YASUSH AKIMOTO
公開初日 2002/07/06
公開終了日 2002/08/02
配給会社名 0031
公開日メモ 21世紀、核実験場跡に造られた広大で地獄のような刑務所に迷い込んでしまった少女達の脱出劇
解説
5人の美少女で編成される特殊部隊が、偶然から正体不明の闘いに巻きこまれ、傷つきながらも敵にひるむことなく向かっていく…というと、まるでハリウッドの娯楽アクショイン大作映画のようだが、これをアニメーションで、アクション巨編に作り上げたのが劇場用作品『シックス・エンジェルズ』だ。
舞台は近未来。出てくる武器、銃器、航空機、その他さまざまなかジェット類は・見たことあるようでまったく見たことのない創造的なデザインになっている。それらすべてをコーディネイトし、世界観を作り上げたのは、本編の総監督も務める小林誠だ。小林は『機動戦士Zガンダム』と『機動戦士ガンダムZZ』のメカニックデザイン(コンセプトデザイン含む)や・『ジヤイアントロボ THE ANIMATION〜地球が静止する日』ではメカニックデザインだけでなく、世界観をあらわすイメージボードなども手掛ける、稀代のビジュアルクリエイターである。またその腕は平面世界だけにとどまらず、立体(3D)世界でも発揮される。前述の『ガンダムZZ』などでは、デザイン決定に難航していた主役メカを、デザインと同時に変形する立体物を製作し、スポンサーを納得させてしまったという。また、模型雑誌『電撃ホビーマガジン』では、自身のプロデュースによる、独自のガンダムワールド『ソロモンエクスプレス』を不定期連載している。小林の独自の確固たる世界観は、原作と監督を務めたOVA『ドラゴンズヘブン』(88)や、本作『シックス・エンジェルズ』でも、如何なく発揮されている。
画面を激しく動き回る魅力的なキャラクターは、『天使になるもんっ!』で美少女キャラクターデザインで多くのファンを魅了した加藤裕美があたっている。ゴツイ銃を手に戦う可憐な美少女と、狂気をはらんだ敵キャラクターとの融合は、本作がいわゆるベタな美少女モノではない証拠だとも言える。
シリーズ構成・脚本には、『神八剣伝』や『太陽の勇者ファイバード』『伝説の勇者ダコガーン』『電光超人グリッドマン』など、多方面で活躍中の平野靖士があたっている。シリーズ構成というのは、『シックス・エンジェルズ』の本編は、さながら連続ドラマのようにいくつかのパートの中でストーリーが展開し、ラストに一気にたたみかけるようにエンディングへ突入していく、そんな一瞬たりとも目が離せない、スリリングなシナリオを目指したことに所以する。エピソードごとにサブタイトルが入るが、こうすることによって、連続モノのような起承転結が繰り替えす構成になり、約1時間半の劇場作品に留まらない、世界観全体の広がりが生まれている。
声の出演は、『ガード・オブ・ローズ』のリーダー、マキ・アオバ役に『GTO』のヒロインなどの折笠富美子他、『闇の末商』の黒崎密役の浅野まゆみ、『コレクター・ユイ』の根谷美智子、岡村明美、白鳥由里、間宮くるみと実力派、魅力的な女性声優陣が参加。この壮大なスケールの闘いのドラマを支える。
『シックス・エンジェルズ』——圧倒的なスケール感で、全く新しい闘う美少女たちのドラマが、今我々の前に誕生する…!
ストーリー
西暦2026年。荒廃した地球にあってなお、人類は資源を採掘し、国という“力”に寄りかかり生き延びていた……。
12月23日。マキ・アオバをチームリーダーとする女性だけで構成された民間警備会社「ガード・オブ・ローズ」は、ヘリコプターでの定期警備飛行の最中、突然ミサイル攻撃に巻き込まれる。
それは、空からのアメリカ軍戦闘ヘリからの攻撃。そして地上からの攻撃は、凶悪犯罪者を収容した巨大地下刑務所「最終服役施設 ネオ・パガトリー」の地対空ミサイルだった!
なぜ刑務所と米軍が!?一体何が起こっているのか?そんな疑問を挟む余地もなく、被弾しネオ・パガトリーのまっただなかに墜落するガード・オブ・ローズのヘリ。そこでは戦力で米軍を駆逐する囚人たちがいた。通信は妨害され、ここの出来事はまったく外界へは届かず、救出隊もあらわれない。米軍に手を貸し、囚人を蹴散らして行く「ガード・オブ・ローズ」の4人のメンバー。そう、彼女たちは警備会社といいつつも、その本質は「不当な暴力からすべての女性を守ること」を主目的とする特殊部隊なのだ。
同時刻。アメリカ・ホワイトハウスではある密約が交わされ、ネオ・パガトリーは、ドン・キャニオンと名乗る謎の男の支配下に置かれる。そして情勢不安の中、彼は全世界に対して宣戦を布告する。何の為に?目的は何なのか?!情勢の見えないの米国大統領への不信感が世界中に漂う中、謎の男ドン・キャニオンから出された解放への条件、そしてその交渉の切り札として、彼は核爆弾の使用をちらつかせる。
事態を重く見た世界各国首脳は、衛星軌道上からの核ミサイル攻撃でネオ・パガトリーを繊滅する作戦を決意する。だが、米国と冷戦状態にあった新ソビエトは独断専行を画策、新ソビエトの特殊攻撃部隊はネオ・パガトリーに抜け駆け攻撃を仕掛けた。
外では戦闘が繰りかえす一方、囚人の追撃を避け、協力者の手を借りて刑務所最深部に避難したマキたち「ガード・オブ・ローズ」。自ら達の脱出を試みる中、この混沌とした戦闘状態の地球を救わなければ、決意する。核ミサイル攻撃が地球を破壊してしまう、絶体絶命の危機。一見無謀と見える決意をした彼女たちは、「天使」と出会う。そして、それは紛れもなく翼を持った「天使」だった!
スタッフ
企画・原案・製作総指揮:秋元康
総監督・ビジュアルコンセプト・メカニックデザイン:小林誠
総演出:康村諒
シリーズ構成・脚本:平野靖士
キャラクターデザイン:加藤裕美
メカニック演出・作画監修:増尾昭一
音楽:天野正道
プロデューサー:千葉博己
制作:エイティーワン・エンタテインメント
キャスト
マキ・アオバ:折笠富美子
ナオミ・ジョーンズ:根谷美智子
ドリス・ニコラス:岡村明美
マリリン・モロウ:浅野まゆみ
キャサリン・ホーク:白鳥由里
リンク:間宮くるみ
ギーガ:銀河万丈
ドン・キャニオン:渡部猛
エド・キャニオン:梅津秀行
J・C:石田彰
マイク:成田剣
テリー・キャニオン:緒方文興
アキラ・キャニオン:阪口大助
米大統領:長克己
新ソ連首相:北川勝博
テレシコワ:野田順子
天使:川村万梨阿
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