原題:MEMNTO MORI

いつまでも忘れない。美しくて悲しい、私たちの記憶———。

第10回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭出品作品::http://l-gff.gender.ne.jp 2001年スラムダンス国際映画祭コダック・アワード撮影賞 第36回(2000年)百想芸術大賞新人監督賞(キム・テヨン、ミン・ギュドン)          女子新人演技賞(パク・イェジン、イ・ヨンジン、キム・ミンソン) 第20回(2000年)映画評論家協会賞新人女優賞(パク・イェジン、イ・ヨンジン、キム・ミンソン)

1999年/韓国/97分/カラー/1:1.85/ドルビーSRD 字幕翻訳:根本理恵/製作:シネ2000 プロダクション 提供:オンリー・ハーツ、ACクリエイト、日本トラステック 配給:オンリー・ハーツ

2002年4月22日よりビデオ発売 2001年12月15日より新宿シネマ・カリテにて2002年お正月第一弾ロードショー!

公開初日 2001/12/15

配給会社名 0016

公開日メモ  女子高生同士の恋愛、交換日記、いじめ、自殺、教師との禁じられた関係、そして彼女たちがつくりだす怪談…。これらのモチーフをミックスさせ、少女期特有の揺れ動く心情をみずみずしく描き出した傑作が登場した。

解説




 女子高生同士の恋愛、交換日記、いじめ、自殺、教師との禁じられた関係、そして彼女たちがつくりだす怪談…。これらのモチーフをミックスさせ、少女期特有の揺れ動く心情をみずみずしく描き出した傑作が登場した。
 監督・脚本は、これが長編デビュー作となるキム・テヨンとミン・ギュドンの二人。本作は、韓国で大ヒットした『女校怪談』(1998年/監督:パク・キヒョン)の第2弾として企画されたが、実際にはまったく関係のない映画となった。「怪談」よりも「女子高」を描くことに重点を置いた両監督は、「韓国で10代の女性として生きていくということはどういうことなのかを課題に、自然なドラマをつくりたかった。被害者として、あるいは教育を受ける側としてのみ描かれてきた10代を、現在進行形の活き活きとしたイメージで描いた。エネルギーにあふれ、明るく、自分の欲求をためらうことなくさらけ出し、教師と対等な人間関係をもつ存在として女子高生を位置づけたい」と語っている。今までの韓国映画では見られなかったリアルな女子高生の生態を表現するため調査を重ね、女子高の演劇部の生徒たちを映画づくりに参加させてシナリオを完成した。
 音楽は『八月のクリスマス』で注目されたチョ・ソンウが担当。印象的な美しいピアノの旋律で、見事に監督の要請に応えている。
 また、映画初出演となる3人の主演女優(パク・イェジン、イ・ヨンジン、キム・ミンソン)は、本作公開後大ブレイクし、その勢いが日本に上陸するのもそれほど先の話ではないだろう。

ストーリー




 女子高に通うミナ(キム・ミンソン)は、偶然学校の校庭で一冊の赤い日記帳を見つけた。それは、陸上部のシウン(イ・ヨンジン)と大人びた雰囲気を持った合唱部のヒョシン(パク・イェジン)の交換日記だった。そこには、二人の恋愛関係が克明に記されていた…。

 ———他の生徒たちからレズビアンだと噂され孤立するヒョシン。彼女にとってシウンとの関係は唯一の心の拠り所だった。しかし、他の生徒たちの前でヒョシンにキスされたシウンは、周りの目を気にしてヒョシンを避けるようになる。「やり直したい」と涙を流すヒョシンを冷たく振り切るシウン。そして———。

 ミナが日記を拾ったその日、ヒョシンが学校の屋上から投身自殺してしまう。日記を読んで二人の関係を驚きながらも理解していたミナは、残されたシウンのことが気になっていた。他の生徒たちがシウンを「恋人が死んだのに平気な顔をしてた」「シウンがヒョシンの死体のそばで髪の毛を手に握って立っていた」などと中傷するのを聞いて、ミナは「シウンは私といたわ」と思わず庇った。
 そして、日記を読み進めていたミナは「メメント・モリ(死を記憶しろ)」という言葉に突き当たる。やがて、ミナはヒョシンの幻にとりつかれてしまう。

 死んだヒョシンについて、生徒たちの間で様々な噂が飛び交っていた。中には「妊娠したから自殺した」というものまで…。実はシウンを愛する一方で、ヒョシンは男性の国語教師のコ(ペク・チョンハク)とも教師と生徒を越えた関係を持っていたのだ。生徒たちがそんな噂をしていると、学校内で次々と奇怪な現象が起こり始めた。

 ヒョシンの亡霊が現れ学校中がパニックになる中、日記を読みながら涙を流すシウン。ヒョシンが死んで初めて、自分が本当にヒョシンを愛していたことに気付いたのだ。

 シウンの涙と後悔がヒョシンの魂を浄化したのか、騒ぎは収まった。そしてミナの前で、シウンはヒョシンが飛び降りた屋上へと上っていくのだった…。

スタッフ

製作総指揮:イ・チュニョン
製作:オ・ギミン
監督・脚本:キム・テヨン、ミン・ギュドン
撮影:キム・ユンス
照明:チェ・ソンウォン
編集:キム・サンボム
音楽:チョ・ソンウ
録音:リュ・デヒョン
助監督:カン・イグァン
美術監督:イ・デフン

キャスト

ヒョシン:パク・イェジン
シウン:イ・ヨンジン
ミナ:キム・ミンソン
ヨナン:キム・ミンヒ
ジウォン:コン・ヒョジン
コ先生:ペク・チョンハク

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