原題:MY GENERATION

2000年/アメリカ/カラー/104分/ヴィスタサイズ/35mm/ドルビーステレオ/ 日本語字幕:風間綾平/ 協力:アットエンタテインメント株式会社/ 配給:ギャガ・コミュニケーションズ

2002年5月10日DVD発売/2002年5月10日ビデオ発売&レンタル開始 2001年9月29日(土)よりシネセゾン渋谷にてレイトロードショー

(C)Cabin Creek Films 2000

公開初日 2001/09/29

配給会社名 0025

解説


30年間に3回開催された20世紀サブカルチャー史上最大かつ神話化された音楽イベント、「ウッドストック」。それぞれの「ウッドストック」はそれぞれの世代にどんな意味をもっていたのか?
本作は、1994年の「ウッドストック」の全体像を中心に描きながら、1969年、1994年、1999年の3回の「ウッドストック」のフッテージや出演アーチスト達、舞台裏のスタッフや観客のインタビュー等、貴重な映像満載で「ウッドストック」をあらゆる角度から解きあかしている特別なドキュメンタリーフィルムである。監督は70年代よりアメリカのさまざまな社会現象を描き続け、「Harlan County」(76)、「American Dream」(90)で2度のアカデミー受賞歴の他、映画・TVにおける数々の賞を受賞するという栄誉に輝いているドキュメンタリー作家バーバラ・コップル。撮影にコップルのほとんどの作品を担当し「ワイルド・マン・ブルース」(97)でサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門撮影賞を受賞したトム・ハーウィッツを起用している。
1969年、N.Y州ベセルの丘で開催された初回「ウッドストック」は、40万人とも50万人ともいわれる若者がベトナム戦争への反抗精神で、“LOVE&PEACE”の掛け声のもとに自然発生的に集った、まさに「愛と平和」の祭典だった。1994年、1999年の「ウッドストック」は初回のプロデューサーのマイケル・ラングが25周年、30周年をそれぞれ祝おうと、多数のスポンサー企業を集い用意周到に企画し、観客もなかばお祭り気分で参加したいわば商業的イベントだったといえる。若者達は、はしゃいだ末に酔いつぶれ暴動に走り、もはやそこには1969年当時の思想的なものはかけらも存在していなかった。
1969年の伝説的な一大イベントから30年の時を経て、「ウッドストック」の20世紀における歴史的意義を検証し、3回のイベントを通して見られるアメリカ社会と若者の意識の変化を浮き彫りにしてみたい、というバーバラ・コップルの情熱が本作によって実現した。本作は単なる音楽ドキュメンタリーに留まらず、観るものの想像を遥かに越えた人間ドラマと現代アメリカの現実が描かれている。なお、本作は2001年フィラデルフィア国際映画祭でベストドキュメンタリー賞を受賞した。

ストーリー

スタッフ

製作総指揮:アラン・ニューマン、ジェフ・ローランド
製作:バーバラ・コップル
監督:バーバラ・コップル
編集:トーマス・ハネケ
撮影監督:トム・ハーウィッツ
サウンド:ピーター・ミラー、バーバラ・コップル
リサーチャー:スーザン・ライアン
2001年フィラデルフィア国際映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞作品
2000年トロント国際映画祭出品作品
2000年ヴェネチア国際映画祭出品作品
製作会社:
Cabin Creek Films
Mikado Films
Polygram Diversified Entertainment
Road Movies Filmproduktion
Schulberg Productions
Solaris

キャスト

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