原題:The Price of Milk

愛に効く、ミルクのセラピーを知ってます? ある男と女、そして117頭の牛たち

東京国際ファンタスティック映画祭2001出展作品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/

2000年/ニュージーランド/カラー/35mm/87分 提供:グルーヴコーポレーション/ビュー企画/巴里映画  配給:巴里映画

2002年11月08日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年2月16日より渋谷シネマ・ソサエティにてロードショー

公開初日 2002/02/16

配給会社名 0130

公開日メモ 『ミルクのお値段』は、マジックとハリー・シンクレアのトレードマークのユーモアがつまっているおとぎ話風のラブストーリーで、すべてニュージーランドの牧場を舞台にしている。「これは、監督特有の表現方法によるとても独創的な映画です。

解説


世界37カ国で公開され、本国ニュージーランドの賞を総なめし、賞金を獲得した映画『トップレス』の監督、ハリー・シンクレアとフィオナ・コップランドの製作の2作目にあたるのがこの『ミルクのお値段』だ。『ミルクのお値段』は、マジックとハリー・シンクレアのトレードマークのユーモアがつまっているおとぎ話風のラブストーリーで、すべてニュージーランドの牧場を舞台にしている。「これは、監督特有の表現方法によるとても独創的な映画です。」とコップランドは言う。「またこれは、すばらしい描写と叙情的な音楽で満ちた昔の叙事詩風の超ロマンティック・ラブストーリーです。しかし、いかように説明しても、この映画は、あなたが思いもよらない映画でしょう」
ダニエル・コーマック(『トップレス』)とカール・アーバン(『ザ・トゥルース・アバウト・デイモン』(原))が、ルシンダとロブを演じる。映画の始まりでは、ふたりは完壁に愛し合っている牧場のカップルだが、その先には、ねじれて行くしか道がない。
「私は、ほとんどのおとぎ話の結末であるハッピーエンドで、はじまるおとぎ話というアイデアが気に入ったんです」とシンクレアは言う。ほかのキャストは、ウィラ・オニール(『Scarfies』『トップレス』)とマイケル・ローレンス(『Came a HotFriday』)が、ルシンダとロプのそれぞれの親友であるドロソファラとバー二一を演じる。また、ランジ・モツが、ミステリアスで魔法のカを持ち、彼らの運命をコントロールするかのように影響を与える存在の老婆、アンティを演じる。
評価の高い撮影監督レオン・ナービーが、ワイドスクリーンに映し出す『ザ・プライス・オブ・ミルク』は、早いペースで進む都会をグランジスタイルで撮った『トップレス』からの新しい出発である。「この映画は、より映画的なスケールで、田舎の地形のリズムに結びつく。」とコップランドは言う。「これは時代に関係なく、美しい。そこには、モスクワ・シンフォニー・オーケストラの奏でるすばらしくロマンティックなサウンドトラックがある。とても新鮮で、あなたにとって良きものとなるでしょう」

ストーリー


美しい緑の谷間のある牧場に、愛し合うカップルが住んでいました。

ルシンダとロブと彼らの117頭の牛たち、そしてひきこもり犬一匹は、夢のような美しい地で、魔法にかけられたように幸せに暮らしていたのです。男は、イキイキとしていてミルクを作り、女は愛らしく美しくキラキラとしています。

しかし、幸せすぎるルシンダは、ふたりの幸せが、このまま永遠に続くのかどうかと、気になります。自分の親友のドロソファラにそそのかされた彼女は、ふたりの愛の“値段”を知ろうとして彼を試そうとします。すべてを台無しにしてしまうほどのいたずらをしかけたりして、彼を驚かせていきます。しかしこれこそが、彼女にしかけられた罠だったのです。
あっという間にルシンダは、親友ドロソファラにロブを奪われてしまいます。

そして、彼女はロブを永遠に失う前に、愛の魔法について学ばなければならないことを知るのでしたが

結婚を前にした幸せなルシンダに、愛の試練が見舞う。ふたりの仲に嫉妬する女友達、ふたりの愛を呪縛する、さまざまなできごと。
失いかけた愛を取り戻すための方法はひとつ…。
大人になってしまった人たちのためのおとぎ話のようなピュア100%の物語。

スタッフ

監督・脚本:ハリー・シンクレア
プロデューサー:フィオナ・コップランド
アソシェイト・プロデューサー:ジュリエット・ヴィバー
エグゼクティブ・プロデューサー:テイム・サンダー
撮影:レオン・ナービー
編集:クシュラ・ディロン
美術/衣裳:カーステイ・キヤメロン
音響デザイン:クリス・バート
演奏:モスクワ・シンフォニー・オーケストラ
指揮:バレリー・ポリャンスキー

キャスト

ルシンダ:ダニエル・コーマック
ロブ:カール・アーバン
ドロソファラ:ウイラ・オニール
バーニ一:マイケル・ローレンス
アンテイー:ランジ・モツ
甥たち:ローレンス・マコアレ、クリス・グラハム、レイ・ビショップ、トイ・イチ
ゴルファーズ:ボビー・タウ、リューク・ヒキ、マイケル・スウィニー、タフナ・ミニンニック
       ヒク・ミニンニック、カラカ・タウポ、ルイス・キング、ワイレレ・イチ

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