人間に閉山はない・・・・。 ひとりひとりの中に炭鉱は生き続けている。

第6回長岡アジア映画祭 第6回SHINTOKU空想の森映画祭2001

2001年/日本/16mm/カラー/106分/ 配給:森の映画社

2001年11月3日よりBOX東中野にてロードショー

公開初日 2001/11/03

公開終了日 2001/11/16

配給会社名 0256

公開日メモ 二十世紀の炭鉱を生き抜いた人々のエネルギーが、マグマのように地中深く眠っていたのだ。二十世紀の人たちは、かくも骨太に、力強く生きた人間たちだったのか。かくも情け深く、悲しみを心に刻んで生きた人間たちだったのか。かくも楽しく、深く、人とつきあって生きてきた人間たちだったのか。この映画は二十世紀を生き抜いた人々へのラブストりーである。

解説


映画でどれだけ人を愛せるのか−。これがドキュメンタリーの永遠のテーマである。私たちがこの映画の撮影を始めた1995年。最盛期百五十を数えた北海道の炭鉱は2炭鉱を残すだけとなっていた。労働者・家族五十万人が炭鉱を離れたその後に、私たちは撮影を始めたのだった。
 ところが実際に歩き始めると、実にいろいろな人がいた。大夕張の居酒屋に、美唄の抗口跡に、上砂川のズリ山に、札幌のコンサート会場に、さらには遠く樺太(サハリン)に・・・。実にいろいろな所で炭鉱を深くかかえ持った人々と出会った。炭鉱を離れた人々の中にも、炭鉱は生き続けていた。
 二十世紀の炭鉱を生き抜いた人々のエネルギーが、マグマのように地中深く眠っていたのだ。二十世紀の人たちは、かくも骨太に、力強く生きた人間たちだったのか。かくも情け深く、悲しみを心に刻んで生きた人間たちだったのか。かくも楽しく、深く、人とつきあって生きてきた人間たちだったのか。この映画は二十世紀を生き抜いた人々へのラブストりーである。

ストーリー

スタッフ

監督:藤本幸久
撮影:小林茂
録音:久保田幸雄
音楽:あがた森魚
ナレーター:小林三四郎

キャスト

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